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かんかん橋の向こう側 (角川文庫)

感想・レビュー
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shincha
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片田舎の廃れてゆく温泉街の街、津雲。何にもない所だけど、ここにしかないものがたくさんある。スーパーヒーローなんて誰もいないけど、普通のおっちゃんやおばちゃん、少年少女たちはそんな中で苦悩しながら生きている。かんかん橋は、昔からここに住み、ここで営み、ここで死んでいく人たちを見守り続けてきた。真子が主人公的な立ち位置だけど、登場人物全員がそれぞれの人生の主人公。ふるさとっていいな。ちょっとサスペンスも入って面白かった!
0255文字
こに
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2013年刊行「かんかん橋を渡ったら」の続編。人は帰る場所があるから、旅立つことができる。 大金とは縁がない一生でも、仕事とご飯と家族と仲間と『ののや』でわいわい、十分十分。 食堂「ののや」に集う人々がいつまでも変わらずにいてくれたらと思います。描写がくどいと感じる箇所もありましたが、そこは軽く読み飛ばして。あさのさんの優しい思いが詰まった小説に読後は心地よい気持ちに包まれました。
0255文字
青緑
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ネタバレう~ん、話は面白いんだけど、いささか冗長。最近この作者は『明るく楽しい』場面を書こうとしてやり過ぎる。本筋と関係ないやり取りを延々読まされても…。長らく作家で活躍している人にまま有ることだけど、どんどん長くなるんだよね。『削る事』が難しくなって、結果「このページ数要る?」って感じ。そういうやり取りも全部読みたいガチファンならいいんだろうけど…。やっぱりスリムアップは必要だよね。
0255文字
ドクターストップ
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前作「かんかん橋を渡ったら」の続編。前の内容をうっすら思い出す。内容は小さな食堂と、そこに集うお客たちの人生模様をそのままたんたんと語っていく。視点も章ごとに入れかわり作品全体はとても読み易い文章だった。
0255文字
tnyak
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本作はシリーズ2作目らしい。第1作も 読んで見よう!
0255文字
一五
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あさのあつこは、あまり読んでない。出だしの なんか騒がしい文体、苦手かも…  錆びれかけた温泉町、父の残した食堂を守る継母と女子高生。ワチャワチャしてるが、これ2作目らしいし、1作目も読もうかな ぐらいは面白いかも
0255文字
moo
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途中少し物騒な話もあったけど、前巻通り賑やかな面々。私はちょっとこういう距離感0は苦手だけど、見てる分にはほほえましい。高校生の恋愛や、地元を出ていく葛藤、親との確執…今回の方がリアルだったかな。
0255文字
はるじん♪
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『かんかん橋を渡ったら』の続編だったのか。知らずに読んだけれど、面白かった。継母奈央さんと二人暮らしの真子。高2から高校卒業までの2年間、地方の温泉町、津雲を旅立つところまでのお話。奈央の営む食堂『ののや』に集まる町の人たち。平凡だけれど、素敵な毎日。仕事があって、美味しいご飯が食べられる…それを幸せと呼ぶのだな。
0255文字
よし蔵
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とりたてて特徴的でないどこかの田舎町。そこに暮らす人たちの普通の毎日。受験を控えた高校生の真子と、義母なおさん。ふたりの関係性、友達との関係性、『ののや』の常連さんたち。いろいろあるけどみんな優しくていい環境だな。真子はいつか帰ってくるのかな。
0255文字
dr2006
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なんか凄く好き❤巻末の作者の解説を読むまで続編と知らずに読んだが、それを気が付かない程作品に移入し、感動した。小さな温泉町津雲には石造りのかんかん橋と主人公真子の継母奈央が経営する食堂ののやがある。集う常連が醸す家族と仲間の物語だ。ある日常連和久が書いたネット小説のファンだという男が訪ねて来るが…。時にこの仲間たちは辛辣に云いたいことを云い合うが常に相手を気を遣っている。このウザい関係が成立するのは根っこに信頼関係が築かれているからで、ののやは環境でしかない。家族や仲間を思い遣る優しさを教えてくれる作品。
0255文字
あかつや
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2作目。食堂「ののや」に集う人々の物語。今回はまず最初に「ののや」の人たちのことをネット小説で読んだ青年が現れるという、『ドン・キホーテ後編』みたいな展開に度肝を抜かれた。謎多き青年・東山はこの寂れた温泉町にかなりの波乱を巻き起こし、性格は全然違うけど、まるで学士サンソン・カラスコのような活躍だったよ。まさか2時間サスペンスドラマな状況がやってくるなんて思っても見なかった。ヒロインの真子は成長して将来の進路に悩むお年頃。思春期の揺れる感情は奈央との関係もギクシャクさせる。まあこの年頃はね、そんなもんよな。
0255文字
YomiTaro
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ネタバレ個性ある人々が織りなす 様々な人間模様がえがかれ、楽しめます。生きることの意味、意志を感じます。
0255文字
ちゃこ
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ネタバレめちゃめちゃ人が死ぬから『もしかして向こう側って……』ってそわそわしたけどそんなことなかった。よかった……
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鍵ちゃん
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地方の寂れゆく温泉町、津雲。父の亡き後、残された食堂「ののや亅を守る継母の奈央と高校生の真子。支え合う暮しの中で真子は、奈央を一人残して都会に進学することを迷っていた。ある晩、訳ありげな青年が客として現れるが、やがてとんでまない事件に発展する。「帰る場所がある。だから人は旅立つことができる亅小さな食堂を舞台に、精いっぱい生きる人々の絆と、少女の成長と旅立ちを描いた。食堂を舞台とした新喜劇を見ているような、明るく人情味のある話でした。
0255文字
藻岩山麓人
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ホンダ
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どこにでもある日々の日常のようでありながら、人それぞれの悩み、苦悩もありながら、それでも前に進む。笑顔でね。
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石田ミル(・ω・)
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前巻の続きということで、すごく主人公らに愛着がわきとても面白かった。主人公まこが高校生になり進路や恋愛、家族に対して思い悩み成長していく姿が新鮮でこれが高校生らしさなのかと、もう戻れない過去に思いを馳せた。まこは津雲を出て行ったが、そこから先の未来は全く私にはみえなかった。奈央も「ののや」の常連もいつかはいなくなる。岩鞍くんは本当に実家を継ぐのか、そもそもまこだって津雲に戻らないかもしれない。それでも、もう自分の場所がなくても、その時その時のことが思い出として心に残っていればそれでいいのかもしれない。
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Y
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0255文字
はるき
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 男の子の成長は一瞬の輝きで、女の子のそれは生々しい羽化だ。頼りなげな小さな女の子が、自分の力で未来を切り拓く力強さは、何度読んでも胸が躍ります。
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ひでお
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前作を少しずつ思い出しながら。田舎の温泉町の素朴だけどあたたかな描写は、リアルに情景をイメージできます。児童文学っぽい雰囲気も漂わせますが、そこはあさのさんらしさですね。この本ではいくつかのストーリーが重なりあって進行しますが、そのすべてを回収しきれていないようなきがするので、続編も予定されているのかな?あればまた読みたいです。
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エイキチ
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電子書籍 バッテリー以来のあさのさん 小さな温泉町の食堂「ののや」を舞台に 家族とお客さんとのふれあい 17歳の女の子の成長の日々
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saori
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母が貸してくれた2冊目。特に続編にする必要もない。
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akemitsu
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シリーズ物なのを知らなかったけど、この作品から入っても楽しく読める。かんかん橋という橋から入る古い温泉街の食堂、ののや。小さな町だから分かるお互いの距離感が、騒々しくて優しい。語る視点を代えながら進む4作品、時系列的に戸惑うところもあったけど、シリーズの他の作品も読みたくなった。
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なっつ
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前作に続き。前向きになれるお話。私にもかんかん橋はありました。
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朧月夜
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★★★★★
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はるき
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あさのあつこさんが描く女の子は、将来きっと力強い女性に成長してくれる。そういう安心感があります。地に足を着けて力強く歩くこと、自分を信じること。 そういうメッセージを感じます。
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