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小説の神様 あなたを読む物語(下) (講談社タイガ アF 3)

感想・レビュー
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みんみ
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積読本
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nori
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小余綾詩凪,千谷一夜、共著者名はえ〜と、何たらこまに?もうラノベでなければ決してお目にかかれない様な見事な命名の数々…。で、要するに作家さんの立場からのエクスキューズ的物語。海賊本やら、本の万引きには怒るべきだし、身を削る思いで作品を描き出す作家さんの苦しみもあるだろう。だが文句を言う読者は正しい読者では無いと…確かに辞めちまえとか死ね〜とか書き込むのは言語道断、卑怯極まりない事です。けれど…私は我儘な読者です💧引っかかる処で文句を言うのはダメ読者なのですか?…でもね、面白ければ面白いと読むのですよぉ
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こつめつめかわうそ
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作家さんへの愛がより深まった作品。 p.178 「わかんない⋯⋯。わかんないの⋯⋯。(略)」 「わかんないのならさ、自分で訊いたらいいよ。それしかないよ」 p.185 誰かに物語を薦める動機なんて、もっと簡単なものよ。 その人と繋がりたい、楽しい時間を共有したい。そんな気持ちが、いちばんじゃない? p.237 自分が心の底から好きだと思える一冊と出逢えることは、本当に奇跡だ。それこそ、この広大な世界で運命の人を見つけるのと同じように、それは導いことなのだ。
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たくみ
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自分が物語は人を支えるか、力になるか、人を変えるかについて上巻の感想で書いたことに近い内容を名脇役の九ノ里君が言ってくれている。人も世界も少しずつしか変わらない、でも物語にはその少しずつの変化を支える力があると思う。あきのんとユイちゃんのやりとりが好き。あきのんはこれまでユイちゃんを知ろうとしていなかった、自分を出せなかったから向こうも見せてくれなかった。だから本作で本当の友達になれた。この子はあきのんとずっと続く友達になるんじゃないかと思う。もう少し彼等の続きが読みたくなるがここで終わるのも粋なのかな。
たくみ

城塚翡翠シリーズから入ったので物語の構成や叙述トリックが抜群に上手い作家さんと思っていたが、本作はまた違う点が見えていてら感情を爆発させるような物語が本当に素晴らしい。若者向けで少しクサイという意見もあるだろうけれどクサくない青春小説なんてそれはそれで物足りないでしょう。またこのジャンルの物語を描いて欲しいなぁ。

09/14 11:42
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ゆら
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本を読むように人を読む。その感情の過程が、大事に大事に一ページずつめくるかのようなテンポで紡がれていく。人を読み、丁寧に接することで、一面的な見方から脱していく関係性の描き方が力強くて良い。
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hydrangea
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私自身は正直そんなに深く考えずに読書をしているので、面白ければいいんじゃない、という気持ちが強いが、作品の受け取り方は人それぞれ。そこに書く側の苦悩があるということは痛いほど伝わりました。
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さい
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ネタバレ三連作の中で一番好き。成瀬のストーリーが良い。自分に合わない、自分だけが惨め、そんな思いを越え、訥々とでも自分の言葉で話せば物語となり、深層まで読んでもらえる関係性が生まれる。/前作の海賊版サイト・悪意の書き込み問題に続き、本作でもラノベ軽視・書店万引き問題等、辛くなる現実が沢山書かれていた。書き手を守り、ルールを整備しないと、それは結局読者の首を絞めることになる。/ちらちらと、一也や詩凪の作品、共作の本、打ち切りとなった春日井の作品を探す読者の姿や、入院中の雛子の友達もそっと描かれ、「繋がり」を感じた。
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名前はまだない
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久しぶりに読んだ本がこの本で良かった。本好きに優劣はない。
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コロ山ホン太郎
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「物語を書く・読む」というやや抽象的なモノを核にした青春成長劇かつ物語の持つ可能性のお話で、細かな描写が多いものの、ラノベ感覚でスラスラ読める安心の相沢節。 人によって好みが分かれると思いますが、私は気に入ってます。人物の名前の読みが難しいのが難点。
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ひので
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とても素敵な言葉や表現が散りばめられているのに、なんでみんなそんなに陰気なの! と思ってしまいちょっとイライラしてしまった。ただ、それだけ他人の悪意が猛毒だというのもわかる。誰かの好きなものを否定する権利なんて誰にもないと思うし、自分の好きなものに引け目を感じて、胸張って主張出来ないのって辛いし悲しい。自分の感性に合わないものを頭ごなしに否定する他人の辛辣な言動って、厄介だよね。
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みき
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わあ、わたしも何か書いてみたい! って思うような、ワクワクする気持ちになる。登場人物たちは皆一様に書けなくて悩んでいて、遅々として筆の進まない様子であるのに、こんなに物語作ってみたいって思わせるの、みんなの苦しみが人生って感じだからだろうな。
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dr2006
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作家の視点から小説の意義を俯瞰できる貴重で深い作品。考えてみれば、ある人の才能と努力によって生まれた作品が選考と編集を経て出版され、書店に配本され販促され続け、私が多くの本の中からその作品を選び最後まで読み切ることは、なんて奇跡的なことだろう。読メ登録1300冊を超えたが、そんな作品のせいで読書が無駄な時間になったことは一度も無い。万人受けするベストセラーがある一方で、狭く深く心に刺さる一冊にも出逢ってきた。ある作品がその人に合うものであるかどうかは読み終えるまで決してわからない。出逢って良かった作品。
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stki5236
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★★★☆☆
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葵堂
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メタ的な要素がもの凄い作品。後半一気に物語が収束した。
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ソル
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なんか皆んな熱くて私なんかが読んじゃって申し訳ありませんって感じでした。別に小説にそこまで求めてないんで大丈夫です。ラノベかラノベじゃないか問題はホントにくだらないですよね。読者が分かりやすいように出版社がレーベル分けてくれてるだけだと思います。私はラノベだろうが文芸書だろうが面白ければ何だっていいしこれぞラノベ!っていう最高傑作は南総里見八犬伝だと思っています。
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サトール
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★★★★☆ 下巻になって大きく展開していく物語に魅入ってしまいました。 小説を書く意味という難解なテーマを軸に進んでいく高校生達の物語が、なんとも熱意に溢れていていて、若さゆえのストレートな想いが交錯する中、それぞれが自分の道を見つけていく様子が丁寧に描かれていて、読み応えがありました。 小説に限らず、他人の人生にポジティブな影響を与えられる自分の人生でありたいなぁと改めて認識できた作品でした。
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熊童子
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小説がただのエンタメだったとして何がいけないんだろう。映画や漫画だって琴線に触れる事はよくあるし、小説だけに神が宿ると考えているならそれこそ傲慢ではないかと思った。ただ「あなたを読む」っていう事には、激しく同意、納得した。理解しようとする事はとても大事な事だと思う。
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さくら
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ネタバレ共著の続編を書くことに悩み、理由を探して筆が止まってしまった詩奈。アンソロジーの依頼が来るが共著の話が進むことに期待して断った千谷。こじらせている二人の関係がちょっとイライラする。何よりイケてない男子千谷がちょっと無理。キラキラ女子の間で浮いている後輩もいろいろ悩み続ける。てか、本を読むのにそんな高尚な理由がいるのだろうか?なんかめんどくさいなって印象。このシリーズは続きが出てももういいかな。。。
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さくら
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テーマは物語は何のためにあるのか。前作よりも更に深く物語は必要なものなのかを私たちに問いかけている。ネットで違法に読めてしまう小説や漫画、書店の不況、万引き、続編を書く意義……。ただ楽しく小説を読んでいたが、出版を取り巻く厳しい状況に息を飲んだ。作家さんたちのために読者ができること。やはり、本屋さんで買って、ファンレターを書くことだと思う。でも、照れくさくて一度もお手紙を書いたことがない。今年、チャレンジしてみようと思う。
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ぐりーん
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乱読16冊目。続編では小説を書く人の視点だけでなく、小説を読む人の視点が描かれていることでより多くの人の「物語」になった印象がある。同じような挫折を繰り返してしまう登場人物たちに共感もするし、大切な人に自分の気持ちを伝えることの大切さについても改めて考えさせられた。 小説を愛する全ての人に贈りたい愛おしい小説だと思う。
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isry 2@積本消化中
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ネタバレ小説の神様が新しい作品(続編)を望んでいるファンであるとするならば、神様は時として残酷なことをする。商業的に売れなければ、新しい作品は届かない。物語(小説)の持つ力を信じながらも、心無い読者からの言葉に苦悩する若き小説家たち。紆余曲折しながらも、新しい物語を紡いでいくことを決意したのだろう。副題の”あなたを読む物語”よりも”あなた(読者・作者)を知る物語”だと感じた。
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Kanonlicht
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小説も商品である以上、出来の良し悪しとは別に「売れるか否か」が重視される。書きたいものより売れるものを求められる小説家は大変だ。また小説は読者なしには存在しえない。その作品をどう受け取るかは、それを読んだ読者の数だけある。このサイトのレビューでも一つの作品に対する感想は人によって大きく違う。そんなことは小説家なら百も承知だと思うけれど、一読者としては、他人の評価を完全に鵜呑みにすることなく、自分が読みたいと思った作品を読み、期待通りであればちゃんと面白いと言いたいと思った。
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Renka☆*
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下巻も読了!小説の神様計三冊読破~、まだ二人の紡ぐ物語の話を読んでいたい気持ちはある。
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たか
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★★☆☆☆考え方とか、やり取りが達観してるというか、やっぱ少し臭いというか…、やり取りにクスッとするユーモアはあるが、3巻通してあまりはまらず。
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AtoZ
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読み終えて森見登美彦氏の「熱帯」を思い出した。小説の神様は、実は昔からいる歴史ある神様なのかもしれない。
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りまる
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ネタバレ秋乃がラノベの表紙を友達に見られて、「これは表紙はこうだけど!中身はすごくいいんだから!」と言っているところが印象的。これは私にとってはBLだなぁと思いながら読んだ。あと小説はドラマ化、映画化、アニメ化されないと認められないみたいな話のところも、わかるなぁと思った。なろう系とかも基本コミカライズが前提だよね。漫画の方がたくさんの人に読まれるのはわかるけど、小説のままでもおもしろいのにとは思っちゃう。読み終わってから知ったけどこれ2作目なんですね!?1巻読まなきゃ!
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t428
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この小説を読んで、30年程前に通っていた予備校の講師に本を読みなさいって言われたことことを思い出しました。世の中には本が溢れていて、1週間に2冊読んで、1ヶ月で8冊、1年間で96冊、10年でたった960冊しか読めないって。ずっと読書が大嫌いでしたが、35歳を過ぎて読書に目覚めました。世の中で自分以外の物語を知るには本しかない。今度は、私が若者達に読書について伝えていきたい。この小説は、小説を読むことの素晴らしさが詰まっていました。相沢先生ありがとうございます。楽しく読了できました。
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prism
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上下巻〜途中下車。中学で作家デビューしたものの、作品がSNSで酷評されすっかり自分を見失ってしまった、高校生作家の千谷 (ちたに)一也。一方、同じクラスには売れっ子小説家の小余綾詩凪 (コユルギシイナ)がいた。詩凪は美少女で人気者だったが、性格は繊細な一也とはまるで正反対だった。ある日、担当編集者から協力すればベストセラーが作れるはず、と共作を提案される2人。渋々ながらもその提案を受け入れ、一緒に物語を作り始める。
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秋良
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上巻で懸念していた部分がしっかり作中で言及され、解消されたのは良かった。とは言え同じような悩みを延々と読まされるのは少し辛い。まあ似た悩みを抱える人と共感できるようにしたのかもしれないけど。「誰かに寄り添える物語を作ること」「そっと誰かの背中を押せるような物語を届けること」と読書を通した共感、交流がキーワードで、共感を重視される現代っぽい小説とも思った。改めて思うのはリカは強い子だなと。10代の子が偽造ラブレターなんて嫌がらせされたらもっとトラウマになってもおかしくないのに、成瀬を応援できる。良い子。
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けっさ
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作中の主人公達の著書の設定が、そのままこのシリーズの主人公の設定に重なってる感じ。 視点切り替えが多くて少し読みにくい。 あと、少し前に読んだ「教室に並んだ背表紙」のキャラクタも登場してる?
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静
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★★★★★。久々に「どうっ」とした読後感を得た。かつて書く側、今は読む側になった今でも、ピリピリと感じるものがある。「続きを読みたい」という気持ちを抱く側にとっては、自分の中では物凄くエゴに感じられて自己嫌悪に結びついてしまうけど、書く側にはこれ以上ないエネルギーとなる(プレッシャーにもなるが)。私が読んできた物語も打ち切りになることが多く、確かに待っていた自分の悲しみや期待の気持ちを思い出してしまった。
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ミンティア
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ネタバレ正に作者の言いたいことを代弁しているような一冊でした。 「売れる本とは?」「物語は誰が求めているのか?」「続編を書く意味とは?」「出版業界の現状は?」など、難しい問題を上手に青春小説に落とし込んでいて、我々読書をする人なら無関心ではいられないテーマでした。 自分のアイデンティティに葛藤する女の子や、ほろ苦い思いを抱えながら、物語に向き合う男の子。甘酸っぱくも「青春」を描いていて何だか背中が痒くなりそうでした笑 また、続編が出て欲しいと思える一冊でした。是非とも読んでみたいです。
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捩花
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『これは、わたしのために書かれた物語かもしれない!』そう思える物語に出会えることを、きっと誰もが望んでいる。 『わたしは、月に何十冊も読書をする人より、たった一冊の本を愛する人の方が好きよ。』そんなたった一冊が、胸のなかにずっとあるというのは、とても素敵なことだと思った。
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ふじさん
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【上下巻併せての感想】シリーズ第二作。「続編が書かれる意義とは何か」という自己言及的な主題を中心に、今回も書き手と読み手、市場や評価、自意識の問題に至るまで、小説文化を巡る様々な目線に立って苦悩し尽くした内容で、大いに胃を痛めながらも楽しんだ。著者の実感が込められている分、やはり一方の主義主張に偏りがちな印象はあり、強く共感しつつも何処か陰口を言う場に同席しているような居た堪れなさは拭えず。それでも前作と比較してバランスの取り方は大幅に見直され、より素直に物語へ同調出来た。もどかしい程の遠回りを経て各々→
ふじさん

→が導き出す答えはひたすら素朴で、それがまた良い。何かと気の滅入る事が多い小説を取り巻くあれこれも、案外そう悲観する物ではないのかも知れないと最後には少しだけ前向きになれる一作だった。等身大の悩みに圧し潰されて失敗し、狡い自分、愚かな自分、嫌な自分と直面しながら、少しずつ他者を知り成長していく相沢作品の筆運びは、やはり純粋に好み。

07/21 21:06
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ミチティ
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私も本屋は大好きです。相沢沙呼さんの作家としても思い?考えが綴られてるのかな?
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天津冴子
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そうか、映画になったのか。(ここのあらすじと奥付けのところで知った)小説を書く人の話だけど、みんな若いから「ですよねー」な道を通る。そして覆面作家だからこその部内すれ違い。はっきり書かないからこそ「それかー!」というピースがはまっていく。やっぱり人がぶつかる壁は自分の不安が作り出した虚像なんだなぁと思う。当たって砕ければ別のものだったということもある。最後が閉じてないのもいいかな。結末はまだ先にある。
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初
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こんなに自分に似てる登場人物に初めて会いました。いつも理解できないって考えちゃうけどそれは理解しようとしてないっていう考え方についてほんとその通りだなと思いました… この本を読んで小説がもっと好きになった!
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花火まま
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私も本屋さんが大好きです。そこに並ぶ本の後ろに、様々な物語や沢山の人々がいるというところまで思いは及んでいなかったが……。言葉を大切にしていきたい。言葉を人を貶める道具に使ってはダメだ。今のこの時代、簡単に色々な情報が溢れる時代。だからこそ、自分が発した言葉で傷つく人がいることをいつも忘れずにいかなければ……。ザ・青春の物語のなかにふか~い現代の闇を感じた。みんながこれからも幸せに……
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若井水色
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本当に伝えたいことってちゃんと口にしないと伝わらないけれども、他の人の物語を読み解こうとしていきたいなと思う。その感受性って凄く大切だなと。
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小説の神様 あなたを読む物語(下) (講談社タイガ アF 3)評価70感想・レビュー303