読書メーター KADOKAWA Group

私はあなたの記憶のなかに(Kindle版)

感想・レビュー
4

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ykazmah
新着
角田さんの小説は久しぶり。ドラマティックな展開や華やかなクライマックスとは程遠いそれぞれの短編が、なぜだか私を少しホッとさせる。諦め、意地、回想、空想、そんな中でも最後に微かな希望が…なんて型通りな結末ではないところ、そもそも日常に結末なんて無く、悲喜こもごもがごった煮になって連綿と続いていくんだと思わせられるところ、それこそが、私が角田さんの小説を好きになった所以だったじゃん、と思い出す。やっぱり角田さんの描く日常が好きだ。
0255文字
アン
新着
『恋愛においてもっともつらいことは、拒否ではなくて、意志のない受容である。そして、自分が彼にとって何ものであるのかを、けっして規定してもらえないことだ。』
0255文字
まひはる
新着
角田ワールド全開!心震える待望の小説集。《「さがさないで。私はあなたの記憶のなかに消えます。夜行列車の窓の向こうに、墓地の桜の木の彼方に、夏の海のきらめく波間に、レストランの格子窓の向こうに。おはよう、そしてさようなら。」――姿を消した妻をさがして僕は記憶をさかのぼる旅に出た。》(表題作)のほか、《初子さんは扉のような人だった。小学生だった私に、扉の向こうの世界を教えてくれた。》(「父とガムと彼女」)、《K和田くんは消しゴムのような男の子だった。他人の弱さに共振して自分をすり減らす。》(「猫男」)。
0255文字
kiki
新着
どれも10年近く前に既読していた。未読だった最終話『私はあなたの記憶のなかに』はなんだか少しホラー。最近の角田さんは恋愛より人生考えさせられる話が多い気がする。最近っていう括りではなく私と著者の巡り合わせがそうなのも偶然ではなく必然なのかも。角田さん描く流されるまま流れるようなちょいだらしないアラサーアラフォー女に超共感するのが私だけじゃないはず!?そのだらしなさ、反面教師にしつつも惹かれて読みたくなる。
0255文字
全4件中 1-4 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全1件中 新着1件

読みたい本に登録した読書家全4件中 新着4件

私はあなたの記憶のなかに評価57感想・レビュー4