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王さまのスプーンになったおたまじゃくし (PHPとっておきのどうわ)(Kindle版)

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山川欣伸(やまかわよしのぶ)
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美味しいものを食べたい一心で、北風に助けを求めたおたまじゃくし。王様の豪華な食事に目がくらみ、スプーンに姿を変えてしまいます。王様のスープをペロリと平らげたり、ビーフシチューを独り占めしたり。その姿に思わずクスッと笑ってしまいました。 いやー、この絵本を読んで、子どもの頃、お腹がぺこぺこでたまらなかったの思い出しました。お腹がグーグー鳴って、何でもいいから食べたい!って思ってたんですよね~。そんな素朴な気持ちを、おたまじゃくしが代弁してくれているような気がして、とても共感できました。
0255文字
鳩羽
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食いしん坊のおたまじゃくしは、水辺の柳や北風の助けを借りて、お城に住む王さまのスプーンになる。これで思う存分、ごちそうが食べられると思ったけれど、ごちそうを食べることに夢中になり、王様に正体がばれてしまい….。とにかく、おたまじゃくしが愛らしい。柳が助けたくなるのも分かる。正体がばれてからすったもんだがあるのではなく、王様と仲良く暮らしていくらしいのは、お話的に物足りない気もする。
0255文字
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