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夜明けか黄昏か (ポスト・ソビエトのロシア文学について)

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lico
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発売当時に読んだ時はいまいち分かりづらかったのですが『現代ロシア文学入門』を読んだ後にふと思い出して軽く流し見したところ、想像以上にきちんと00年代以降のロシア文学について書かれていて驚いた。ただし、訳文も含め非常に読みにくい。日本人向けに書かれたと述べられているが、事前にある程度の作品や作家についての知識がないとわかりにくいと感じた(作家や作品だけが羅列されることが多く、しかもほとんどが日本では未訳の作品のためそれらの作品がロシア文学に占める位置が非常に見えずらい)。時代を先取りしすぎた本というべきか…
0255文字
Shun'ichiro AKIKUSA
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ほかのレビュワーにはなかなか厳しい評価もされているが(そして基本的にその通りだと思うが)、著者の個人的な見解が率直に語られている点は証言として貴重で勉強になった。特に日本文学翻訳者としての著者の実感、仕分けされたJLPPの問題点などインサイダーから語られているのは貴重。あのプロジェクトについての外国からの話もぼちぼちでてきているし、総括すべき。
0255文字
ケイ
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日本文学者・翻訳者で、円地文子の「女坂」の露語への訳者とは驚くが、内容は院生の論文のようだと言えば言い過ぎか。ドストエフスキー、トルストイ、プーシキン等の文豪は今はロシアで読む人が少ないこと、共産党体制下では発禁で外国に訳され出版された名作(ソルジェニーツィンやグロスマン等)はペレストロイカの時に一気にロシアで読めるようになった。その奔流の後、ロシア文学そのものが黄昏の時期に入ったのか、次の文学時代の夜明けを待っているのか意見の分かれる所らしい。個人的に精読する内容ではないと思う。
ヘラジカ

これAmazonで溜まってたポイントと交換で入手して読んだのですが、微妙だったので結局感想も書かずじまい…。もっと現代ロシア作家を詳しく紹介した本を期待していたのですけれど。

05/18 17:23
ケイ

私は図書館で見かけて、そのまま座ってざっと読みました。作者の個人的なことも多く、おすすめはできない本ですよね。まあ、ロシアの文学事情もよく知らなかったので、SNSで書かれていることも含めなにがしかの読んだ意味があったかなという感じでした。もっとも、あんまり専門的でも、それはそれで読むの苦労したでしょうが(^_^;

05/18 18:03
0255文字
工藤 杳
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何ら責任を負わないネットレビュアーとしての権限をもって言いますが、真剣に扱わなくて良い本だと思う。まず原著がほとんどネットレビューの引用から成っていて書籍にする意味がよくわからない。そしてこの荒井という方の翻訳ですが、生活ジャーナル等から出ている過去作と同様、勉強不足が目立ちます。揚げ足をとるのは嫌いですが、敢えて言わせてもらうと:「魔法リアリズム」とかプラトーノフの「若者の海(?)」とか。また邦訳のあるタイトルは、それに対する態度はともかく邦題を参照すべきだと考えます(エリザーロフやウリツカヤ)。
工藤 杳

日本語読者向けの類書があまり思いつかないのが残念で、適切な著者の適切な訳者による翻訳が出るのを期待したいです。

04/24 09:23
0255文字
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