形式:単行本
出版社:新潮社
次第にお互いの心情が募って行く(といっても比較的早い時期にそういう関係は結んでいるようだが)。一文一文噛み締めながら、和歌のやりとりの意味を考えながら感じながら読んでくると、男女の心の動きが痛いほど伝わってきて、とても1000年前とは思えない。中盤の「手枕の袖」のやり取りで女が最後に織り込んで返す歌を読んで不覚にも涙してしまった。多分こういうのは高校くらいの自分では理解出来なくて当然だったろう。
この新潮日本古典文学集成は、注釈が豊富で、なおかつ地の文にもわかりにくい箇所には現代語訳がルビのように振られているので、大変読みやすい。変な思い込みで平安の文学を敬遠してたけど、帰ってこれから読む楽しみができたかも。
るるる。
↑っっ、出たなニセモノ仮面っ。んでは『蜻蛉日記』など。(るるる~)
角川ビギナーズ・クラシックもいいですよ
fseigojpさん ありがとうございます。
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次第にお互いの心情が募って行く(といっても比較的早い時期にそういう関係は結んでいるようだが)。一文一文噛み締めながら、和歌のやりとりの意味を考えながら感じながら読んでくると、男女の心の動きが痛いほど伝わってきて、とても1000年前とは思えない。中盤の「手枕の袖」のやり取りで女が最後に織り込んで返す歌を読んで不覚にも涙してしまった。多分こういうのは高校くらいの自分では理解出来なくて当然だったろう。
この新潮日本古典文学集成は、注釈が豊富で、なおかつ地の文にもわかりにくい箇所には現代語訳がルビのように振られているので、大変読みやすい。変な思い込みで平安の文学を敬遠してたけど、帰ってこれから読む楽しみができたかも。