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冷血(上) (新潮文庫)
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冷血(上) (新潮文庫)
髙村 薫
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形式:文庫
出版社:新潮社
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登録
630
形式:文庫
出版社:新潮社
本の詳細
登録数
704
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ページ数
475
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冷血(下) (新潮文庫)
髙村 薫
登録
630
Invitation
江國 香織,小川 洋子,川上 弘美,桐野 夏生,小池 真理子,高樹 のぶ子,髙村 薫,林 真理子
登録
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土の記(下)
髙村 薫
登録
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宮崎太郎(たろう屋)
ネタバレ
上巻はネットで呼びかけ出会った男が、互いの感情を抑えたまま、二人になったことで加速度的に犯罪をエスカレートささせていく姿、犯罪後、合田たち警察による逮捕に至るまでが描かれました。下巻でこの計画のない、主体として犯罪を犯しているという実感のない二人がどう総括していくのか。設定は20年前ではあるけれど、現代と地続きな世界がリアルです。
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クミン
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設定は2002年。SNSで知り合った前科持ちの男二人の犯行で昨今の闇バイトと似たような背景。ただし実行犯が首謀者だが。相方を得たことで犯行の加速度がつき、片方の歯痛と片方の元カノの歯医者家族への憧憬が惨めに思った記憶が合致し、怨嗟が吹き出す。犯行描写がなくてよかった・・・・犠牲者の前日まで普通の家族ぶりにその後の悲劇が際立つ。格差社会における犯罪と言われるのだろうが犯人像が虚無過ぎてどう感じていいのやら。合田、書類制作ばかり。もっと動いて欲しい。
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2025/01/15
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たかあき
2025年最初に読んだのはこれ。 序盤が中々読むのが進まずにツラい。しかしその克明な世間の描写により実際に自分が生きていた2002年の空気がもの凄く感じられ、頭の中で当時が鮮明に蘇った。その辺りが名手の筆なのだろう。 ちなみにカポウティは馬の名前(種牡馬)程度にしか知らず、「冷血」はフィリップ・シーモア・ホフマンの映画を観た記憶しかない。 内容については下巻で触れる。
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2025/01/02
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takao
ふむ
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2024/11/07
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A.Sakurai
合田刑事シリーズ.前作『太陽を曳く馬』から1年後の2002年が舞台.タイトルからカポーティ作品が,事件性からは世田谷一家4人殺害事件が思い浮かぶ.上巻の半分は事件直前までの一家の少女と犯人(?)2人の視点によるモノローグで彼らの人となりや背景を彫琢する.もう半分は合田刑事よる事件発生後の捜査状況の語り.つまり,事件中の当事者の視点での叙述はほぼ無いので,下巻はここを焦点として事件時の心理状態や思考が語られそうだ.本作では警察の動きこそは超精細だが,いつもはある他の業界の詳細叙述はかなり少なく浅めだ.
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2024/10/17
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car3to3
犯人、犯人像、動機、何がきっかけで転がってしまうのか。下巻はどんな話になるのでしょう。 下巻に続く。
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2024/10/12
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bondo
ナイス不要。下に続く
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newhavana
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とてもヘビーな物語なので誰にでもは推薦できないが、濃い物語が望みなら優先候補作にして間違いない怪作。徹底した取材に基づく微に入り細にいった描写から浮かび上がるサスペンスは臨場感を越えたものがあり、文学の力のようなものも感じられる。上巻は事件の発端以前の犯人の来歴から、人生のチャンスというチャンスをすべて失い奪われた結果、行き詰まった犯人が短絡的かつ突発的に一家四人を殺害、あっけなく逮捕されるまでを描く。最後に逮捕される場所は隣町の勝手知ったる駅前なのも背筋に寒い感情を走らせた。嗚呼、国道16号線。
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2024/04/02
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ポチ
合田ファンのみんなっ!200ページくらいまで耐えるんだっっ! 犯行に至るまでの克明な描写は髙村薫さんならでは。
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2024/01/15
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多喜夢
後半の警察場面になると勢い読書のスピードが進んだ。このあとどういう展開になるのか楽しみ。ただ一家四人殺しの事件は辛かった。
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2024/01/05
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mochiomochi
合田刑事シリーズ。シリーズの中では、旧字体の手紙や告訴状で始まることもなく、一見読みやすいが、一方で、つかみどころのない犯人と犯行動機。彼らの過去と現在。個人的には難解だった。
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2023/09/12
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juneberry
焦点が合わないまま進んでいく感覚があったが、それでもストーリーやその描写が面白くハマっていった。ただ、犯行に関しての部分が多く、読むのがしんどかった。読み終える頃には、奥歯が疼くような気がしてきた。これからどういう展開になるんだろうか、楽しみ。
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2023/08/05
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Chikabono
前半の犯人側からの視点を読むのはしんどかったが、その後のハードボイルドさはさすがは筆者。後半楽しみ
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2023/07/05
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Tink
求人サイトを通じて顔を合わせたばかりの男たちが、一家殺害という凶行におよぶ。数多の痕跡を残しながら、逃走する犯人たち。翻弄される警察組織の中で、合田雄一郎がふたたび動き出す…。生と死、罪と罰を問い直す長篇小説。 クリスマスイヴの朝、午前九時。歯科医一家殺害の第一報。警視庁捜査一課の合田雄一郎は、北区の現場に臨場する。容疑者として浮上してきたのは、井上克美と戸田吉生。彼らは一体何者なのか。その関係性とは?
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2023/05/24
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しろ
共犯者A「子供を二人も殺した私ですが、生きよ、生きよという声が聞こえるのです。 主犯者B「死刑囚になったからといって変化するような心根でもなく反省や懺悔はますます遠くなっていますが(略)感謝している自分が確かにいるのです。
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2023/04/30
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S順子
第1章はなかなか進まなかった。犯人と被害者の交互のモノローグ。気が重くて。第2章からは一気に加速。やっぱ高村薫好きってか、合田雄一郎久しぶりってなって、結局楽しい。
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2023/04/28
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まーみーよー
前作の福澤✕合田「太陽を曳く馬」の後だからか、感激するほど読みやすく感じた。今作の合田は一家四人殺人事件を追う。上巻前半は犯人の行動が、後半は事件を追う警察がほぼ半々で描かれる。上巻終了時点で結構捜査が進み、下巻もかなりのページ数があるのにここまで話が進むのであれば、下巻では何が描かれるのか楽しみである。
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2023/04/27
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ケイスケ
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無惨に殺される少女を生き生きと描く作者こそ冷血?。犯人2人の切迫感のない犯行は一体なに?
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2023/04/01
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なみかぜ書店
★★★★☆ Audible 合田雄一郎の登場までが長い。映像化されたら、数分またはゴッソリと削除される部分に朗読で数時間かかるほど作り込む著者のエネルギーにはいつも驚かされる。えっ、上巻でここまで進む? 下巻で描かれるのは何?と思った。
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2023/03/20
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chocoholic
レディジョーカー以来20年振り位かもの髙村さん。李歐、リヴィエラを撃てに続いて読みましたが、冒頭、え?こんなに読みやすいの?と驚きつつ。皆さんの感想で情報を得、でも展開が遅いのは特に気にならず。二人のウダウダした感じも嫌いじゃなく。私はやっぱり髙村さんの文章が好きなのだと思いました。あと、物語の舞台が実家の近くで妙にリアル…
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2023/03/01
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clabyONE
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久しぶりの髙村女史。第1章の犯人と被害者一家の描写は読むのにキツかった。しかし第2章開幕から漂う尋常ではない緊張感。あの一家は殺されてしまったのか・・・知ってはいたけれど感じる喪失感と恐怖。そして合田刑事が登場して感じる安心感。これから合田刑事の目線と知性でこの事件の本質に迫っていくのだろうという期待が生まれる。それにしても犯人の二人は思ったより知性がある。もっと「ケーキが切れない」系かと思ってた。しかし共通するのは自分を大切にしていないこと。自分の命も他人の命も大したことが無いと思っていそう。
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take yama
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おゆちゃ
ずっと積んでたけど、「オレたちの高村薫が帰ってきた」って好評という感想みてやっと読む気になったのに私の高村薫は全然帰ってきてなかった…。下巻読み切れる自信がないけど、感想はまとめて下巻で。
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2023/01/23
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いづむ
犯人が事件を起こすまでを語る第一章、イヤな事件であるのに加えて何もかもが丁寧(?)すぎてくどいほどで挫折しそうになった。第二章の警察の捜査部分に入ってからはぐいぐい進む。組織内部で何やら起こっているらしいところも気になりながら、大量に情報を集めて絞っていく地道な作業から犯人を割り出していく捜査の過程が彫刻ができるさまを眺めているような楽しさ。下巻へ。
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bluesunset
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何だかんだで全部読んだ。カポーティの小説と同じ構成にしたかったせいか、犯行前の様子が第1部に描かれていたが、なくてもよかったのではと感じる。後でくどいほど同じ描写が繰り返されるので。
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2022/12/18
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tosh
久しぶりに読んだ高村薫作品、最近軽めのミステリーばかり読んでいるからか、偏執狂的に緻密な高村薫らしい描写にめげそうになりながらも、読了。やっぱりすごいな。まだ半分もあるのに後半はどうするつもりか(笑)
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2022/06/24
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オレンジメイツ
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合田刑事が出てくるまでが長く感じたけれど、そこからは引き込まれていくように読み進めることができた。下巻へ入ります。
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2022/03/03
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なお
前2作よりは全然読みやすかった。相変わらず合田は中盤まで登場せず話は進む。13歳少女の日常が普通に生き生きと描かれていて、その反動で胸が詰まる。犯人の2人の区別が…。上巻で事件の犯人が呆気なく逮捕されたが下巻は一体何が語られるのか興味がそそられる。合田の活躍を期待。
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2022/02/25
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tomatocomail
登場人物の思考がぐるぐるしているように、ぐるぐるずらずらと流れて行く文章。読むのが辛かった。合田ファンとしては、共に到着点まで歩んで行きたい。
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2021/11/30
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BJ
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ぽてち
★★★普通。事件パートは脈絡のない犯人の脳内垂れ流しで純文学的冗長さにギブアップしそうになるも、警察パートで持ち直す。下巻は如何に。
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2021/10/28
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spica
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本家カポーティははるか昔に読んで記憶が薄れているが、表紙の灰色じみた共通の冷たさが感じられる。凶行に及ぶまでの犯人の支離滅裂(に思える)な思考は、「太陽を曳く馬」の秋道のよう。合田さん視点の捜査過程が髙村薫らしい緻密さで描かれており、これだよこれ!とうれしくなった。しかし合田さん、引退後は農家にでもなるのだろうか。地道な捜査が少しずつヒットしていくのが本当におもしろいし、上層部の権力争いももだえるほどムカつき、最後の3名の更迭・左遷・辞職は実は読んでいていちばんの驚きだった。下巻は取り調べと刑の執行か?
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てと
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パチンコ、スロットはしたことがないので、イノウエの飛んでるのは実感できないけれども支離滅裂だなぁと。前半あれだけ描写されていた一家は……。えーっ、そうなるの。酷いな。お話は淡々と進んでいき、時間がかかったわりには拍子抜けするように容疑者が捕まる。でも、まだ下巻があるから、何かがあるんだろうな。容疑者の歯、痛そう、痛いよこれ、なんとかしてあげてほしいよ。
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2021/07/19
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しょぼた
久々にこの人の作品を読んだ。初めのうちはぐだぐだとした心情の羅列にうんざりするも、だんだんとこの文章に釣られている自分がいた。影響されやすい私は、つい自分の日常での心情もこのような文章に置き換えてしまっていた。否、とまれ、するのかしないのか、であったか。うーん、クセになる(笑)。
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2021/05/13
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1039kuri
これはダメだった。第二章の時系列による事件発覚のリアリティは割と好きだった。ただただ、感情のない残虐さは嫌い。
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2021/05/08
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米倉 涼子
★☆☆☆☆手持ち最後の合田雄一郎刑事シリーズ。陰鬱な雰囲気は相変わらず健在だが、一個の事象について色々な修飾語と細かい描写で語られるため、話が遅々として進まず、何度も眠くなってしまった。最近、物語に没頭できないと眠くなる癖がついているようだ。ただ、上巻で「井上」と「戸田」が起こした数々の犯行があっさりと解決に向けて動いていて、下巻は何が語られるのだろうか?と、一応気になる展開なので、重い腰を上げるように下巻も読んでみようと思う。
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jeltong
上巻では殺人事件に至る加害者の男二人の出会いと、メインの殺人事件に至るまでの彷徨の部と事件発生の報を受けての警察側の捜査過程と犯人逮捕までの部で成り立っています。それぞれの場面の行ったり来たりではなく、犯人と被害者側と捜査陣の側が串刺しで一気に語られる展開でした。ただでさえ緻密で、冗長なくらい執拗な書き込み方が売りだとの印象が強い当作家氏だから、ここまでのように一気語りはありがたい流れではありました。犯人の生い立ちがほんの触り程度、事件に至る動機と犯意はほんの2,3行だったか。重量級の作品だけど進まねば。
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2021/04/29
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硝子戸の中
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久しぶりに歯応えのある本を読もうと思って未読の高村薫の合田シリーズを借りてきた。他のミステリーのように都合よく進まない。。とまれ、細かい描写や事前の下調べは半端じゃない感じがした。 被疑者逮捕は案外あっさりいったが、このあとどうなるんだろう。
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2021/02/14
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那由多
カポーティの名作『冷血』を下敷きにした、高村薫版の冷血。まだ事件が起こる前の、被害者側と加害者側二名の三視点から進行し、事件発覚後は警察側の合田雄一郎を中心に犯人逮捕までが上巻。下巻に何があるのか予想もつかない。
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2021/01/24
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