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億男 (文春文庫 か 75-1)

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潜水艦トロイメライ
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邦画の中で一番心に残っている億男。小説で読むとさまざまに相違点もあったが、(映画の構成の方がスッキリしていて)昔見た記憶が段々蘇ってきた。オカネと幸せの答えと聞くと、胡散臭くハウツー的ないやらしさがあってなかなか考えたくないのだが、確かに大事なことだと思う。金は銃と同じように使い方次第で良くも悪くも使える、そこに善悪はない、とはよく聞くが実際はそう割り切れるものでない。億万長者になった人々を巡って、金が人をどう変えるかについて、答えを得たような得ないような。今後も読むことになるだろう。
0255文字
そーし
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ネタバレツッコミどころはあるが、読みやすく面白かった。 ページ数は少ないが内容は濃いように感じる。お金と幸せの正解はなんなんだろうか。 本当の欲かぁ、別居中の妻に娘のバレエを見ながらあなたとはもう住めないと言われた彼流石に可哀想だった。娘が健気だな。
0255文字
KOD
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2025年の読み始めは「億男」から。偶然にも芝浜を聞いたばかりだったのでとても腑に落ちました。この奥さんとの馴れ初めは最高ですね…素敵だな〜☺️これを機に自分の価値観を振り返ってみます。さぁ、年末ジャンボの当選確認するか😏
0255文字
ち〜
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ネタバレ「お金と幸せの答えを教えてあげよう。」宝くじで三億円を当てた図書館司書の一男は、大富豪となった親友・九十九のもとを訪ねる…新年読了1作目。再読だったのに、全然記憶にないのが笑える。読みやすく面白い。「千住の罪」でお金が無限にあったら、何をしたいか、紙に書き出すシーンがあったが、自分に置き換えて考えてみた。若い頃なら洋服やアクセサリーなど無限に書き出せたと思うが、歳を経た今、驚くほど物欲が薄れ、健康や平穏な生活など、曖昧なそれこそお金で買えない事がたくさん浮かんだ。読む世代によって読後感も変わる一冊。
0255文字
緑つばめ
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宝くじで3億円が当たった図書館司書の話。過去に高額宝くじに当たった人はその後不幸になっている人も多いという。『お金イコール幸せ』かという、ある意味永遠のテーマ。確かに今、お金が沢山あったら買いたいものはあるが、それは無くても困らないものでもある。人間の欲にはきりがない。お金では手に入らないものもあるのは本当だと思う。昔見たドラマ『やまとなでしこ』を思い出します。
0255文字
だしのもと
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色々なお金への考え価値観があり面白かった。想像力を持ち、世界のルールを知る、そして勇気を持ってそこに踏み込む。これが特に心に残った。
0255文字
Ka sin
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ネタバレ読みやすいけど、自分には合わなかった。 結局最後よく分からない感じで終わったし、9歳の娘が大人っぽすぎるし、主人公の妻も何が言いたいのか意味不明。途中の3分の2ぐらいまでは、それぞれのお金の考え方とか面白いなぁって思っていたけど、最後らへんが無茶苦茶な気がする。自分の読解力がないのが悪いかもしれないので、読解力ある人に読んでもらってどういう感想なのか気になる。
0255文字
GG読書家
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ネタバレお金に弄ばれた人たちのお話!お金がない人は、それが欲しくて欲しくてたまらず、十分にお金がある人は、欲がなくなる事を恐れた。万佐子は欲を無くした一男に別れを切り出した。チャップリンは言った。「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」晴れて一男は億男になれた。海を渡って一千億男になった大谷翔平のお金に弄ばれない生き方はお見事です。
0255文字
ぶ~の
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うん。なるほど。九十九は色んな意味ですごい親友だわ。一男は頑張れ。小説というよりビジネス書を読んでいる気分でした。中には全く賛同できないものもありましたが、それも含めて、様々な人のお金に対する向き合い方・考え方に刺激されるものがありました。例えば百瀬の「金というのは入ってくるんと、出ていくんを組み合わせて初めて意味が出てくる」という発言から設備投資や経費について考えたり、みすぼらしい恰好で小さな店でいつもどおり働くのが商売を続ける上で最良とする実は富豪の陶器屋の主人の生き方とかカッコいいなと思ったり。
0255文字
いつき
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ネタバレ短いながらとても面白かった。グイグイ引き寄せられるタイプの面白さでなく、お金の色々な面を次々見せられながら、あぁこういう側面もあるよな、とうなずいていくような感じ。 話自体の骨格は芝浜だし、隠す気もないので作品内に堂々と死神と一緒に登場する。その一歩引いた感じもあって小説なのか啓発本なのかよくわからない。ザ・ゴールとか夢をかなえるゾウみたいな雰囲気というか。一読の価値ありと思う。
0255文字
micky
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ネタバレ#読書記録 #読書好きな人と繋がりたい #川村元気 さん #本屋大賞2015 #本屋大賞48/212 借金を抱えて妻子には距離を置かれ、朝も夜も働く一男。 ふとしたことで3億円の宝くじに当選、お金とのかかわり方に逡巡しながら消えた親友を探す。 探すなかで、色々な人のお金感を知っていく。 「お金で欲は買えない」万佐子のスタンスはよく理解できない。 分かったのは、大富豪であり続けた九十九もお金と幸せの因果関係は掴めなかったこと。 信用する一男のフィルターがあれば知り得ると考えたのか。
micky

私自体は「お金のことを考えるのは下品」と育てられた世代。 だからこそ、拘ってしまうのかもしれないと思うここ1年。 ここまで書いて万佐子の言葉が少し腑に落ちる。 それでも、お金に左右されない欲って、結構あると思うんだけどな。

11/11 15:23
0255文字
たろこ
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タイトルにひかれました。映画化されていてんですね。お金とは?幸せとは?考えさせられる本でした。お金があっても幸せとは限らない。でも、お金がないと幸せにはなれない。
0255文字
2406この
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お金の大切さがわかったが、それ以上にお金をどのように使うのかが大切だとわかった。お金を手に入れるというのは人生の過程で、多くのお金を手に入れたからといって幸せになれるとは限らない。そのお金をどう使うかで「幸せ」か「幸せじゃないか」が決まると思った。
0255文字
みわ
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ネタバレ九十九は、落語の芝浜をしたかっただけ?一男は充分にまじめに働いていたと思うけど。妻の言葉は、資本主義の消費者の言葉でしかないと思うが、結論は、お金がある、ないに惑わされず自分の欲にお金を使えということ?成功したチャップリンの「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」も、そうでしょうね。という感想以外ない。爪が綺麗とかは何の隠喩?余裕のある生活ということ?
みわ

深い内容があるようでない。

09/25 18:44
0255文字
ツカモトカネユキ
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2018年発行。映像化もされたヒット作。借金を背負い家庭崩壊となった主人公が宝くじ当選でお金をめぐる旅に出る物語。少しビジネス書の味わいのあるロードノベル。疎遠だった唯一の親友にその額の扱いに相談するところから始まります。主人公が訪ねるそれぞれの登場人物がお金と欲について語ることで、物語が進んで行きます。それらを経て、読み手であるこちらもお金と欲について考えさせられます。その先の自己再生と家族の物語のよい先行きを感じさせて終わります。自身も考えさせられほっこりする良作でした。
0255文字
秋田 優
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ネタバレお金と幸せの答えを見つけるべく彷徨う物語。お金に関するまさに金言が詰まっていて、作者自身の苦悩の実体験もあったのだろうと思わせる。落語と絡めた展開も巧み。 「自分だったらこうはならないな」というように読んでいる最中に思うかもしれないが、実際にその大金を目の前にしてみなければその人の本質はわからないのだろう。
0255文字
mugwort.mei
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【お金ってなんなんだろう?】 ずっと、お金は可能性だと思っていました。 文庫本の値段を気にせずに買ったり、牛皿定食におしんこをつけたり、ライブの物販を買える可能性。 でも、『億男』を読んで、もし3億円が手に入ったら僕はきっと何も買わなくなるだろうと思いました。 「お金で欲は買えない」ことを学びました。
0255文字
Sugar Family
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ネタバレ 三億円の宝クジが当たり、大金を手にする所から始まるツカミはとてもポップなのに、読み進めていくととても文学的でお金のあり方を考えさせられる。  ストーリー展開としては、物事は動かず過去を開示していくスタイル。スピード感がなく、ドキドキする事が少なかった。それでも読み手が離れられない引力のある文章力に凄みを感じた。  また、オチは落語の芝浜を知っていると予想は容易で、少し残念だった。  先に小説を読んだので、この後映画を観るのが楽しみだ。
0255文字
clabyONE
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ネタバレ平易な読み口だけど難しい話だった。ただ一つだけ心から同意したのがモロッコ人の陶器屋の話。どんなに儲けても隠れるように家を建て、みすぼらしい恰好で陶器を売り続ける。「世間は金持ちを尊重し、偉人として尊敬する。だけど偉人となった人間の幸せは長くは続かない」の陶器屋の言葉は真実だと思う。「偉人」にならなければ、幸せを永く享受できる。この本に関係ない私見だが、お金に関する教育は小さいうちにしないとダメ。これこそ親の教育の成果が出るところだと思う。
0255文字
Smith
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★★★☆☆
0255文字
takao
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ふむ
0255文字
レモンパイ
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お金と幸せ
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いゆは
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「執着」と「欲」は違うってことか。お金の幸せの答えとはそういうことなのか。いや、無理。人間は執着から逃れることはできない。九十九に心から「親友」の儀を違うことと、まどかと万佐子と再び一緒に暮らせることを心から願うのみ。「裏切らない」のではなく「信用すること」は似ているようで根本から違うのか。
0255文字
tosakin77
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ネタバレ欲があると苦しいけれど欲がないと生きていけないのだなあと。 盗難発覚した時点で警察に言うべきでは?となってしまった
0255文字
Key
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公開当時、海外出張の帰り便で映画を観て泣いた。 最近お金について考えることが多く、手に取った本。 偉人達の名言と落語をベースとして、大金持ちの親友に3億円を持ち逃げされた男が、お金と幸せについて考えながら彼を捕まえる為の旅をする話。 モロッコの砂漠や、家族で商店街を歩くシーンなど、美しく幸せな情景が浮かび上がってくる。さすが映画畑の作者だ。 勇気と想像力とほんの少しのお金が人生に必要とチャップリンは言う。生きる為には欲望が必要と言う妻の言葉に撃たれ、人を信じることが大事と言う九十九の言葉にハッとした。
0255文字
酔拳2
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お金と幸せの答え。この本のテーマ。その答えを求めて主人公一男は彷徨う。それとこれとは別じゃねーか?と言うのが俺の回答。なんせ、お金をそんなに持ったことないけど、今幸せだからね。ただお金があったらもっと幸せになれる気はしてる。でもそうではないのだろう。お金を稼ぐにはもっと働かなきゃいけないし、そうしたら今の幸せな状態、維持できないかも。と言うことを言いたいのかな、本書は。もしくはお金持ちになると、それを守るために性格も変わっちゃうよ、みたいな。俺は単純にお金が欲しい。でもその為に偉くなれ、と言われるならNO
酔拳2

芝浜は好きです

07/20 15:00
0255文字
チャーリー
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どれがポイントかよくわからなかった。お金より信用が大事ということだろうか。しかし、結局九十九以外(?)はお金を取ったのでは? 大金を持てば世界が変わるのか体験したいものだ。
0255文字
スズ
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図書館に行って、話題になった作品コーナーにあったので、何気なく、手にとって読みました。恥ずかしながら、映画化されたことも、川村元気さんのことも知らず、読みました。スラスラと読めて、楽しめました。お金にについて、じわ~っと考えさせられました。川村元気さんのお勧めの本が見つかれば、また読んでみたいと思います。
0255文字
19720624
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ネタバレ宝くじで3億円当選!幸せな未来が待っていると思いきや実は…という展開を想像していた。途中から思っていたのと少し違う様子になってくる。だんだん難しい話になってきて分かったような分からないようなモヤモヤした感じのまま読了。この意味が分からないということはお金の本質も分かっていないということなんだろうか。
0255文字
uki
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何となく、映画CMでのどんちゃんしたイメージから、3億でできること全部やってみたみたいな七転八倒爆笑エンタメを想像していた。だが小説を読んでみると全く異なっており、大金を選んだことで幸せを見失った人達の話だった。邦画CMのそういうところが良くない。物語は淡々と進み、主人公も親友とともに消えた3億を探すうちに本当に得たかった何かを見失っていく。時折偉人の言葉が挟まれるが彼等もまたお金で人生が変わった人達なのだろう。最終章はもはや達観した雰囲気すらあり、場面転換も上手くて静かなそれに引き込まれる思いだった。
uki

読み終わって一日が経ち、情緒的な描写がとても上手い人だったな……という余韻がある。ストーリーの流れそのものはそう奇抜ではないが、キャラクターや仕草、主人公の見ているものが、淡々とした文体ながらも鮮明な場面として浮かび上がってくる。元々映画畑の人らしく、小説の段階で画角や演出を意識しているなと感じた。特に電車のシーンがお気に入り。

05/17 19:00
0255文字
エンジョイランナー
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お金にまつわる本は沢山出ているがどれだけの人が金持ちになっただろう。お金は必要だが人の器以上のお金は身にならない。これ読んでおくと本当の幸せに近づくヒントになった。
0255文字
通勤快読
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装丁とタイトルから調子に乗った成金男の軽い話しだと想像していたがお金について考えさせられる内容だった。登場する金持ちの言うことはいちいち納得できる。なぜ多くの人が億単位の金を持っていないのか、使われる側のままなのか、彼らにはさっぱり理解不能なのだろう。自分も億男になったことはないが金があると豪邸のセコムのように金のために金を使ったり、人が自分ではなく金が好きで会ってくれているのでは?となることは想像できる。やっぱりバランスは万物共通。金は困らない程度にあればいいや。
0255文字
gauti
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経験してみたい。71点。
0255文字
gnu
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お金があれば幸せか?的な話。つまりどゆこと?「お金があっても信用が無くなれば人間関係は崩れる」が重要なんだと感じた。子供がやりたい月謝が高額なバレエをやらせるかどうかで夫婦の意見が割れる。意見の違いから信頼関係が崩れ、夫婦の別居は解消されなかった。チャップリン「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」 人間の意志ではコントロールできないことは、人を好きになること、死ぬこと、お金。 読んで思うのは、お金は大事で金持ちに越したことはない、でももっと大事なことは大切な人との信頼関係。
0255文字
tga
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ページ数も多くないし、いい意味で入り込む感じではないので、さらっと読めた。 金持ちになる、ということがどういうことなのかを考えられた。3億円を手に入れて、すぐ失い、そして取り戻すために奔走する一男のストーリーをなぞりながら、お金と幸せについて、お金を持つということ、に対する理解が進む。 お金にまつわる偉人のセリフがいっぱい出てくるし勉強にもなった。
0255文字
よーだ (Yoda)
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失踪した弟の借金を肩代わり。妻と娘と別居し、昼夜労働で借金返済をする一男。ある日福引で得た宝くじで三億円当選。「お金と幸せ」について。成功した学生時代の旧友九十九に相談するのだが…。突然大金を手にした者はお金とどう向き合うのか?向き合い方を間違えれば身を滅ぼしかねない。その答えを求め旧友に相談するもその旧友はお金と共に失踪。大金を一夜で失った者の精神は異常を来すに違いない。行動は一つ。旧友を捜し、お金を回収すること。捜す過程でお金との向き合い方を学んでゆく。果たして…。『芝浜』。オチはそこかぁ!(☆☆☆)
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runerune411
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図書館の雰囲気は好きだし落語も好きなので掴みはぐっと来た。自分が手にしたらどう思うんだろう?と想像しながら、主人公の牛丼屋のくだりは自分もやっちゃいそうだと可笑しくなった。章立ての旅する感覚も好き。ただ、最後のあの人の結論が腹落ちしなくて宙に浮いた感じ。
0255文字
Coders
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カネを持っていても幸せになるとは限らないが、カネを持っていないと高確率で不幸になる。
0255文字
うにゃこ
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それぞれのキャラは良かったけど、共感しづらい。特に奧さま。まどかは数字じゃないんだ、、、あー。円ってことかな。
0255文字
ウルトラマンマサキ
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ネタバレ子供にとっての真剣な夢とは家族にとっての最重要課題であり、何が何でもそこは死守すべきものであった。しかし一男はお金の圧に負けてそこを譲ってしまったところから夫婦間の信頼関係に綻びが生じてしまう。お互いの進む方向のずれが極わずかだとしても、時間が経つにつれ、そのずれた距離は修正しようがないほどに拡がっていく。友人関係においても、お金があっても信頼関係がないところに真の幸せは存在しない、ということも述べている。お金と幸せは、人と人との信頼関係という接着剤なしには強固には結び付かない、という理解でいいですよね?
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