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高座のホームズ - 昭和稲荷町らくご探偵 (中公文庫 あ 79-2)

感想・レビュー
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烏骨鶏
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噺家さんは名前を引き継ぐので、ちょいと混乱してしまうが、これは一番現代に近い馬春師匠が若かりし頃で、刑事貞吉が白髪のベテランになってる時代のお話。事件そのものはきついんだが、あの師匠が若い頃から切れ者だったのがかっこいいぞ。。
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kirin
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安楽椅子探偵。昭和の演芸場の雰囲気がおもしろい。浅草のようなザ下町ではなく、神楽坂が主な舞台なのが良かった。
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Ryo0809
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噺家八代目林家正蔵の最晩年にあたる昭和50年代も末ごろ。席亭も数が減った時代の浅草、上野、神楽坂。噺家よりも漫才師やコント芸人が肩で風切っていた時代に、何とか真打ちになろうと足掻く二つ目。名人たちが演じた落語噺や小道具、仲間うちで通じる符牒、舌を唸らせた数々の名店がほのぼのと立ち現れるようで、この辺りに込められた作者の落語愛が楽しい。セリフの語り口も古風な江戸っ子を纏っている。正蔵を謎解きをする寄席仕立ての作品だが、ミステリーというよりは、落語家の世界が垣間見れるところが本作の味わいだろう。
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のりべぇ
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浅草の千足通りにある柳寿司の大将は元噺家。その噺家であった昭和50年代に謎に出会う。その時、稲荷町に住んでいた八代目林家正蔵師匠が謎を解く。嫌われ者の先輩が襲われた事件に、噺家をやめ九州に逃げなきゃならなくなった元の事柄。結構楽しめました。無事、物語は閉じたようだが続きがある様だ。ちと楽しみ。
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COLD SWEAT
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神楽町のシリーズ、神田紅梅亭のシリーズに続く落語もの。こちらは、それらの30年前という設定で、これまでの登場人物の若い姿で登場する。寿司屋の旦那である老人が、若い頃噺家であり、なぜ辞めたのかが、2編の中編で、落語の謎解きスタイルで語られる構成がいい。
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siomin
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寿司屋の板前がなぜ落語家を廃業したのか,その思い出話を中心に,落語界のしきたりと,稲荷町の林家正蔵が謎を解く小説。落語の世界を紹介しているのは興味深いし,「写真の仇討ち」は知らなかったのでこういう噺もあるのかと思ったが,いかんせん廃業の理由がねえ。
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nabe2511
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ネタバレ落語家推理シリーズ。こちらは戦後の昭和が舞台です。これまでおなじみの師匠方の若手時代や先代とのからみが楽しめます。彦六師匠は笑点での木久蔵師匠の物まねでしか知らなかったので改めてユーチューブで拝見。本編、寿司屋の大将の馴れ初めエピソードはいかがなものか。落語ネタ満載は楽しいのですが推理は・・・・。
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kuri8655
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〈寄席の芝居……つまり興行は一日から十日までが上席……一月の上席を特に『初席』と呼び、寄席にとっても芸人にとっても一年中で一番の書き入れ時だ〉昭和の名人へのリスペクトから発想されたそうで、寄席の穴埋め要員『ヨビ』の立場に腐りかけている二ツ目の三十男が主人公。しかし視点が定まらず、誰の話なのか見失いがち。頻出する〔符牒〕を丁寧に説明するせいでリズムが悪いように思う。最終的に話は呑み込めたが、一見の客が寿司屋の亭主の私事を根掘り葉掘りするという設定からして不快。〔看板娘〕の正体は予想どおりで驚きも無かったよ。
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barcarola
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落語は好きなので結構楽しめた。のだが、さすがに第二話には眉をひそめてしまい、おすすめとは言いにくい作品になってしまっている。
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timeturner
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3分の1はさまざまな噺からの引用、3分の1は落語業界にまつわる蘊蓄話、残り3分の1がオリジナルミステリーという構成。そのオリジナルがゲスで浅くて、落語の粋も洒脱さもないなんて、落語界にとってマイナスになるんじゃないのかな。
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山口
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ネタバレシリーズ第1弾。昭和53年から翌年にかけて、落語家で二つ目の浅草亭てっ橋の周辺で起こった出来事(文六師匠傷害事件・てっ橋の女性問題の謎の2話)を稲荷町の昔ながらの四軒長屋に住む8代目林家正蔵師匠が解決に導くお話し。落語の題材と絡ませた話だろうけど、解りにくかった。あと、てっ橋さん、あの状況で高校1年生を相手にするのは犯罪です。プロローグ・幕間・エピローグで40年後が描かれていて、責任を取った形になってるけど、でも完全に犯罪です。とりあえず図書館から第4弾まで借りているので続き読みます。
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ミド
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タイトルに昭和とあるのに大卒初任給の話が出るまで昭和の話であることを忘れていた。でもいくら舞台が昭和といえどちらの話も女性の扱いがずさんで不快。2話目はせめて女子高生がてっ橋に好意を抱いている描写があればまあありかもしれないけど。男中心の落語界はこんなに下品なんですよという紹介なのかなあ。
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OMO
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面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×
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大阪魂
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愛川さん初読み!日常の謎系落語ミステリー。今は寿司屋の板倉さんが、浅草亭てっ橋って芸名で落語やってた頃に出くわした事件を、実在の落語家・林家正蔵さんが名探偵役として解決しはるってお話2つ。一つはご祝儀袋のネコババが見抜かれた理由、もう一つはなぜ板倉って書いた紙が切り刻まれてたか…2編目はこれ犯罪やん!っておもてしもたけど(;´Д`A ```にしても落語ネタむっちゃ満載!落語のことよぉ知ってたらもっと楽しみまくれたんやろなあ…ちなみに同じ落語家主人公のんやったら北村薫さんの「円紫さんシリーズ」の方が好きかも
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マシンガン
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落語会を舞台にしたミステリーシリーズの開口一番。語り口がそもそも落語口調に感じてしまうので、いい塩梅でストーリーを聴かせてくれる。高座周辺で起こる事件をじっくり堪能しよう。
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ももんが
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ネタバレ噺家の世界はいい意味でも悪い意味でも「粋」ですね それにしても、私が生まれた53年から翌年にかけて、まさか、ストライキで年賀状が届かないお正月だったとは…初耳です
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雪うさぎ
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ネタバレ昔よく落語をきいていたなぁと思い出しました。背景が昭和50年代だからだとは思いますが感覚に古さを感じて少し違和感がありました。
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らん丸
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★★☆☆☆ ある程度、落語の知識がある方は充分楽しめます。ただ、そうでない方は固有名詞や独特の専門用語が多く出現するため、読み進めるのに苦労するかも。
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hippos
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ある程度落語についてわかっていないと「ニヤリ」とできないのだろうなぁと思いつつ、iTunesとかYoutubeでたまに落語聞いてるだけの自分でも案外楽しめた。寄席には入ったことないけれど一度行ってみたいな。
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しょーちゃん
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「二号」の意味に気付くのが少し遅かったので悔しい。
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ケイスケ
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ネタバレ推理は別としても面白かった。「てっ橋さん」の奥さんとのなれそめは100%犯罪。
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マカロニ マカロン
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ネタバレ個人の感想です:B-。落語も好きだし、林家彦六さんも好きなので、噺家の日常が色々と垣間見え、寄席での決まり事なども知ることができて、途中までなかなか興味深く読んでいたのだが、主人公のてっ橋が淫行に及んでしまうのは、2018年発行の小説としてはどうかと思った。いくら女子高生間のイジメ問題を取り上げるためでも、最終的にてっ橋が責任を取ったとしても、この設定にしなくてもいいのではなかろうか?小説内に女性の噺家も出てこないし、差別的な隠語も書かれており、この世界ではまだ男女間の格差が大きいのかもしれない。
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りえぞう
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○。目の付け所はいいし、落語好きには楽しいけれど、何か全体的にパッとしないかなあ。
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rosetta
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神楽坂にあった架空の寄席が舞台になるって聞いたら地元民としては興味を持たずにはいられない!舞台となる昭和五十年代、まさに落語、演芸好きの小中学生として過ごした自分には懐かしさと当時と同じような喜びを感じ、特に林家正蔵師匠が探偵役だなんてありがたすぎて涙がこぼるる思い
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釜煮蕎麦
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読み易くて面白かったです。
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みみみ
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安楽椅子探偵ミステリだが探偵役は八代目林家正蔵師匠。落語が好きだった時期があったので昔を思い出して楽しく読了。人を選びそうな作品だと思うが、こじんまりとして穏やかなお話であった。
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おさと
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寄席に行きたくなる。落語聞きたい。
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Norico
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昔落語家だった料理人が語る二つ目時代のお話。8代目林家正蔵が探偵役。馬八時代の馬春師匠もでてきて、ほかの作品との絡みもちょっと嬉しい。
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やらい
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八代目正蔵(彦六)が何故か謎を解く探偵小説。とは言え正蔵はメインではなく、主人公の噺家てっ橋を中心に話が進んでいく。読む前はなぜ正蔵を探偵役にしたのか不思議だったが、おなじみの長屋に居ながらにして即座に謎を解く安楽椅子ぶりがしっくりくる。正蔵はあの語り口が特徴的だが、噺の構成も実に丁寧で緻密。この本を読んで、久しぶりに聴いてみて、改めて思った。
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鍵ちゃん
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落語が親しまれ、大看板と呼ばれた一流のはなし家達が芸を競った昭和50年代。その人、8代目林家正蔵が長屋の傷害事件から恋愛沙汰まで、なぜを持ち込まれる話となっている。なんだか事件より、落語の世界の話が面白かったような気がした。
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山田
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昭和50年代を舞台にした、実在した噺家さんをモデルにしたフィクション小説。 落語を知らなくても、読み進めていくと「あぁ、こんな噺なのね」と、なんとなく理解できる。 落語に絡めた推理小説だからこそ、派手な立ち回りや推理の披露はなく、八代目林家正蔵が訥々と謎を解いてくれる。 懐かしい「昭和」を感じる短編集(?)です。
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Kazuko Ohta
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ネタバレ日常の謎よりは若干ヘヴィーな事件。ある噺家の師匠と兄さんがそれを解いてみせます。高校時代、私は落研に所属していましたが(最も暇そうなクラブを選んだ結果)、本作を読んだら知らないことだらけ。興味を惹かれて第1話は面白く読みましが、うーん、第2話は女としてはかなり不愉快。女子高生に欲情する段は正直言ってキモい。その相手と……なのだから、余計なお世話ですかね。稲荷町の名探偵のモデルとなっているのは八代目林家正蔵師匠。師匠のお人柄がわかる特別寄稿は非常によかったです。あ、キモいのは師匠ではないのでご安心ください。
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ヘビメタおやじ
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面白く読みました。寄席の慣例や噺家の人間関係などが堪らなく楽しいです。作家の取材の賜物です。特に符牒の数々は知らなかったものも多く、落語界に入ったような気分になります。プラス探偵要素となれば面白くないはずがありません。謎自体も、なかなか奇抜です。
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Re:胡乱(うろん)
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なんか落語が聴きたくなる…
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86番
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落語が好きです。謎解きも好きです。両方重なるのはとても嬉しい。
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Mica
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お話全体が一つの落語って感じで面白かったです。シリーズ物のようなので他も読んでみたい!ひとつひとつの落語のお話を知っていればもっと楽しく読めるのかなとは思いました。専門用語?の解説も付いていて、素人の私にはわかりやすかったです。
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真理そら
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神楽坂倶楽部、紅梅亭のそれぞれのシリーズよりはるか昔の状況を舞台に、林家正蔵を探偵役にした作品。語り手と本編がどうつながるのか等、楽しみながら読める。2つのシリーズの番外編のような雰囲気もある。裏が飯なので幽霊なのね。
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おか
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神田紅梅亭や神楽坂倶楽部のお話しの30年前、馬八さんもちょっと出てくるけど ここで謎解きする師匠は正蔵師匠。そして語り手は 真打になり損なった 寿司屋の亭主。うーん 面白くないとは言わないが 紅梅亭や神楽坂倶楽部と比べて 内容が薄っぺらかな、、、
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高橋 (犬塚)裕道
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星3。まあまあ面白いんだが落語の符丁などの解説が私には邪魔だった。話の腰が折れてしまう。 所で読んだことがあるような気がししつつも図書館で借りて来たのだが、矢張り読んだ記憶はある。だがこの文庫が出版されたよりも遥かに以前のような気がする。断じてこの一二年ではない。本書は書き下ろし、とあるが何処でいつ読んだやら?
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高座のホームズ - 昭和稲荷町らくご探偵 (中公文庫 あ 79-2)評価86感想・レビュー91