形式:文庫
出版社:集英社
形式:Kindle版
零一さんによって「ゆきうさぎ」に大きな進展が見られる。洋食がどんどん増えていくという成長。時間が進むことでそれまでの素晴らしい日常が消えてしまう寂しさも描かれる本作で、新たな日常にそれまでにない素晴らしさが見えるのは良いなあ。以前は商店街と対立や因縁があった駅ビル商業施設の人たちの良さが、その商店街の会長の視点で、結婚記念日の奥さんへの贈り物という大切なものを探す描かれている。良い未来にするには、やはり対立は無くなって欲しいよなあ、と感じる。
これまで出番は数多くあれど視点主になったことは(たぶん)ないだろう彰三さんの物語。俊明さんという新たな家族を迎えるおおらかな態度は目指したい大人の姿だ。いつの間にか軽口を叩き合えている2人にほっこりした。慎二の出番が結構活躍していて個人的に嬉しかった。久しぶりに桜屋洋菓子店の兄弟がメインの物語も欲しくなって来た。いろんな人たちの物語が読みたくなる欲張りにさせる作品だなあ。
本当に美味しそうな表紙ですね(^^)
剛腕しゃん、つやつやのイクラがリアルです🔴🔴🔴~>`)~~~
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