形式:文庫
出版社:文藝春秋
形式:単行本
出版社:世界文化社
ない(これは別に誉めても貶してもいない)。あくまで人や会話が主役の話と思う。こてこての大阪弁に、亡き祖母を思い出す。でも祖母でもここまでではなかったかなあ。現代に生きる私とは正反対の価値観の登場人物たち。だからこそ読むのかも。「卵に目鼻」の、秘密の書き方が好き。「秘密は自分だけがこっそりと瓶に蓋をして、貯えておけばよい。そして、ときどきそっと蓋をあけ、柄の長い銀のスプーンをおろして、静かに内容(なかみ)をかきまわし、一さじすくいあげる。舌にうけた甘い秘密の蜜の味を、
音なく嘗めてたのしんでいればいい。」P14。うっとり。イラスト:イオクサツキ、デザイン:大久保明子。表紙かわいい。
前に読んだおせいさんアフォリズム集で目に留まった文言がある、「ちさという女」をがっつり読みました。ちょっと寂しかったです、ちささん。
同じくです。その二作の男性は、私も止めた方がいいと思いました。ポートピアランドが、なくなってる。これまた、同じく隔世の感ありありです。
ですよね~。田辺聖子さんがお好きだった宝塚歌劇の本拠地の宝塚ファミリーランドすら、もうありませんものね。
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