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「甲子園」の眺め方: 歴史としての高校野球

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ポルターガイスト
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高校野球を題材にした歴史の論考集。選手名鑑ではなく植民地やジェンダーなどの切り口から「高校野球を歴史する」。授業づくりの材料を入手するつもりで読んだ。あくまで「野球の歴史」であり,「野球を援用して日本や世界の歴史を新しい視点から描く」にはなってなかったから,そこまでの威力はなかったかも。それでも興味深いものはいくつかあったし,生徒に書いてほしい学年末レポートのイメージづくりとかには使えるかなあ。
0255文字
africo
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高校野球史を"歴史学"として位置づけ、その可能性を探ることを目指した論集。目論見が成功しているかどうか測る力量も資格も自分にはないが、あとがきで編者自らが弱気になっているように、「?」な部分も見受けられる。しかしながら、小野容照、高嶋航の論考はそれぞれ植民地朝鮮、満州・台湾の甲子園を扱い、歴史学との接続もしやすそうだ。また、黒岩康博は、明治-大正期に地域のスポーツ用品店による野球の普及の貢献を検証しており大変興味深い。高井昌吏の女子マネの研究、西原茂樹の甲子園の国民行事化などは問題設定に先がありそうでよい
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