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闇の摩多羅神

感想・レビュー
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天乃かぐち。
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軽く書かれているが味わいは濃厚。
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Oltmk
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著者のフィールドワークと研究がエッセイ的文章によって描かれており軽く読める専門書となっているが、摩多羅神という現代において信仰が繋がっていない中世日本の神を書く事に筆者自身が苦労している事が窺えたり、何でその話をするのか?といった文章もあるため歴史学の断定的な内容を求める人間には噛み合わないものとなっている。ただ、摩多羅神とは何かを理解できる書籍にもなっているため内容自体は興味深いものとなっている。
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眉毛ごもら
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摩多羅神を初めて知ったのは姫神さまに願いをのヒロインが摩多羅神であったから。調べようにも本が無く月日が立ってしまったが本があるじゃん!となり購入。あんまり見ないのも納得の基本的に秘神であった。秦河勝の広隆寺の牛祭り奇祭とは知っていたがあの白仮面が摩多羅神だったり、猿楽の始祖神として祀られていたとか、比叡山、赤山禅院など台密との接点が多いこと。家康と繋がりがあり東照宮にも祀られているのは知っていたがまさかのソハヤノツルキが伝説詳細+写真付きで紹介されて思わぬ出会いに感激。摩多羅神のお導きだと思った。ラッキー
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ますりん
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25年くらい前、岩手県平泉にある毛越寺の常行堂の説明看板にあった秘仏摩多羅神の記載をずっと気にかけていたまま月日が流れ。やっとこういう本を見つけた。 天台宗や真言宗の密教系の念仏堂の後戸に秘された荒ぶる神から、秦氏を代表する大陸からの技能者集団との繋がりのある猿楽能の始祖としての神と、立川流で有名な玄旨帰命壇の本尊としての神、そして徳川家と天海を巡る東照宮三所権現のひとつとしての神。 多様な分岐。 ながらく引っかかっていたトゲが抜けた気分。
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ゆきこ
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摩多羅神とは一体どんな神様なのかを総合的にまとめて考察されている一冊。コバルト文庫の「姫神様に願いを」が大好きなのでとてもおもしろく読むことができました。まだまだ謎な部分も多く、とても不思議で秘密めていて奥深~い神様だなぁと思いました。強引なこじつけのような部分がいくつかあって、そこは少し微妙でした。
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水菜
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東方Projectファンの方々の間で人気の本らしいと小耳に挟み読んでみました。 私自身は東方の知識ゼロなのですが、摩多羅隠岐奈というキャラクターが出てくるそう。 秦氏や猿楽や能楽、東照宮など、今まで頭の中でぼんやりとあるだけだった単語がこの本を読むことで立体的に感じられました。 地元奈良県の談山神社や春日大社に関する記述もあり、興味深く読みました。
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アル
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核心と周辺を交互に埋めていくような章立て。 旧版は約9年前のため時代を感じさせる記述があったり、個々の論考には疑問を感じる箇所もあるが、興味深い指摘も数多い。 「おわりに」の章で指摘されていた、摩多羅神が常に特定集団のための神で普遍的な信仰を持たず、信仰する集団の消滅に伴って信仰も急激に失われてしまった、という指摘が印象深かった。
アル

以前読んだ『異神』https://bookmeter.com/books/40814 とは相互補完的にも読める。 秦河勝伝説や翁面との関係、東照三所権現としての内容は本書が詳しく、玄旨帰命壇灌頂、修正会の詳細は『異神』に詳しい。 当然、相互に重なる部分も多いので、比較してみるのも面白そう。

01/04 21:47
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