読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
1

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ケイ
新着
出版時の80年代臭漂う性描写。タイトルは原題のまま、男女のオーガスムの瞬間での広島への原爆投下。ハイチの黒人少年は浮世絵の、春画の日本の女性に魅せられた。北米に亡命後に出会う日本女性は細く小さく、身体を貫くときに持つロリータへの凌辱的な感情は、原爆に犯される日本と重なるのだろうか。彼がカナダで交流する大作家たち。大戦での日本との戦いを描いたノーマンメイラーに日本のことを書いて欲しく、モラヴィアには性交と死について問うた。彼が憧れた日本は、芭蕉からkenzoへとうつろう。作中に登場する物たちは何かの表象。
ケイ

p.117「爆弾を発見したのは、セックスと同時だった。すぐにどちらも死を発生させる… この呪わしい地球上のどこに隠れようが、いつであろうが、爆弾への畏怖が消えることはない。このいまいましい爆弾を待つにあたっては、セックスしかないのだ。幸いにして、我々は地球上のそこかしこに50億よりも少し多い数となって散らばっている。だから、いつでもいいんだ、君の好きなときにおいで」

10/04 12:47
0255文字
全1件中 1-1 件を表示

この本を登録した読書家

読みおわった読書家全6件中 新着6件

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全2件中 新着2件

エロシマ評価40感想・レビュー1