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少年と罪――事件は何を問いかけるのか

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Nozomi
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罪との一線はほんとわずかなきっかけなんだろうな…と日々仕事をしていても思う。何個か事例が載っているけど、加害者家族はなぜうちの子が?と苦悩が深く、本人も本当に動機がわからない(語れない)ケースも。本当にそうなのだろうか、何の糸口も見つからないのか…?とも。
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ヌーン
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ネタバレ大変読み応えがありました タリウムの事件は、そういえば、みたいな記憶しかなく、詳しい事を知らなかったので、その犯罪の道筋を知り、ひとつひとつ段階を踏んでいく様子、水が溢れたような凶行、殺人への情熱の割に隠蔽への気の回らなさなど、そのちぐはぐさに、そんなものかもね 現実は などと思いました 被害者になるのも、加害者になるのも嫌だし、関係者になるのも嫌だ どうすればいいのかは、分かりませんね
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やまざき
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個人的には少年法は甘いと思っているが、本書を読んでさらに厳罰を与えるべきだと考えた。少年だから、成人よりも保護すべきである訳ではないと思う。残虐な犯罪には、きちんと罰を与えて刑務所から出てこないのであれば、更正は必要ない。更正できる子供は、はじめから犯罪なんて犯さないんじゃないだろうか。
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修子
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読書メーターの「読みたい本」リストを減らすべく、最後の方から図書館に予約したうちの1冊。読んでいる途中から気持ちがどよ~ん。いろいろな事件のことが書かれていましたが、深みは今一つ。私がこの本からわかったのは、裁判で真実はわからないということです。でも、加害少年が突然大事件を起こすわけではなく、あとから辿ってみると大事件の前にいろいろな芽が出ていて、芽のうちに対処できていたら大事件に至らなかったかもしれないと思いました。・・・何冊かこの類の本を借りちゃいましたが、読むのを悩み中。1冊でおなか一杯かな。
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a.i
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★★★
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あゆみ美
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2章、木曽川・長良川連続リンチ殺人事件の少年C の手紙、手書きなのにフォントが怖い。
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UP
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クリスマスイブに読んだ意味があった。クリスマスの喜びを感じることが難しい子供がいることに思いを馳せられた。「子供は勝手に育つんだよ」というのはGTOの名言だったけど、大事にされ、本気で向き合ってくれる大人がいて初めてそれは成り立つ。子の生の欲求に向き合う大切さと、それを一番近くで見るはずの親への支援の必要性を強く感じる。介護にせよ非行にせよ、個人的な問題として処理しているうちは「先進国」は程遠い。家族と言う概念を強調するなら、家族になれない人間へのまなざし、制度を磨こう。記者の葛藤も感じるよいルポです。
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ゆみきーにゃ
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《図書館》刑務所と少年院の違いを初めて知りました。すっごく勉強になる一冊。元名大生は果たして社会に戻れる日が来るのだろうか。
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TOMTOM
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全般的にそこまで深く切り込んではいない。特に期待していた元名大女子学生の殺人事件についてはもっと生育歴含めもっと掘り下げてほしかった。
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M
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中日新聞社のルポ。元名大生の事件を深追い。あれだけ明らかな発達障害で、少年審判でなく成人と同じ刑務所行きだと更生の余地が危ぶまれる。厳罰よりも更生(少年医療)をと被害者遺族が望む意味がやっと少し分かった。刑期満了の方が仮釈放より再犯率が高いことも、厳罰より更生が再犯防止に効果的ということを示している。仮釈放の方が観察保護やケアが厚いので出所後の社会復帰がしやすいのだそう。それにしても、極貧や虐待等が理由でない元名大生のような犯罪者もいて。異常性の察知と精神科受診が早ければこうならなかったのだろうか…謎。
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小鈴
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神戸連続児童殺傷事件の少年Aからはじまり、その影響を受けた少年事件を手堅く追う。中日新聞なので愛知県や東海地方の重大少年事件を追いつつメインはやはり名大の事件。各事件の被害者の親、加害者の親や関係者、支援団体、専門家などの目から見た事件。よくまとまっているので少年事件に関心があるならオススメです。名大事件では彼女の父親は裁判でも取材でもコメントしていないのか。神戸の事件でAの極秘捜査をしていた深草雅利刑事は和歌山カレー事件も担当。相当のやり手とみた。名前を覚えておこう。
小鈴

読友さまからかなり早い段階で良い本だと勧められて、本屋に置かれるのをずっと待っていた。中日新聞の本なんだからそのうち本屋に置かれるだろうと思っていた私は甘かった(笑)。しびれを切らして行きつけの本屋で注文。二週間後にやっと届きました。愛知県の本屋は中日新聞の本くらい置いて欲しい。切に願う。(名古屋に買いに行けばいい、Amazonで買えばいいという意見はおいておいて)

02/03 16:58
小鈴

神戸元少年Aは色々読んで、彼はもう犯罪を犯さない感じがするのだが、名大生はちょっとやばいですね。 少年審判ではなく大人と同じ扱いなので、罰を受けるために刑務所へいくので治療を受けることはない。刑務所は治療する場所ではないのだ。元Aも名大も「異端」である自分を見抜けない母親を下に見ているのが共通している。

02/03 17:07
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まこと。
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卒論参考。これの前に「異邦人」を読んでいて、図書館で何気なく選んだこの本が、その一説から始まったことが印象的だった。被害者、加害者双方の家族のインタビュー、角度によって色を変える問題。ゼミでやっていた問だけど、書中での通り法律解釈の前に、渦中の人々の生の声を忘れてはならない。その中で、加害少年に対して刑期をできるだけ長く、仮釈放を許したくない気持ちがあるけれど、満期釈放では社会での処遇が不十分で再犯可能性が高まることから、未来の被害者を増やすのではないかとの葛藤と話した被害者父。(続く)
まこと。

ちなみに、うちのゼミで問題を掘り下げる前に「少年法適用年齢引き下げ」について賛否を聞いたら、ほぼ全てが「賛成」だった。おそらく、国民感情としてそれが真実なのだとは思う。でも、少年犯罪が年々減っていること、少年院が再犯防止の役割を刑務所よりも手厚く担っていること、少しずつではあるものの被害者への支援を拡充しバランスをとろうとしていることを、知らなくてはならない。もちろん、まだ十分だなんて言えないが。それでも、インターンで少年院に行って、

02/01 13:54
まこと。

そこでおそらく社会で馴染めなかったであろう少年たちが、更生のために自分たちと未来を一緒に考えてくれる法務教官や心理士と、罪について考え内省をし自分の生活を立て直すために過ごしている姿を見て、期待もする。被害者と加害少年どちらの視点も持ち合わせていたい。

02/01 13:58
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てくてく
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兵庫児童連続殺傷事件から元名古屋大学生による殺人までの重大な少年事件の取材をまとめたもの。連載記事もある程度読んでいたので、復習という感じで読んだ。 兵庫の事件については、ネットの普及前ということで加害少年の情報が氾濫していなかったことが加害少年の英雄化につながってしまったかもしれないこと、当事者の語りによれば重大な結果をもたらした事件に至るまでの躊躇いがあまりないような印象を与えることが印象的だった。 子を持つ親として加害者にも被害者にもなる可能性のある子にどう接していくかが本当に悩ましい。
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あられ
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「人を殺してみたかった」と言って、実行してしまう少年。神戸の事件、少年Aに感化される少年。なぜ、なにゆえ、罪を犯すのか。読んでもわからない。だが、なにかできないか、考えられないか、知ることからはじめたい。まずは、読むこと。元名大生、精神科を受診していたら、結果が変わっていたかもしれない。言ってもせんないが。様々な問題がある、ということを知ること。そこから、なにか変われば、と思う。
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澤水月
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元名大生の裁判記録が物凄すぎ…法廷で裁判官(ら)に「ネクタイをしてほしい」「首を絞めたい」と言い放つ…北九州連続監禁のように余り情報が出てこないと感じていたが余りに猟奇すぎたのだろうか、地元中日新聞の粘り強い取材が多方面に巡らされた力作ルポ。他市川一家4人殺害、長良川リンチなど有名事件の加害者や遺族(赦す気持ちを持った方、許せない方どちらも)らに話を聞く。絶歌出版後の関係者たちの思いも。事件一つ一つは決して類型化出来ず内心の更生も千差万別。聞き取り後に物故の方も複数おられ遣る瀬ない
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GX
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何が必要なのだろか?普通では考えられないような、「人が死ぬのを見てみたかった」というような「動機」の兆しを早めにとらえて、専門機関に相談することなのだろうか?でも、それぞれの人に固有の、家庭環境、成育歴や精神的な問題を抱えている中で、それも簡単ではないと思う。被害者本人とそのご家族は言うまでもなく、加害者本人とその周囲も人生を大きく変えてしまった事件だけに、せめて、そこから何か、こうしたことが二度と発生しなようにするための方策のようなものが引き出せないのだろうか?
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ハイディ
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可塑性が守る根拠になるとは思えない。確かに不幸な生い立ちが仕向けたケースはあると思うが、殺された人たちの生きる権利よりも少年の生きる権利が上回ることは有り得ない。
0255文字
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