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ヒトごろし

感想・レビュー
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椎茸
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新選組や幕末に関する知識はほぼゼロ。土方歳三はゴールデンカムイしか知らないし、沖田総司は牧瀬里穂しか知らない(古いw) フィクションと史実をベースにしたフィクションの違いは登場人物の多さで、大政奉還前後から歴史の教科書を読んでるようでわりとうんざりした。面白かったのは、土方歳三のやたら理屈っぽい思考だったり、お涼との関係だったり、京極味付けと思われる部分。他の小説では土方がどう描かれてるのかちょっと気になったが、きっとまるっきり違うんだろうなと想像するに留めておく。
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ララ♂
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読了
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もかすけ
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投げ槍とも思える時があれば、妙に理屈っぽいところもあり、土方の2面性が面白かった。 龍馬と会っていたらどうなっていたかな。 龍馬の妻も「りょう」だったな。
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横溝ルパン
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予備知識なしで読み始めたので、土方歳三を描いた物語だったことに驚きました。しかも土方が、人殺しが許される組織として新選組を設立するというヒトでなしぶり! その他にも、ただ殺したいだけの沖田、ごろつき扱いの坂本龍馬、アホばかりの武士たちなどなど、既存の幕末をテーマにした作品とは一線を画していて面白かったです。 物語の終盤で、抑止力としての武器は、それで相手が降伏しないなら意味がないと指摘されていたのは、深く納得できました。武器がダメなら、別の方法を考えるのが、下々の上に載っているたちの役目ですよね。
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マナベ
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短いが、他では見られない土方歳三と勝海舟の会話が印象に残った。
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fujimi243
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ネタバレ再読。以前よりは新選組についての知識が増えたので、読みやすくなった。ヒトごろしとして生きて、むかなしい戦いの中死んでいった土方歳三。涼との絡みがもっとあればよかったな。
fujimi243

むかなしいってなんだ、むなしいでした。

09/20 17:04
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アヴィ
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幕末のその時代ですら時代遅れの人斬り集団と揶揄されていたという新選組。その新選組にあって鬼の副長、ヒトを殺すことをなんとも思わない冷血漢、そして京の女達をざわつかせたイケメン振り、あまりにキャラが立ち過ぎている土方歳三、彼の半生を描いた大著。謎多き志士沖田総司を失い、近藤勇は芯棒が折れたようにあっさりと捕縛され斬首された。それでも北に向かい戦い続けた土方の生き方を、作者ならではの冷徹な文体で描ききった本作こそ、大量に存在する新選組文学の到達点かもしれません
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お人形
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ネタバレ土方歳三の凄まじい生涯を一人称で描いた作品。長かった~(笑) 流石、京極さんは描写が見事ですね。複数人の足音が揃っているのを聴いて駕籠だと推理するシーンとかリアリティを感じます。
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ぽっぷん
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ネタバレ図書館本 誰とも馴れ合わない土方歳三彼の研ぎ澄まされた目には誰もがのほほんと生きているように見えていたのだろう 人を斬るために策を弄し罠に嵌めそして斬る、悪魔の様な男でも読んでいて嫌悪感を抱かないのは新撰組鬼の副長土方歳三のイメージ通りだからか?ただずっと女っ気なしできたのだからラストにおりょうを絡めなくてもよかったのではと思った
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sava
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ネタバレ久しぶりに京極夏彦を読むかなと決めた一冊、これが厚みが成長していて中辞典か大辞典かという、握力腕力増強アイテムに。初っ端50頁ほどを何度か読み重ねた末にようよう勢いがついて入り込めたものの、めくれどもめくれども、で、読み終われてまずはホッとしました。タイトルそのまま、ヒト殺しの話、むしろヒトでなし、あるいは当人心内の表現そのままに人外つまりその時代その世間の枠外から語り直した時代劇。ずらした始点は揺るぎなく、理屈を重ねて知られた話の見え方をくるりと裏返したり捻ったりする手口がこの作家らしさ、なんだろうな。
sava

2月中に読み終わる皮算用だったのです。予定はあくまで予定でした。勝海舟がよかったなぁ。

03/02 11:50
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にしの
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ネタバレ長かっ…た…久しぶりの京極夏彦はやっぱり理屈っぽい。生来のヒトごろしの土方歳三こそが、人の命の価値と殺人の罪の重さを誰よりも理解し、策と才覚で命懸けで生きていたという構造が面白い。あまりに個人主義的で現代的な感覚の歳三像。侍は莫迦だ、武士道は莫迦の道だ。と書き切られている。戦に殺されるよりは、名前のある俺に殺される方が少しはマシだろう。そんなに死にたいというのなら、俺に殺されろ。箱館戦争の惨敗の中駆ける彼の想いは、人外の筈なのにあまりにも人間的で悲痛だ。勝海舟めっちゃかっこよかった。近藤さんも良い男。
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ヤジ
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さすがに長編でした1000ページ以上は3部くらいに分けて欲しいですね。土方歳三の物語ですが新撰組の成り立ちからそれに関わる人々、隊士一人一人の個性(真実は不明ですが)が明確に書かれ莫迦、阿呆、役立たずだのせめぎ合いですが幕末の時代の流れが別角度から見れたような気がします。単純に土方歳三、勝海舟は素晴らしいヒトだったのですね。
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rubber_mamuchi
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ネタバレ京極夏彦は初めて読むが、分厚さの割にはとても読みやすく、引こまれてどんどん読んでしまった。 内容としては人殺し、土方歳三が自らの欲望のために新撰組を作り、幕府をも動かして歴史を進めるといったもの。彼の鋭い洞察がこの小説の魅力の1つであると感じた。 司馬遼太郎の作品と大きく異なるというレビューが散見されたのでそちらも当たってみようと思う。
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はるこり
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サイコパスでフィジカルギフテッドな土方、罵りつつも懇切丁寧に説明してくれる 捨て目が利くという言葉を覚えた
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すす
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ひとごろし、土方歳三の心の内を描く。 まぁ、こんな土方歳三があってもよい。 司馬遼太郎先生の新選組をすり込まれている自分には新鮮でした。特に沖田総司w 徹底的に良いとこなし。 でも思い返すと、司馬さんが新選組を描いた短編集の中でも、冷徹に元仲間を斬っていたからなあ。実際、こんな精神性だった可能性も。。 ただ、歳三さんは読み進めていく内に、次第に司馬さんのイメージに近づく感じで意外性は減ってゆきました。そこら辺は少し残念。もっと徹底的に取り憑かれた土方歳三をみたかった。
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どあど
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連載で読了。こうだったかも。
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タマミツネ
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悲しい 本作品が史実に沿ったもんかは知らんけど沿ったもんやとしたら銀魂って意外と史実に沿ってたんやなって 戦の度に銀魂シリアス回が頭をよぎる 登場人物が銀魂で脳内再生される
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あいべきん
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いやー、参った参った。1083ページ。鹿児島弁で言うと「あっばった」。内容は面白かったんですけど、何しろ読むのが大変。物理的に。上下巻に分かれてたらよかったのになー…と言いつつ読了するアタシ偉い←言ってろw
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いっちゃん
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図書館、2回更新してやっと読み切った。持ち歩けない分厚さに、家で読むしかなく苦労したけど面白かった。土方がまさかのサイコパス。いたかもねぇ。いたやろうね、昔にもこういう人。人を殺したいから新撰組を作る、なかやか斬新な発想だった。
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カイエ
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司馬版に続き、京極版を。こちらの土方はサイコパス。ついでに沖田もサイコパス。改行多めのモノローグや「厭だ」などの独特な表記に京極節を感じた。只管ザクザク斬りまくるのかと思えば、後半は説教というか斬る相手へのダメ出しが長かったのが意外でした。関係ないけど、これを読んだ直後に歯医者で麻酔使用の痛い治療を受けた際に、切腹に比べればどうってことないなと思えたのが良かったです。切腹は厭だねえェ。
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yu
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図書館からの貸し出し期限か明日までなので300ページまで読み進めていたとこから一気読みしました。朝の8時から夕方の5時までかかりました。面白かった。面白かったが、やはり京極夏彦は期限付きで読み切るのは大変だと再認識しました。
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natsubae
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ネタバレ浅葱色の羽織がダサいと全員がディスる数少ない新撰組話 確かに今まで疑問なく受け入れていたけれど、冷静に見てあんな服嫌われ者が揃って着ていたらギャグにしか見えない とにかく土方がほぼ全方位をディスりまくっていて新鮮で面白かった ディスられていないの兼定くらいじゃないか? でも女が最後に色恋出して生きたい逃げようって言ってきたのは萎えたし、女は殺してからもっと無様に死んでほしかったな 文章に関してはバームクーヘンみたいに少しずつ同じ言葉を表現変えたりしながら言っていて、全体的に読みやすくはあるが少しくどい
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_tkko_
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土方さんが今までにないサイコパス野郎だけど、それはそれで筋が通ってたしなんやかんやでかっこいいなあと思った。ただ、他の登場人物は大体莫迦呼ばわりされているし沖田さんに至っては溝鼠だし、これまた救いようのないサイコパス野郎だった。唯一、斎藤さん、永倉さん、勝海舟はまともなキャラクターで、近藤さんも死ぬ間際の土方さんとのやり取りでただの莫迦ではないと判明したのでちょっと安心した。他の人物は莫迦ばかりだけど、よく考えたら土方さんから見たらそう見えるためそういう描写にしたのかなぁとも思った。
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ちゃっぴー
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ヒトを殺すのはどんな理由があろうと許されない。このことを一番理解しているのがヒトでなしの土方さん。とても面白かったです。 ただ、後半からつらつらと書いてるだけなので、一気につまらなくなります。 京極先生には勝海舟についての本も書いてほしいなぁー。
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エイサノオト
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歳三の口を借りてかなり言いたい放題言っている感じがするんだなあ。
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萌香
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京極版新選組、どんな描かれ方をするのか興味はありましたが、いかんせんこの厚さ。なかなか手が出なくて、今回読了できてよかったわ~。土方さんも、沖田さんも、京極先生の手にかかるとサイコパスか…。と苦笑しながらも、土方さんの妙に筋の通った思考に、結局飲まれてしまう…。司馬版新選組がベースだからさぁ…、ついつい「破滅の美学」みたいなものを考えるけど、んー。混沌の時代だからこそ生まれてしまった”違うもの”だったのかなぁ…と。うまく表現できないけど、”人外”だもんね、どう考えても。美しくもないし、正しくもない。
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takao
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土方歳三の話
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Goro Nakagai
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幕末物は苦手だ。人名が沢山出てきて覚えられないし、多種多様なイデオロギーがぶつかって混沌としていて訳がわからなくなる。誰が主軸だとしても、やたら美化され過ぎてる気がして、ついていけなくなる。愚直で純真で滅美までついてくる新選組はまさに格好の餌食だ。だからこれまで土方歳三関連の本は読んだことがなかったんだけど、京極夏彦のこの作品は全然違う異聞ってことで読んでみた。まあタイトル通り、人殺しである。つまり人でなし、本当の鬼、まさに鬼である。イデオロギーのない効率的な超合理的な人はあの時代には鬼と映ったのかもね。
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スピカ
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ネタバレ★サイコパス・土方歳三が人斬りの大義名分を求めて新選組を組織・運営するピカレスクロマン。人が斬りたくてしょうがない男(その1)土方歳三は(その2)沖田総司を内心「溝鼠」と呼んで蛇蝎の如く嫌っているという強烈設定。二人のシーンになると定説と違いすぎてつい笑ってしまう。史実とフィクションが上手く絡み、「燃えよ剣」のアンチテーゼ本として興味深く読了。野生的な感覚のみで勝海舟の紐が付いている伊東甲子太郎を二重にも三重にも裏をかいて利用する策士っぷりが良い。佐々木只三郎がかっこよかった。こんな重い本は初めてでした。
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ランラララン
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京極ファン・幕末ファンであるが故、他作品との関連が気になり、読み進めるのに苦戦 そのため、生活環境が変わり慌ただしい4月上旬、頭の中ではずっと『ヒトごろし』に支配されてました 全体的に冗長な感も否めませんが、後半の土方歳三と勝海舟とのマッチアップが見所です
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みかん
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ネタバレ新選組が好きで小説も色々読んだけど人物解釈が独特で面白かった。土方歳三が筋の通った人間であることには変わりないんだけど軸を殺人願望に据えて試衛館仲間含め周りの人間を誰も信用しない設定にしたのは斬新だった。沖田を毛嫌いする土方、訛のある原田、正義を重んじる斎藤、土方に重用されていた山崎と吉村、土方の人外性を察していた近藤と中々他の新選組小説では見ない要素が多かった。司馬遼太郎の作品の影響をどうにか最小限に抑えようとする努力が見える(ような気がする)。
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さなこ
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久々に新撰組ものが読みたいと思い、今回は司馬遼太郎ではなくこちらを再読。人を刀で斬りたい土方歳三は、ダークだけど自分が何者であるかを知っていて常に理にかなった考えをするので、周りの正義感とか武士とはなど理屈を捏ねているよりよほど清々しく感じてしまいます。溝鼠の沖田などこれまでのイメージを覆すものではあるけど、それでもイメージから思い切りかけ離れているかと言えばそうでもないのです。個人的には山崎が一番怖い、おもしろがるために細々とお膳立てしていく手管が関西弁と相まって不気味に感じます。
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usanosuke
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新撰組といえば、司馬氏の作品のイメージが強く、映画もまた公開されるようで相変わらずの人気のようだが、本作の土方歳三は、人ならぬ「人外」として描かれる。歳三は、幼少時に、密通した武家の奥方が斬り殺される瞬間を目撃し、その青空に上がる真っ赤な血柱に魅了される。刀で人を殺すことに取り憑かれた歳三は、当時の世の中で「ヒトごろし」が誰にも咎められることなく、いわば合法的にできる方法として、新選組を作り上げることに行きつく。ダークな土方を描くにあたり、著者は、独自の視点で、近藤勇や沖田総司(沖田は常軌を(続く)→
毒兎真暗ミサ【副長】

usanosuke様、初コメント失礼いたします。新選組ドク副長と申します。いつも感想を楽しく拝見させて頂いております。痺れる本書『ヒトごろし』は、読み終わるのが悲しくなる思いが犇めきますので、毎日少しずつ噛みしめるように読んでおります。こちらの感想を読んで、歴史にも忠実に絡められているとのこと。いい事を知りました。また今日も京極土方を読みたくなりました。

01/12 10:29
usanosuke

新参組ドク副長さま。コメントありがとうございます。史実はともかく、小説にはさまざまな土方や沖田が描かれますが、個人的に京極土方はなかなか良かったと思っています。

01/29 16:20
3件のコメントを全て見る
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かっこー
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ネタバレただただ合法的に人を○したい土方。なのに読んでると他で読んできた土方と重なってくる。鬼の副長。むしろ沖田の造形はやってくれたなーという感じ。完全に同じセリフを言わせてもこれまでが風が吹くようにさわやかだったのが溝鼠がにたにたしゃべるというふうにしちゃった。京極版新選組。
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NGtrtR
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「俺は、土方歳三だ。」自分のことしか考えていないヒトごろしだが、その生き様に惹かれていく。格好良い男を書いてくれた。
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taku
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京極夏彦が命を吹き込む鬼の副長、如何なるものか。土方で京極の流儀をやりたかったんだろうな。序盤はうだうだ感であまり馴染めず、中盤以降もここに頁を多く使わなくてもと思ったりしたが、そこは好きな新選組の物語。浪士組結成あたりから物語と京極流が噛み合ってくるとぐいぐい読める。人を殺すため、冷静に人外であり続けたから物事が見えている。狂った自分のほうがまともだ。流山で包囲されたときの近藤と土方の会話が好き。ただのヒトごろしでも土方歳三、やはり物語になる男。
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てっちゃん
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1000頁を超える長い小説だけど、省略すると人殺しをしたくてたまらない土方歳三が近藤勇を利用して新撰組を作り、結局は江戸から明治への時代の流れの中で自滅していくという話なのだが、そもそも他の新撰組の小説は一切読んだことが無かったので土方歳三や沖田総司がこの本のようなキャラクターなのか分からないけど、実際はどうなのだろう?沖田なんて随分ひどい扱いだけど。
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かりぐらし
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綺麗に、更には悪と思われずに人をたくさん殺したいという厄介な性癖をもつ土方が、殺したい人を殺せる地盤を作っているうちに新撰組が出来上がったという話。話の三分の一が土方の人殺しへの言い訳で出来ている。サイコパス沖田と面白がりの山崎はいいけどお涼のくだりいらなかった。
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かの
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土方歳三は「人を殺したい」から武士に成り上がった、という設定で彼の生涯を描いた大河小説でした。新選組の知識があった方が楽しめるかなと思います。
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H
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ダ・ヴィンチの"悪い男特集"から…。新選組に詳しくなくても楽しめた。 人外と自称しつつも、誰より物事の本質をついている。目的と手段が逆転していて、大前提が異なっているのに、理性的。それに反して、組織や政権争いはグダグダで泥沼状態。…新選組ファンはどう思うのか。あの有名な羽織をこきおろしているのには失笑。
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