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やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記 (新潮文庫)

感想・レビュー
37

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コノヒト
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1月3日の新聞朝刊に『EXPO2025開幕まで100日』の一面広告。その文言を読んで「おやおやこれは?」となる。本書の第二部では、1970年大阪万博開催当時、著者氏らが行った、万博理念の研究、テーマづくりへの取り組みが書かれている。翻って件の広告の文言。この第二部をそっくりそのまま丸写ししたかのような謳い文句なのだった。これはつまり、著者氏らの導き出した結論が、いつの時代のあらゆる万博についてでも通用し得る優れた理念であったことの証であろうか。まさかEXPO2025の手抜きではあるまいな。
0255文字
Hiro
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著名なSF作家による、自身の血気盛んな旧制中学高校時代を綴った回想記と、その後作家となって大阪万博、勿論今のではなく昔の70年の万博に関わった時の苦労話、この二つを収める。どちらもとても面白く著者の、これと思ったものには真剣に一生懸命取り組む様子が目に見えるように生き生きと描かれている。青春記では戦中戦後の食糧難や体罰の横行する学校の実態などに目が行くが、そんな逆境をものともしない生徒たちに感心するし、万博は昔も利権争いや権力闘争の場だったと再確認できる。今の万博にも著者のような熱血漢がいるのだろうか?
0255文字
塩崎ツトム
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実際の戦中派の話は、生々しい!戦争は前線で戦う兵隊はもちろんだが、銃後の暮らしも悲惨だが、実体験だけに全ての改造が鮮明なのだった。空腹と暴力と汚辱が日常だが、日常だけに、感覚がマヒしていて、小松先生も「当時は何も感じなくて、あとから考えて異常だとわかる(大意)」と述べている。そして万博編。無数の意思決定の「中の人」となったわけだが、なんとかして巨額な金が流れて魑魅魍魎に食いつぶされそうなところに、「万博の哲学」を注入しようとしたところは頭が下がる。(つづく)
塩崎ツトム

以下引用。「万国博を開催するのは全世界の「よりよき明日」への手がかりをつかむためであって、万国博そのものは、その手がかりをつかむ手段にすぎない(中略)という確信と決意が、まず存在しなければ、(中略)すべては低次の利害関係や、利権問題、名誉欲、官僚主義、ナワバリ争いの泥沼におちこみ、博覧会そのものは、大金かけたきれい事になっていしまうだろう」。あれから半世紀後、次の大阪万博はものの見事に「きれい事」にすらならない巨大な茶番へと堕したのだった。チャンチャン。

10/10 22:23
0255文字
makisushi
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「やぶれかぶれ青春期」と「大阪万博奮闘記」とが合本になったもの。「やぶれかぶれ青春期」は敗戦前後に青春期を過ごしたリアルな貴重な記録。当時がいかに過酷で生きることに必死であったことがよく分かる。今では想像もできない。「大阪万博奮闘記」はあの大阪万博にいかにして出来上がったのかの顛末記。小松左京ら関西の若手学者らがその先鞭をつけて経済中心を企てる国に対抗し『夢』中心として開催することを貫き通した馬力はすごい。こういうことがあったからあの万博が成功したのだということがよく分かる。ぜひ読んで欲しい。
0255文字
ささ
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ネタバレ▪️戦時中のリアルな青春期。軍国主義者の体罰教師には玉音放送が理解できず(ポツダム宣言を離脱と解釈)、戦争に敗けたのではと、と尋ねる生徒に対し、のちに障害をおうことになるほどの体罰を与えたくせに、3ヶ月後には「もともと民主主義者で」と言い出す。落第が見えている同級生に予科練に行くなら、英雄として送りだすと学校が言い、英雄として送り出されたものの、その同級生は入隊前検査に引っかかって予科練に入れず、学校にも戻れず、戦後、中学生初のピストル強盗をする。あちこちに散らばる理不尽。大人不信になる理由もわかる。
ささ

工場で食べていた栄養などほとんどない弁当ですらも貴重に思っていたのに、そのあまりが馬の餌になっていると知った虚しさ。闇市でものを売るために、仲間と機関車の先頭に乗るスリル、たまたま用事があって行かなかった「運び」の仕事が実は違法であり、仲間が逮捕されて、ヒヤヒヤした話なども興味深い。大阪万博奮闘記も青春という感じで面白い。『万国博は『目的」ではなく「手段」である』『万国博を開催するのは全世界の「よりよき明日」への手がかりをつかむためであって、万国博そのものは、その手がかりをつかむ手段に過ぎない』

06/08 08:38
0255文字
チタカアオイ
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【図書館】
0255文字
優希
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エネルギー万歳。アウトローな魅力。名前だけは存じていましたが、作品は読んだことがないので、ちょっと興味が湧きました。
0255文字
うぼん
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多くの人の少年時代の戦争体験記を読んできたが、小松左京の「青春記」は出色。凡そ人間は生きるか死ぬかの極限状態において自動的に外部情報処理を最小限程度で済ませ、感情を遮断し判断を一旦停止し、アドレナリンやドーパミンやセロトニンで精神崩壊寸前の自我を防衛するのだが、この自己防御システムがフル回転する逞しさと辛さ切なさが語られる少年の戦時記憶が凄すぎて動揺し疲労した。敗戦の翌日に泳ぎに行く時の描写など強烈すぎて読んでいて唖然として気を失いそうになる。決して心の澱みの浄化などの綺麗事ではないリアルさに呆然とする。
うぼん

で、「大阪万博奮闘記」。国際競争力強化が国家優先目標である60年代末、輸出振興のためだけの国際見本市しか考えられない国に対し、万博は世界についての問題提起と提案を行う、学問・産業・文化の総合情報イベントだ、直接経済効果より世界に訴えるべき理念に開催の意義があるとする、小松・加藤・梅棹らの「考える会」に共鳴し興奮する。彼らを批判団体だと牽制しながら理念の提出締切間近になって「考える会」の研究を使い始めたり、テーマ館なぞ不必要だと吐き捨てたり、モントリオール博日本館で恥をかいたり、通産省官僚は悪役の魅力全開。

08/16 10:28
0255文字
スターリーナイト
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2023-48
0255文字
不良牢人
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「復活の日」「日本沈没」の作者で超有名である小松左京さんであるが、大阪万国博覧会にも大きな関与があって多大な助力をした方だったようだ。スムーズに読めず日数もかかったので、内容も忘れてしまったが、星新一、筒井康隆とならんでSFの大家のようだ。尤も筒井康隆作品は全く読んでないが。堅物のイメージと違って、戦時中から戦後、そして万博に東奔西走した若き日の小松左京のパワーに陶酔した。こんど初期作品の「日本アパッチ族」を読んで見たい。
0255文字
mocotaro
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圧巻の筆力。やぶれかぶれ青春記は、小松もかいているとおり、買った当初思ってるのとは違って、戦中戦後の時代の波に翻弄された、過酷なものであった。(高校生の一年のモラトリアム期の輝きは、今の大学生活と通ずるところも多分にあるが)いかに暴力が蔓延していて、軍国主義的考え方が学生の人権を踏み躙っていたか、リアルに描かれており、自分は戦争を経験しなくていかに幸せかと思う。大阪万博奮闘記は、今にも通ずる日本のお役所主義に対して争い、理念の目的を重視した奮闘記で、今も昔も国を挙げての大イベントの難しさを感じる。
mocotaro

特に日本の役所主義が本質的でない所以は、その根底にある人間の性悪説だという考えはハッとさせられた。まさにそれは今の日本の行政および伝統的日本企業の非効率なやり方に通ずるところであり、私が嫌悪を感じる理由なのだが、それが感覚的であったところに理屈がついた気がした。

02/12 01:49
0255文字
愛の伝道師カロン@変質者どもを、改心させますよっ
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戦中戦後の混沌した時代の理不尽ともいえる学生生活を描いた第一部と、万博に高い理念を持って挑む第二部の2本立て。第一部の無茶苦茶で、且つ生々しさは体感したものでない人でなければ描けない現実である。
0255文字
きゃθ
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時代に翻弄された者の眼差しを感じた。 終戦後の日本の占領が奇跡的に穏やにすんだ理由として「市区町村単位にいたるまで、人目にはつかないが、有能な人たちがいた…そういう人たちが、混乱を最小限にとどめるように、黙々と適切な処置をとった」があることに感動。今のグサグサな日本の状況でも、理性も知性も根絶やしにはなっていないかも、と勇気が出た。 「世界のはるかはなれた他の地域の知恵の中に、別の地域が当面している問題の、思いもかけない解決の方法が発見されるかも知れない」 多様性が必要な理由は端的にやっぱこれだな🤔
0255文字
牧神の午後
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中学2年か3年の時、当時のNHKラジオ講座「中学生の勉強室」で取り上げられたのが「やぶれかぶれ青春記」。時代背景もあるのだけど、それ以上に鬱屈感で決してきらきらしてない青春に親近感を覚えて、旧制高校の自由闊達さへの憧れは、のちの自分の進路にも影響を及ぼされた。「次」の大阪万博が謳われる中、単なる通商・物産展じゃない理念はどこにあるのだろう?とフィルアップを読んで考えさせられたり。
0255文字
taco
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終戦直後からの闇市など、混沌とした情景が、今までにない描写で、真に迫ってきた。アパッチ族の描写にも活きたかなとも思えた。 万博に向けての、知識人たちの、勝手連的活動は、25年万博にも参考になる活動だと今さらながら思った。また、1970年時代の活気がよくわかりました。
0255文字
カモノハシZOO 
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元気な太ったSFおじさんは実は万博おじさんだった。晩年は痩せて元気が無くなってしまったイメージ。やぶれかぶれ青春記では戦時中の中学校のひどさにビックリ。大阪万博奮闘記は現在の文章を読んでいるかのようだった、プログレッシブ。小松左京作品もこれから読まねば。
0255文字
ダージリン
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小松左京のエネルギッシュで熱量溢れる書きっぷりが特に強く出ている気がする。戦中・戦後の混乱を経験したこの世代は、それ以降の世代と決定的にどこか違っている気がするが、青春期にこれだけの強烈な経験をしていれば、それも頷ける。「やぶれかぶれ青春記」だけでなく「大阪万博奮闘記」も熱い。万博を契機として、あるべき未来を見据えていこうとする使命感や、万博への強い思いを持った関わり方の背景に、青春時代に刻印された戦時中の経験がはっきりと窺える。
0255文字
onepei
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旧制高校生はいいなあ
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asobi
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小松左京はSFの巨人、「日本沈没」騒ぎ(といっていいだろう)は中学の頃で多感な時期。みんなが騒いでいるのであえて距離を置いてしまったが、間違ってました…。この本に当時気づいていたらねえ。だけど、これから未踏の山々があると思うとワクワクする。「やぶれかぶれ青春記」はいまこそ若者必読。「万博」については、裏事情がよくわかった。次の「万博」を作る人に読ませたいが…。
0255文字
ナンさん
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戦中戦後を生き抜いた著者による回顧録。青春記の方は下手な戦中の体験談を聞くより心のど真ん中を突く体験談。そして大阪万博奮戦記はまるで経済小説とかの趣き。流石、日本SF界の巨匠。しかし手塚治虫が嫉妬する程の漫画家だった時期もあるとは恐れ入る。
0255文字
tmi
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kindle本。『やぶれかぶれ青春記』は昔むか~し文庫本で読んだ事があるが『大阪万博奮闘記』は初読。『青春記』はこのところの”太平洋戦争”関連読書になっている事に途中で気づいた。戦争中に思春期を迎えた著者が何を経験し何を感じたかを高校生向けに記した青春記。ぜひ、十代後半以降の若い世代に読んでもらいたい本と思う。『大阪万博奮闘記』は、こんな文を書かれていた事を知らなかったし、著者が万博に関し岡本太郎氏との個人契約で参画されていたのもこの本で初めて知った。理由は本書参照。著者が若い頃に描いた漫画も一部掲載。
0255文字
kikizo
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ネタバレ前半の「やぶれかぶれ青春記」と後半の「大阪万博奮闘記」の2本立て。前半のハチャメチャなところは、当時の世相をよく表していると思った。後半は一転してシリアスな内容。大阪万博の開催までの奮闘ぶりもよくわかる。個人的には前半が好きだが、、、
0255文字
ひで
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やっと読み終わった…。もちろん文量も多いのだが、どうも小松左京とはテンポが合わないのか、昔から読むのに時間がかかる。
0255文字
くまさん
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 青春と社会の未来についてここまで明確に語れる人は少ない。「青春という、一種猛烈な、熱病的状態を通過するために、そのはげしい動揺をたえぬく力も、青春という状態そのものの中に、ちゃんと備わっている」。自己破壊もまた、新たな自分を作り出す契機である。万博や情報が架け橋となって目指される明日は、「数々の矛盾や軋轢が、少しでもよいよい方向に解決され〔中略〕よりゆたかで、より苦痛が緩和され、それぞれの特性に応じて、より充実した生をおくることのできるような世界」なのだ。SFを書く動機も明かされる。納得の連続だった。
0255文字
📚Tuf
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読んでよかった。小松左京ってこういう時代を 生きていたのか。さて、今度の大阪万博はどうなるのか…!ちょっと心配。
0255文字
hirayama46
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中編サイズのノンフィクションを2編収録。「大阪万博奮闘記」はものすごく大きなドラマは無く、淡々とした調子で進みますが、文化や文明に関する記述は穏やかなインテリジェンスがあり楽しめました。「やぶれかぶれ青春記」は戦中から戦後まもない時期を描いた自伝的エッセイ。こうして振り返ると本当にひどい時代ですね……。戦争に良い観点なんてひとつもないですよね。
0255文字
わ!
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面白い!まず最初が「やぶれかぶれ青春記」だが、これはまさに、戦中に生きた人たちの生活がとても良く実感できる。今までいろいろな人の戦中体験記を読んだが、この「やぶれかぶれ青春記」は、著者である小松左京さんが、10歳~14歳という多感な時期の体験記として書かれている分、今までの戦争体験記と異なっていて面白い。そして第2部となる「大阪万博奮闘記」である。実は小松左京さんは、あの万博に深くかかわっておられたのだ。万博というイベントを主催者側が、どのような事を考えて作り上げているのかが、よくわかる内容になっている。
0255文字
ナオ
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初小松左京がこれです。今からSFも読みます。次の大阪万博にこれほどの気骨があるか…。
0255文字
bura
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不世出のSF作家の青春時代は、理不尽の塊の中で生きていたんだな。あのパワーの源が理解できる一冊!
0255文字
わんだら
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再読に近いか。前半の「やぶれかぶれ青春記」は、その昔に旺文社文庫で読んだ。たぶん、まだ本棚にある。この続きに解説のように付与された「青春記に書かれなかったこと」(小松実盛)がとても興味深い。「大阪万博奮闘記」は初読。次の万博を大阪で、といったタイミングでこれを読むことになるのも、何かの巡り合わせか。
0255文字
四不人
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小松さんの新刊とは! 『やぶれかぶれ青春記』は旺文社文庫版を中学生の頃に読んで、スゴく面白かった記憶があるが、万博関係の手記は初めて読んだ。小松さんの作品に出てくる役人には優秀な人が多いんだけどな。現実の役人に苦労させられた反動なのかしらん。理念のない商売先行の万博なんかやるもんじゃないよなあ。小松さんも梅棹さんも居ないのに大丈夫なのか。
0255文字
あくうかん
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本書は戦中・戦後の少年時代と大阪万博の中年時代の2つの話で構成される。とりわけ少年時代の青春らしさと生きることへの逞しさの描写はぐいぐいと引き込まれる。今はなき闇市や目上からの理不尽で過激なバイオレンスが印象に残る。
0255文字
hee
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小松左京作品は今から30年くらい前に角川文庫版で出ていたものは殆ど読みました。この本の前半は旺文社文庫で出ていたもの。後半は70年の日本万国博前夜、万博をどう位置付けするかという思考実験から実務に巻き込まれ奔走する話。戦中の学生時代から社会人として小松左京が最も生き生きとしていた時代の自伝です。不世出の作家、小松左京の前に小松左京なく小松左京の後に小松左京なし。
0255文字
you
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学生の頃はまだ旧制高校の雰囲気が残っていて大学も学生もバンカラに寛容だったし親しみも感じていたが、今はどうなんだろう。ただの汚いパワハラ集団に見えるのかな。
0255文字
阿部義彦
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新潮文庫の新刊です。あっと言うに店頭から消えて追加でまたどっさり注文してました。きっと私と同じ年代の方が買ってるんだと思います。日本SF界のブルドーザー小松さんの若き日の回想、二本立てですが圧倒的に前者が良いです。後者では大人の事情で翻弄されたり、調停役のような事もやむを得ずしてますが、青春期では無一物の裸で無力しかし好奇心と茶目っ気たっぷりの疾風怒濤時代の一青年の体験した敗戦直後の火事や焼夷弾の場面、鉄拳制裁の教師が豹変して「実は私は民主主義者で、、」などという知っておかねばならない事が満載!感謝
0255文字
爺
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小松左京の戦中&戦争直後の青春期、及び70年の大阪万博のと関わりの記録。戦争前後に関しては、「美しい国」として教育勅語を復活させたい安倍晋三にもぜひ読んで欲しい。前線に立ちもせずにガタガタ言うだけの政治家家系に生まれた本人にしてみれば、戦前戦中辺りの日本はそりゃぁ調教された人間ばかりで「美しく」見えただろうね。ひとつの目標に向かって一心不乱に突き進む、異端認定回避のための人達しか目に入らないんだから。後半の万博関連はなんだか読んでいて苦しくなってくる。小松氏の希求した世界は未だ到来していないのだから。
ばたやん@かみがた

おー、懐かしい。前半の「青春記」高校生の時、読みました。戦中は左京さん、旧神戸一中に在籍しておられたんですよね。教練将校には大分いびられたとか。「地には平和を」「くだん」等の戦争描いた作品の原体験かなぁと思いながら読んでた記憶あります。

10/07 09:07
0255文字
tecchan
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故小松佐京氏の若かりし頃のエッセイ「やぶれかぶれ青春記」「大阪万博奮闘記」所収。戦中派の青春、戦後間もなくの頃の学生生活、そして、小松氏をはじめとした文化人が、万博をどのように考え、かかわっていったのかが描かれ面白く読んだ。
0255文字
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