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和泉式部日記 和泉式部集 新潮日本古典集成 第42回

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kero385
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平安の文学は、私にはかなり難しい印象で、高校大学をかけてこの新潮日本古典文学集成で「源氏物語」をかろうじて読んだのが精一杯だった。なのでたとえ短くても、せいぜい「伊勢物語」くらいで、その他のものはほとんど手を出さなかった。かといって現代語訳を読む気はしなかった。やはり文学は原典を最初に読むべきだとこだわっていた。(じゃあなんで外国文学を翻訳で読んでんだろ)。でいつものごとくなんとなく手にしたのだけれど、、、、構成の8割以上が、男女の和歌のやりとり。ほぼ9ヶ月の間に交わされる中で、
kero385

次第にお互いの心情が募って行く(といっても比較的早い時期にそういう関係は結んでいるようだが)。一文一文噛み締めながら、和歌のやりとりの意味を考えながら感じながら読んでくると、男女の心の動きが痛いほど伝わってきて、とても1000年前とは思えない。中盤の「手枕の袖」のやり取りで女が最後に織り込んで返す歌を読んで不覚にも涙してしまった。多分こういうのは高校くらいの自分では理解出来なくて当然だったろう。

12/09 18:32
kero385

この新潮日本古典文学集成は、注釈が豊富で、なおかつ地の文にもわかりにくい箇所には現代語訳がルビのように振られているので、大変読みやすい。変な思い込みで平安の文学を敬遠してたけど、帰ってこれから読む楽しみができたかも。

12/09 18:32
0255文字
maekoo
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冷泉天皇の為尊親王と同母弟の帥宮敦道親王との恋愛で有名な恋多き歌人和泉式部の著作と言われる文献の原文注付本。 原文を読む事で特に和歌に込められた想いや今と違う雅な表現が読み取る事が出来、又この時代の人間模様を注や解説で知る事が出来ます。 解説では史料が少ない上での、日記文学の中での本日記の位置づけや写本の系統、源氏物語を含む他の作品との比較系統の上での生き方を含む作者論・成立論・表現論も展開している。 他の様々な説や後の世の享受、紫式部の宮廷女性批判論についても論を割いており和泉式部研究にとても役立つ!
0255文字
エイダ(K.595)
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緑が濃くなる、あの人の死んだ夏がまた来る・・・・・・。ぼぼぼぼ(効果音、車の音でお願いします)、「今の帥の宮の車じゃね?」「い、今の和泉式部じゃね?」(効果音人々の声、和泉式部のスカーフ姿『華やかな情事』(ペチュリア)のジュリー・クリスティでお願いします)。
スプーン

るるる。

10/14 05:25
エイダ(K.595)

↑っっ、出たなニセモノ仮面っ。んでは『蜻蛉日記』など。(るるる~)

10/14 21:44
3件のコメントを全て見る
0255文字
Haruka Fukuhara
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思いの外短い作品で驚いた。これに訳やら注釈やらつけると分厚い一冊になったり数冊になったりするということか。日記の他に歌を集めた和泉式部集も収録して簡単な註とルビ訳を付したもの。コンパクトで手頃な感じだった。
0255文字
双海(ふたみ)
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勉強不足ゆえ「味わう」レベルには程遠い。あと20回ほど通読すれば何かが見えてきそう。死ぬまで付き合っていく本だ。気長にいこう。
fseigojp

角川ビギナーズ・クラシックもいいですよ

09/17 19:46
双海(ふたみ)

fseigojpさん ありがとうございます。

09/17 19:56
0255文字
澤水月
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夫を一度持った美女、親王が恋人になり父から勘当。親王の急死(疫病を気にせず通ったから…新型コロナ流行の今考えるとなかなかクる)を嘆く涙の乾かぬ間にその弟親王が通い出す! 身分高い男と和歌をやりとりし燃え上がり、外出もして髪ボサボサ、服シワシワで戻るわ、互いに拗ねたり出家チラつかせたり…身分の格差で第二以下であろうと夫人になれぬのだが遂に家に招き入れられる。正室がツノはやし問い詰めてる場面で唐突に終わる! チャラ男女に見えて和歌は七歌仙入りの才能、美貌と知性あればこそのミューズ。読了は890205
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