形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:ヘウレーカ
読友さまからかなり早い段階で良い本だと勧められて、本屋に置かれるのをずっと待っていた。中日新聞の本なんだからそのうち本屋に置かれるだろうと思っていた私は甘かった(笑)。しびれを切らして行きつけの本屋で注文。二週間後にやっと届きました。愛知県の本屋は中日新聞の本くらい置いて欲しい。切に願う。(名古屋に買いに行けばいい、Amazonで買えばいいという意見はおいておいて)
神戸元少年Aは色々読んで、彼はもう犯罪を犯さない感じがするのだが、名大生はちょっとやばいですね。 少年審判ではなく大人と同じ扱いなので、罰を受けるために刑務所へいくので治療を受けることはない。刑務所は治療する場所ではないのだ。元Aも名大も「異端」である自分を見抜けない母親を下に見ているのが共通している。
ちなみに、うちのゼミで問題を掘り下げる前に「少年法適用年齢引き下げ」について賛否を聞いたら、ほぼ全てが「賛成」だった。おそらく、国民感情としてそれが真実なのだとは思う。でも、少年犯罪が年々減っていること、少年院が再犯防止の役割を刑務所よりも手厚く担っていること、少しずつではあるものの被害者への支援を拡充しバランスをとろうとしていることを、知らなくてはならない。もちろん、まだ十分だなんて言えないが。それでも、インターンで少年院に行って、
そこでおそらく社会で馴染めなかったであろう少年たちが、更生のために自分たちと未来を一緒に考えてくれる法務教官や心理士と、罪について考え内省をし自分の生活を立て直すために過ごしている姿を見て、期待もする。被害者と加害少年どちらの視点も持ち合わせていたい。
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