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ヤマケイ文庫 野性伝説 羆風/飴色角と三本指(Kindle版)

感想・レビュー
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hroko
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ネタバレ「大自然の法律」に背いてしまって、羆は狩られるのだけれど、では人間は、どうなのだろう、と。人間の行為は「大自然の法律」を犯していないのか。再読してみて、そこが語られていないのが、ちょっと不満でした。
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オスカー
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KindleUnlimitedで。クマ出没のニュースを見聞きするとやっぱり三毛別羆事件を思い出してしまう。手塚治虫さんがアシスタントに「矢口作品の背景を参考にしろ上手いから」という指示を出したとかどこかで読んだが、さすがの画力で1ページ1ページめくるたびに現れるクマもコワいが、吹雪いている景色もコワい。以前読んだ吉村昭の「羆嵐」との相乗効果でゾワゾワ😱
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utjetrs
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Kindle Unlimitedで読了。羚羊の方はシートン動物記好きならはまるかと思ったがそんなでもなかった。
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kan143
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昔読んだときは話盛りすぎだろうと思ったのだけど、その後で他の本なんかを読んだら全然盛ってないし。ここ最近、ヒグマの話題が多かったのでKindleで再読。やっぱりヒグマ怖い。
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レレレコ
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熊視点でこの事件を見るのは新しい
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kou1sbt
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羆怖い。
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kobash
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史上最悪の被害者を出した、かの有名な三毛別羆事件についての文章を漫画化したもの。目を被いたくなる凄惨な現場が目に浮かぶようで恐ろしい。犯罪の加害者は、女性や子供を狙うことが多いが、羆も同じであった。実に狡猾な生物である。
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空猫
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prime readingで。『羆風』は吉村昭氏の原作を漫画化した作品。吉村氏が事実を淡々と描写しているのに対してこちらは心理描写が多いし(熊も含)、人を襲い人骨をも砕き喰らう描写は迫力があった。映像化したら怖いだろうなと思っていたら、なんと映画化されてたよ。 『飴色角と三本指』は「狼王ロボ」を彷彿とさせるお話。作画の矢口センセが熊に言わせていたけれど、後からやって来て縄張りを荒らされたあげく殺され、絶滅に追いやる人間の方が鬼で悪魔だよね。白土三平センセの漫画も読み返したくなったな。
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m.neko
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怖かったです。熊が人を獲物として襲う描写はとても恐ろしくて震えました。絵で見ると怖さは増しますね。熊の習性と歴史的事実を知る事が出来て良かったです。
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アコギ
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パラパラマンガのように読んだ。 1冊で1005ページ読んだことになってる。
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かつきち
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散々Wikipediaでみてきた三毛別羆事件の漫画化なんだけど、矢口先生の描写と構図と生き物のヤバさが凄まじすぎる。怖さと吐き気で見たくないんだけど見ちゃうし、ページを捲るのが止まらなくて一気に読み切った。同時収録の「飴色角と三本指」は打って変わって野生と人間との知恵比べと駆け引きのサスペンス。
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reeree
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Kindle Unlimited 「羆風」「飴色角と三本指」収録。 「飴色角と三本指」はカモシカの話。
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FGN.G
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ネタバレ山では野生の掟を破ったものが狩られる。人でも羆でも。この視点からぶれずに話が進む。そしてこの事件を数十年越しに追って記録を残した人がいるから我々は悲劇として知ることができる。それを矢口先生がコミカライズした一品。矢口先生の平成に入っての作品と知り画力の衰えを感じさせない迫力にさらに驚く。
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あずさ
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ネタバレ戸川幸夫、矢口高雄両名義です。作画は矢口御大。三毛別羆事件を扱った表題作と、宮城〜山形県蔵王地方に住むレイヨウとマタギの一騎打ちを描いた「飴色角と三本指」が収録されています。どちらも、コマの細部にまでわたる緻密な絵の美しさ、動線と迫力に息を呑みます。矢口先生、ありがとうございました。
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shikada
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クマの獣害としては日本史上最悪の被害を出した「三毛別羆事件」を描くノンフィクション。大正時代、雪深い北海道の地で苦労していた開拓民たちを、ヒグマが襲った。このヒグマは凶暴なわりに慎重で、人肉の味を覚えて何度も同じ民家を狙うかと思わせて、鉄砲の匂いを察知して猟師の待ち伏せを回避したりし、熊狩りは難航する。最期は熊撃ちのプロが引導を渡すわけだけれど、それまでに襲われた民家の被害は凄惨の一言。身の丈2.7m、重さ340kgの飢えた熊に襲われた当時の人々の恐怖は想像もつかない。
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tkskk
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銃を定期的に撃つ習慣がなかった環境や、日本的な危機感の薄さや、熊の動物的な狂気がごちゃ混ぜになった悲劇。 ※KindlePrimeReading
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ジョン
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三毛別羆事件のコミカライズ。 矢口先生の緻密で繊細なタッチで紡がれる雪景色と開拓村が美しい。キャラクターたちも生き生きと描かれている。だからこそ、事件を知っている者からすれば、平和な村の様子が描かれれば描かれるほど胸苦しくなってくる。 そして惨劇。釣りキチ三平などでは決して描かれない、矢口先生のマンガにおいて初めて目にした凄惨な場面には絶句した。決して描写はグロテスクでも派手でもない。寂静としているからこそ、余計に不気味で恐ろしい。 特筆すべきは、羆の立場や心情も描いていること。自然に善悪はない。
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hroko
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ネタバレ三毛別羆事件を題材にした小説のコミックス版ですが、元の小説を読んでいないので、獣害事件を題材にしたコミックスとして読みました。越冬という厳しい状況と、開拓者によって自然を荒らされた羆と自然を荒らしたとしてもギリギリな生活の開拓者たち... 羆が開拓者を襲うのも人が羆を狩るのも大自然の掟の範疇ならば、結局、私たちは、この大地と海の恵で生かされているのだ、とか、そんなメッセージを感じました。
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arimar
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Wikipediaが詳細なことでも知られる三毛別羆事件ですが、漫画の方も迫力があって一気に読めますね。同じく収録されている飴色角と三本指もおもしろい。太平洋戦争に際して猟銃が召し上げられ、漁師が徴兵されたことが事実上の禁猟の効果をもたらし殖えつつあったカモシカ、なかでも大物であった飴色角とそれを執拗に追う三本指と称する猟師の話。
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鱒子
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kindle prime 一匹の羆に集落が襲われた惨劇「三毛別羆事件」。戸川幸男著「羆風」が原作ですが、矢口さん自らが調査をした内容や、羆の一人語りなども追加して漫画化したものです。木村盛武著「慟哭の谷」も参考資料にしているようです。実際の悲劇がベースなので残酷な表現が多いですが、非常に骨太で質の高い漫画です。
すぱちゃん

鱒子さん、矢口高雄さん大好きです。ガロで橋高雄名義でデビューした作品等を含め、ほぼ所有してます。矢口さんほど自然をちゃんと描く漫画家は他に知りません。秋田県横手市の漫画美術館にも行ってみました。仙台EBeanSでの原画展にも足を運びました。原画を見ると美しく、また、その迫力に圧倒されます。

08/31 19:36
鱒子

すぱちゃん。わたしは初めて矢口さんの漫画を読みました。こんな事をいうのは不遜ですがめっちゃスゴイ漫画家だと思いました。矢口さんもガロ出身だったのですか!(昔みうらじゅん氏が「漫画家には2種類有ります。ガロ出身とそれ以外です」と仰ってました 笑) 本作の2部目「飴色角と三本指」も大迫力で素晴らしい漫画でした。人間の意固地さとジレンマ、そして野生動物の尊厳に踏み込んだ名作です。

08/31 21:25
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於千代
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三毛別羆事件を漫画化。釣りキチ三平の矢口氏のタッチで羆を擬人化しながら描いているが、内容は凄惨。無論、氏が羆に語らせているように、人間が羆の領域を侵した事が発端であるのは間違いないが、野生動物の恐ろしさを再認識させられる。羆をプーさんぐらいにしか思っていない人には一度は読んで欲しい。後半は氈鹿と密猟者の戦いを描く。こちらはこちらで人間の愚かさを再認識させられる。
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真魚
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矢口氏のこの、自然を真剣に描く描線の真摯さ! お話は史実。その凄惨な生の対峙を、誠に豊かな筆致で描かれる。とても心に残った。 また、『鬼滅の刃』はきっとこのお話を下敷きにしていそうな印象があった。
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Mariyudu
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コレハスゴイ… リアルタイムで釣りキチ三平を読んでた頃から半世紀近く経って矢口先生の凄さを再確認してる俺。ちょっと熊に「語らせ」過ぎじゃないの?と思いつつ読み始めたが、これだけ凄惨な実話なのだから事実に忠実に描こうとする程、読者は「人間側」に感情移入するだろう。だから、これしか無かったのだ。もう一篇のほうも人と自然の交わりというテーマが貫かれている良作だし、ボリュームの凄さもあって腹パンの大満足でつ。 #PrimeReading
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zen
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ネタバレKindleアンリミテッド。釣りキチ三平の方が作画されていてめちゃくちゃ絵がキレイ。熊側視点の呟きも入っているのが新鮮。三毛別事件のことは知っていたけど、劇画でこと細かく描写されているのを見るとよりエグい。ルポタッチで詳細な時系列で説明されており本当に分かりやすかった。最期、伝説のマタギに撃たれて死亡だったのか。
zen

たしかデカイ熊もあったはずなんですが。観光地化していいのか?って感じなんですが。

08/26 20:58
美映

それで地域が潤うなら、どんどんそうするべきだというくらい、何もない場所です。むしろ「そりゃ熊も出るわ」と納得するほど。観光地化によって人が呼べて熊が出なくなるなら、私が犠牲者なら本望だと思うかも。

08/26 21:25
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うずぴ
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慟哭の谷、羆嵐をよんでからこちらを読みました。 文字からのイメージで読んでいたものと違い、より具体的になり生々しかったです 羆側の感情も描かれていて新鮮でした。
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Cinejazz
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1915年(大正4年)12月に北海道天塩山麓の開拓村で、一頭の羆が2日間で6人の男女を喰い殺した「苫前羆事件」の全貌を、【矢口高雄】が激烈に描写した胸迫る作品です。原作は【戸川幸夫】の『羆風』ですが、【吉村昭】の『羆嵐』を読んだ時のおぞけを振る衝撃の記憶が生々しく蘇ってきました。もう一遍の『飴色角と三本指』は、大正14年に国の天然記念物に指定された“あお(カモシカ)”の中でも高値の “飴色の角を持つあお” を追う執念の密猟者 “三本指”を、迫力ある画筆で物語った宮城県刈田郡七ケ宿村の息つかせぬお話しです。
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ドント
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大正時代に起きた日本史最大の鳥獣被害事件、それをベースにした戸川幸夫の原作『羆風』を『釣りキチ三平』の矢口高雄がマンガ化した一大巨編+シカvs猟師の勝負を描く短編。ちなみにこの事件のルポは三冊、『慟哭の谷』、本書『熊風』、吉村昭『羆嵐』がある。心理を描いたことで人間臭くなったためヒグマの恐怖感は薄れたものの圧巻の画力で山津波のごとくしかし巨視的に語られる自然、追跡、殺戮、討伐の様子はどれも素晴らしい。前半のたっぷり幅のある語り口と比較すると終盤が駆け足に感じ、もう1話分欲しかったというのは贅沢な悩みか。
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へへろ~本舗
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日本最大の羆事件、三毛別羆事件の漫画化。いやぁ、恐ろしかった。絵で見ると余計恐ろしさが際立つ。そして併録の飴色角と三本指は羚羊と密猟者の話。つい、羚羊の味方になってこんな密漁者たちは羆に食われればいいのに…と思ってしまった。
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