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永遠についての証明

感想・レビュー
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ぽけっとももんが
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誰か瞭司に手を差し伸べてやってよ。友達、恩師、先輩、出てこないけれども家族もいたのに。確かに天才だし扱いにくいけれども、仲間じゃないか。あんなになるまでに引き返させる時間はあったじゃないか、だめだったかもしれないけれども、それでも。まったくもって天才や芸術家であるのは難儀なことである。
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sora
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フロンティア大賞、NHKドラマ化。一気読みで面白い。美しい景色が見える
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桃の節句🍑
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岩井さんのデビュー作。圧倒的な数学の天才・瞭司は、大学で秀才・熊沢と出会う。天才ゆえにずっと孤独だった瞭司は、数学の喜びを分かち合える仲間にやっと出会えたのだ。やがてその才能は、周りの者に嫉妬や羨望を覚えさせ、彼らは次第に別の道へと進んでいく。数学だけが拠り所で、社会適応能力が乏しい瞭司が堕ちていく様子が苦しい。ギフテッドの生きづらさ、支援が必要だとつくづく思った。「今解けなければ死ぬまでに解ければいい。ボクが解けなければ、他の誰かが解けばいい。肉体が滅びても、僕は理論として生まれ変わる。」→
ヒデミン@もも

楽しみだね😊 教えてくれてありがとう😊

02/26 23:10
桃の節句🍑

ドラマも楽しもうね😊

02/26 23:13
7件のコメントを全て見る
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よしぱん
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★4 天才ってむしろ生きるのが大変だよね。自分には当たり前に見える世界を見えてない凡人に説明しなきゃいけないし、同等の理解者も少なく、それでいてハードル激高で。物語は数学の天才・瞭司と同期・熊沢の2視点で描かれる、天才の光と闇。瞭司はただ仲間とわちゃわちゃ数学を解いていたかっただけなのにね、それがだんだん歯車が狂っていって・・山高ければ谷深し。数学理論が解けなくても何とも思わない凡人のボクは、ある意味幸せなのだろうな。
まろろろろ~ん

いえいえ、よしぱんさんの前で天才だなんておこがましいです。大谷翔平と高校球児を比べているようなもんですよ。😎🚬

02/26 08:16
よしぱん

真の王者こそ謙虚ですな😉さすがパンストオリンピック金メダルのまろさん🏅

02/26 09:21
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ふーちゃん🌻
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何故誰も差し出された手を掴まなかったのか…瞭司はずっと、SOS を出していたのに…アルコール中毒は自業自得?クマが"正しい"と瞭司を肯定していたら、彼は生きていたのではないか。瞭司は数覚を持つ稀有な天才であり、単純に仲間と共に数学の難問を証明することが、彼の悦びであった。しかし周囲の人間は嫉妬と焦りに駆られ、瞭司と道を別つ。彼はそれを受け入れるには余りにも脆く純粋すぎ坂を転げ落ちる…自然の摂理が数学に繋がり、物理の知識で証明される。数学とは実に奥深いものだと改めて実感。天才とは常に孤独なものなのだろうか。
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りん
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外の世界と上手く関われず数学という森の中で息を潜め、ひっそりと生きてきた少年が数学という共通語をもつ同級生や先輩、師を巻き込んでいく物語。最後まで数学という森の中で光を探究し続けた主人公。誰が何が悪いというわけではなく、読んでいてつらくなりました。
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アール
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初読作家作品。数学の話だが専門用語も少なく読みやすかった。以前、某研究所の研究者の論文をその研究所の研究者総出で何年もかけて査読して「正しいと思われる」という結論を出した話を思い出した。その研究者は「周りにある程度話の通じる人間がいる環境は幸せ」と語っていたような記憶が。全く縁のない世界の話なのに楽しめたという点では、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』に近いものを感じた。先輩の田中と木下の二人は外見くらいしか違いがないようにも思えてしまったが、他の登場人物は皆個性があり魅力的だった。
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teketeke
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良かったです
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名古屋ケムンパス
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数学のエレガントの解法を小説で証明してみせた傑作です。プロローグで与えられた命題は、エピローグで見事に回収され、未来への光の輝きさえ湛えています。若くして開花した天才数学者の三ツ矢瞭司は、その類稀な「数覚」を活かして未解決問題「コラッツ予想の証明」に挑みます。到達点は見えたものの「数覚」を共有する者はおらず、次第に孤立し、成果を手にする前にお酒で身を滅ぼして仕舞います。でも、17年の時を隔てて、彼の数学の親友たちは三ツ矢の遺したノートを共有し、彼の見ていた数学の景色を見つめるのです。
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チャイ
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ネタバレ正しさは時に人を狂わすよね。何かがちょっとでも違ったら彼はまだ生きてたはず。ただただ仲間が欲しくって一緒に語らいたかっただけなのに。仲間ができたら今度は嫉妬心が湧いたりする…研究者は難儀な生き物だ。
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ane
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ネタバレどこかで何かが一つ変われば孤独な天才数学者は命を断たれることなく様々な奇跡を起こしていたのかもしれないのに…どんなに非凡な才能を持った人でも やっぱり自分の世界を理解し、語り合える同士は必要なのかな? 色々な理論を調べながらの読書体験はなかなか刺激的で貴重でした。だけど 読んでいる最中から読み終えるまで熊沢や佐那や小沢の無神経とも思える態度に、平賀の傲慢さに そして何より瞭司の弱さにずっとずっと腹が立っていた。純粋に一途に何かに取り組む人には幸せな未来が待っていて欲しいとそう願わずにはいられない。
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tom
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「数覚」を持つ青年が主人公。彼の栄光と挫折の物語。難しい数式を理解できるということだけで、私は羨望と嫉妬なのだけど、その頂点に立つ人が見る世界を垣間見せてくれることの喜びの本だった。でも、どんなことでも頂点に立つ人の後ろには死屍累々、頂点に立っても息も絶え絶え、そういうものなのだろうとも思う。だから辛い物語だった。主人公は生き延びるためにアルコールに解決を求めたけれど、せめてマリファナ、こちらの方が中毒性が少ないらしい。犯罪に絡んでしまっても、死ぬことはなかっただろう。こんなことを思ってしまった。
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灯火
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ネタバレ「瞭司はただ、美しさに導かれるまま生きてきただけだ。仲間とともに研究する日常を送りたいだけだ」それは叶わぬ夢。三十で亡くなった三ツ矢瞭司の残したノート。彼の大学入学からの人生譚。天才視点の話というのも中々珍しい。厳密さより本質をつかみたい天才。仲間がいたのに段々孤独になっていくのは、日本の教育環境の欠陥か、三人に固執するあまり外に目を向けなかったからなのか。まあ、熊沢のことは好きにはなれないかなぁ。ちょっと、無理。 表紙もいいね。解釈ある感じがいいね。数覚の煌めき、星空、グラフィックアート、プルビス
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knockknock
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80-珠玉の短編集「暗い引力」で知った岩井圭也2作目はデビュー作。長編の今作も素晴らしかった。孤高の天才に勝てない秀才、というよくあるテーマながら描きかたがうまいし、読ませる。数学の世界って突き詰めるとホントにロマンだな…。
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もこ
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ネタバレ最近読メでよく見かける岩井圭也さん初読み。内容は数学青春小説だけど、とても読みやすかった。数学の天才、暸司は大学でやっと数学について語れる輩と出会える。しかし周りは違う道を選ぶなど暸司から離れていき…小沼先生と熊沢の存在は大きかっただろう。お酒の力を借りて見える世界と転落の狭間で、孤独と絶望を抱えていた暸司。彼が存在した証がここにあった。
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shoko
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天才の苦悩。自分には一生わからないものだけど、読んでいて苦しかった。
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shimashima
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ネタバレ瞭司の苦悩が切なすぎる。本当はこういう子が思い切り能力を発揮できればいいのに私も含め大多数の人は理解できないからなかなかそうもいかない。才能に嫉妬しながら自分の持てる範囲で成果を出して生きていかないといけない人もいる。誰も悪くない。考えてみれば自分もそう。取り立ててめちゃくちゃ良くできるところもないけど、比較的人より良くできてお金をもらえそうな分野で生計を立て、好きなことで職業にしづらいとこは趣味にして続けてる。そういう意味ではサナみたいな感じ?作中の中では1番幸せそうな人種と思う。
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ロバくん
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ギフテッドの瞭司の求めるものが純粋過ぎて大人になるに従い難しくなり応じられなくなっていく様が痛々しく悲しかった。
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kurousagi
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数学の天才が解法のアイデアを掴み、数理モデルの天才がそれを言語化して論文にし、更に下流の秀才が製品化しその恩恵を最下流の凡人が与る社会構造の、源流の世界のお話ってことでよろしいか?『まいまいつぶろ』の殿様も通詞を得て本領発揮となったが、瞭司は通訳に逃げられて悶々としちゃったな。正しい教授が悪いわけじゃないと思うのだけど。割り切って孤独の森の奥でひたすらこんこんと湧き出る源泉として生きていたら、周りの人が翻訳してくれたろうにな。人間「褒められたい」が先に来ちゃうとだめだな。凡人が言ってもしょうがないけどな
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猫スキー
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ネタバレそんなのってないよ、という話。天才ゆえの孤独、それにつけ込むアルコールの誘惑。生々しくて辛い。自分は凡人だけれど、辛いとき、苦しいときの依存物質がどれだけ沁みるかが分かるからとにかく「しんどい」という気持ちになった。あのときクマに余裕があれば、サナが引き留めていれば、小沼が居酒屋で優しく導いていれば……というイフばかり考えてしまう。我が事のように苦しい。
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ぴよぴよ
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ネタバレ数学は苦手だけれど、数学に取組む天才たちを読むのは何故か好き。数学に魅せられ、その素晴らしさを共有したいけれど煙たがられて居場所をなくし、唯一自分を受け入れられた環境も次第に変化。自分だけがその変化についていけずに孤独が巣食っていく。寝食を忘れて数学に打ち込む姿、溢れる才能、才能あるもの同士の嫉妬。輝かしい栄光からの暗転が痛々しい。もっと早く、誰かが彼を救えたのでは?と思ってしまう。最後に出てきた数覚ある少年を大事に育てて欲しい。
mike

いろいろな分野の学界でもこんな風に嫉妬や足の引っ張り合いってあるんだろうなと思った。権威を持っている者だとか各界で声のでかい者が若手の成果をさらったり潰したりとかね(¬_¬")

08/21 16:56
ぴよぴよ

mikeさん♪そうだよね。優秀な学者達は皆、そりゃ海外へ行くよねとノーベル賞の時期になると思っちゃうわ。瞭司の才能は眩し過ぎたね😵

08/21 17:10
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mie
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☆☆☆☆★
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ゆんり
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ネタバレ瞭司の最期が不憫でならなかった。ようやく巡り会えた仲間たちと共に、数学を愛し、数理の世界で生きた彼。仲間の変化に戸惑いながらも、自分の生きる道をただひたすらに突き進んだ。純粋で真っ直ぐで、あまりにも不器用過ぎた。胸が詰まって何度も本を閉じた。天才が故の困難。誰が悪いわけじゃない。みんなの気持ちが、ちょっとずつすれ違ってしまったんだろう。クライマックスでのクマの証明は圧巻で、涙が止まらなかった。ちゃんと瞭司の意思を受け継いで、彼の待つ場所で、彼の世界を見ることができたクマ。ハッピーエンドでよかった。
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いずみ
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ネタバレ瞭司という数学者は、皆の人生に影響を与えた程の人物。なのにか、故にか、孤独に陥ってしまう。だんだん読むのが辛くなってきた作品だった。
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猫草
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ネタバレ研究室での3人の日常が愛おしくいつまでも続いて欲しかった。天才故の孤独感に負けてアルコールに溺れた暸司が熊沢を求める姿が痛々しく後半は泣きながら読んだ。熊沢も佐那にもそれぞれの道を歩み出すのは当然だが、暸司を理解できるのも彼らしか居なかった。死後6年を経てやっと暸司のメッセージが伝わって救われるけど……それでも切ない。
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DEE
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取り憑かれたように、命をかけてまで正確さを求める数学者。その先にしか見えない景色があるのだろう。悲しい結末ではあるけど、バトンは次世代に託された。そんな希望も持たせる物語。
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きあら
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理系の名門、協和大学の数学科に特別推薦生としてやってきた瞭司、熊沢、佐那。天才的な数学の才能を持つ瞭司は、やがて数学に絡め取られ、コラッツ予想を解明したノートを残してこの世を去る。学問だけでなく、スポーツや芸術、汎ゆるジャンルで天才の見えているのはどういう景色なのだろう。熊沢の公演のシーンは圧巻だった。
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mike
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ネタバレ読友さん推し納得の1冊だった✨天才的数覚をもつ暸司。繊細で純粋でプライドが高くて…彼の圧倒的なその頭脳は誰の理解も及ばず時には妄想と片付けられる。生き辛さの中で彼は酒の力に頼り数学者としてたった一人で難問を解決しようとする。師と仲間と居場所をようやく見つけて生き生きとしていた瞭司が、再び一人になって目を覆いたくなるほどに変わり果てるのが読んでいてとても辛かった😢しかし、瞭司の言っていた「問題を解くことに挫折はない」がやがて証明されるであろうと感じるラストがとても好きだ💫
ぴよぴよ

私も読みました(≧▽≦)♪後半どんどん辛くなっちゃったけど、また新しい才能に巡り会えたのがいいなと思ったよ。

08/21 16:41
mike

ぴよちゃん、お疲れ!余りにも天才であるがゆえに、瞭司が理解されず苦しんでいくのを見るのは辛かった。でもラストに何とか救いがあってホッとしたね😚

08/21 16:47
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RIHON
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目指すものは違えども、ライバルとして友情を持ち続けてほしかった。3人の選んだ道に極端ではあるが痛感する。心の余裕を分けてあげたいものだ。
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matsu0310
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☆☆☆☆
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pio
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自分は数学は苦手ですが、何かとても面白かったです。こんな物語が描ける作家さんには尊敬しかないです。
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すしな
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013-24.数学の天才の話でしたけど、日本の教育システムは、天才を拾いきれてないんじゃないのかなかと日頃思ったりします。まだ理系は能力をある程度数値化できるので、それなりにその分野の優秀な人を拾えているとは思うのですけど、文系の倫理や哲学の分野は本当は優秀なのに埋もれている人がかなりの数いるんじゃないかと思います。優秀な人ほど学校で教える正解は空虚なものでしょうし、それを誰かに話しても受け取れる人も少ないので何かに依存しないといけないんでしょうね。
すしな

数学者の岡潔さんの「スミレはただスミレのように咲けば良い。」とゆう言葉を思い出しました。: https://bookmeter.com/reviews/116159289 :

02/04 14:13
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ダーク
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★★★★★★★★★☆
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サクラ
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数学については全くわからないけれど、自分の人生のすべてを掛けれるほどの物に出逢ってみたいです。でも、ここまで囚われると狂喜の世界なのかも…三ツ矢君の最期があまりにも寂しすぎる。
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Ree.
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★★★★☆数学は私の生活にとってスーパーの値引きシールで触れる程度の存在だ。しかしこの作品は人間関係の深さで読み切れた!青春だな、眩しいな、尊いなと思った。(数学に愛された暸司の残した研究ノートから始まる物語。かつて大学時代に親友であり、今は大学准教授の熊沢、同じく元同期で今はエンジニアの佐那、恩師の小沼。それぞれの立場から研究ノートを読み解いていく。)呪術廻戦の夏油、五条、硝子とダブって見えた私。アオハルかよ。
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ちゃんかん
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ネタバレおもろい。 数学の話。瞭司のある中に落ちぶれるさまがさみしい。
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ケンタ
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岩井さん初読み。数学の天才、瞭司の儚い人生。瞭司が亡くなってしまうことは冒頭から分かっているので、周囲の人や瞭司の行動に対して、なぜそんなことをとか、なぜ手を差し伸べないのかなど、なぜなぜなぜと「なぜ」が止まらない。なんとも儚く、心に残る作品でした。岩井さんの他の作品も読みたいと思います。
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そうたそ
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★★★★☆ 著者のデビュー作。新人離れした整った文章で、一気にストーリーに入っていけた。ある数学の天才の早すぎる死。遺されていたのは未解決問題の証明だった――。若さ故の苦しみ、青春ならではの苦悩が感じられる一冊。数学に限らず、才覚が必要な世界では、それがない者は容赦なく脱落していく。振り落とされていく者への非情さも感じるが、残された天才の孤独や苦しみもまた感じられる。苦しい作品ではあるが、どこか感じられる青臭さがその苦しみを和らげていたような気もした。
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mano
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★★★★★
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ゆうや
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数学に物理の視点を取り入れて解決に向かう、惹かれました。☆4
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