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裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生"12人の生告白

感想・レビュー
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コッコ
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この少し前に読んだ、「最下層女子高生」とは、ほぼ反対の内容の感じがする。筆者が男性なのと、女性なのとで はかなり違うのだと思った。なぜなら、この本の冒頭には、カラー写真がピンナップのように載っていて、顔は分からないようにしてあるものの、カラオケらしきところで短いスカートで下着がぎりぎり見えないようなショット(もちろん後ろから撮影)、ブラウスのボタンを外すショット、幾枚もの万札を赤とベージュ系のネイルで見せている画像(これは20代前半の方のようですが)などが載っていて、買って後悔しまくりです。
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れどれ
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書きものの資料として読んだ。女子高生が身を売る「JKビジネス」の実態を、当事者から話を聞き出す格好で紹介している。だいたいが想像の範疇あるいは見聞済の情報だったが、90年代さかんに取り上げられた援交モノのフィクションではほぼなかった推し活との結びつきが生々しく、怖かった。
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Erika
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JKビジネスのルポ。未成年の少女達が、自らの意思で裏ビジネスに足を踏みこんでいく。一人の少女が発した「放っといてほしい」という言葉。彼女達をビジネスから引き離そうと奮闘するNPO団体等は、彼女達にとっては敵なのだ。彼女達にとって、裏ビジネスは自己肯定感を高める手段で有ったり、収入源であったりする。規制が厳しくなればなるほど、少女達は危ない道を渡らざる負えなくなってしまう。 裏ビジネスに関わる彼女達が被害者だと思うのは、社会の勝手な思い込みだったのかもしれない。
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パトラッシュ
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いつの時代いかなる国にも表と裏があり、表で生きられない者が裏へ逃げ込んで表では認められぬ仕事に就いてきた。表の世界に地獄を感じた女子高生たちが裏で売春に従事しながら生きがいを見い出している姿は、本来なら許されないはずが突き抜けて清廉さすら感じてしまうのはなぜか。彼女たちが「普通でない生き方」に希望を見つけたのに対し、彼女たちが見捨てた「普通」の社会に生きている一般人も「我々は希望に満ちているか」と問われても肯定できないからだ。裏も表も絶望に染まった平成日本の暗闇が、JKたちの白い肉体を通して浮かび上がる。
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きなこ
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ダヴィンチニュースで紹介されていたので、読んでみました。私の時代では、『売春婦』というパワーワードがあったので、安易に手を染める女子高生はいなかったと思うのですが、今は援助交際だの、表向きは『お散歩』の契約だけど、そこからオプション交渉とか、悪のイメージから距離を取った都合のいい言葉があるもんだなぁと思いました。当事者である女子高生達のインタビューを読んで感じた事は、心の底にある『自己評価の低さ』でした。確かに日本では、若さは価値とされがちだけど、自分には若さしか価値が無いと思ってしまうのは悲しい事です。
なおきち

歳を重ねて年々若さから離れていくにつれて「若さの価値」について思いを巡らせることが増えました。本の論旨からは逸れるかもしれませんが、男女の別なく「年功の価値」に目を向けることが、若さ以外にも価値を見出す効用の一つではないかと思います。

11/08 11:24
きなこ

なおきちさん、おはようございます!コメント嬉しいです☺️そうなんですよね。歳を重ねて行かないとわからない事、沢山の経験は貴重な価値だと思うのですが、転職活動をした時に仕事の経験より若さを求める企業が多くて、ちょっと驚きました😅

11/08 11:38
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ヴァッハ
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何も覆い隠していない体を売る側の論理。 不遇で悲痛な少女達が生きる為には、体を売るしかなかったのだ。と、ドラマに酔う人々の偽善は完膚無きまでに否定される。 彼女らは軽い気持ちで体を売る。「楽に稼げるから」「ゲーム感覚で」ただ遊ぶ金欲しさに売春に手を出すのだ。 対して、体を売るしかなかった少女たちを描いた「家のない少女たち」という本もある。そこでもそういった業界が無いと困る人々がいる事を主張しつつも、肯定しきれないと頭を悩ませていた。 そう、結局は部外者なのだ。NPO団体や警察が少女らの敵対者であるように。
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ぽった
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万引き家族を観て、見学店なるものを初めて知った。JKビジネスの世界はwin-winなのか?他国の状況はどうなっているのだろう。
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スダタロー
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なんだかんだJkリフレやJk散歩という業態は今でも残っているし、秋葉原とか歩いていると制服姿の若い女性とおじさんの不釣り合いなカップルを目にすることはままある。買う側の欲望を根絶やしにすることはできないからこうした業態がなくなることはなく、規制によってむしろどんどんアングラ化するのだろう。むしろ「今度はどんな業態でかいくぐってくるのか!?」ということに興味がうつってしまう。ちなみに秋葉原にラブホやレンタルルームが少ないのは、「中高層階住居専用地区内の建築物の用途制限」によるものです。
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ポポロ
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JKビジネスは私が離日した後に本格化したもので実感がない。本書はノンフィクションとしてそこにリアルさを与えるものだ。規制でこの稼業は廃れるだろう。本に出てくる女の子たちもいつまでもそこで働くことはできない。時代の隙間に生まれた徒花なんだと思う。著者はインタビュワーとして女の子の本音に迫ろうとしているが、彼女たちがそれを語れる/語るべきなのは今ではないのだろうという気がした。私にはこの女の子たちが若さという商品価値を失った後に後悔するべきだという気持ちがあるんだと思うが、その気持ちはどこから来ているんだろう
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moetsukitai
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JKビジネスというのは「女子高生ではない人たちが、女子高生風を装ってサービスを提供するもの」でいいのかな。低賃金・長時間労働を強いられる現代において、生活を維持するため、楽に生きるため、いろいろな理由でこの業界に足を踏み込んだ人たちの話がつづられる。基本的にはやはり、単純に労働力を提供する側(ただ働く側)は搾取されてしまい、将来の展望が描けていないという事実に怖さを感じる。
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miunac
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Twitterである本(ちくま新書)のは悪口を書いたら、この著者にリツイートされた。明らかに「釣り」だが、敢えて乗った。言葉は制約する。バイアスをかける。承認欲求、搾取、性的虐待、愛情不足、拝金主義、自己責任、淫乱、だらしなさ、全て当てはまりそうで全て当てはまっていない。おそらく、今の日本はあらゆるものが過渡期にあって、警察や行政など後手を踏むばかりだ。たぶん、これからは、女性の自立という方向にすすんでいく。著者の持ってる「男が守らなきゃ」という考え方自体が既に古い。
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