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虚実妖怪百物語 序/破/急 (角川文庫)

感想・レビュー
105

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ドント
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妖怪が現れて人心が荒廃していく現代日本、不穏な空気と邪な陰謀を嗅ぎつけて立ち上がったは、平均戦闘力0.7くらいの妖怪馬鹿やただの馬鹿たちだった! 大丈夫か! 水木しげる荒俣宏京極夏彦平山夢明黒史郎東雅夫綾辻行人等等等、著名人が実名で多数出てきてヤンヤヤンヤの大騒ぎ。日本、相当ヤバい状況だし人が死んだりするのに、出てくる面々は馬鹿だし文章もふざけ倒しているので悲壮感がない。しかしその馬鹿さこそが人の世には必要なのだと語る終盤に感動……とかはしない。馬鹿だから。おふざけスペクタクル大巨編。ダラダラ気楽に読め!
0255文字
がっちゃんギツネ
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ある日突然、日本から妖怪がいなくなった。それは日本滅亡を目論む企てによるものだったが、一般人にとって妖怪はいないのが当たり前。ことの異常さや危険性に気づいたのは、京極夏彦や荒俣宏など、妖怪業界の関係者だけであった。本書は厚い本3巻を1冊にまとめ、なんと1392頁。そこではストーリーもさることながら、業界関係者の内輪ネタ話・オタク話がてんこ盛りで、むしろこちらがメインともいえる。ななかでも「妖怪」をどのような社会的・心理的現象として理解するか、という京極夏彦の考えが明快に説明されており面白い。
0255文字
優希
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破茶滅茶なメタフィクションと言えますね。水木先生を偲んで紡がれた物語は、実在・非実在関係なく様々な人が登場するのが凄いところです。どんどん憤死していきますが、登場することに価値があると言ってもいいかもしれません。ストーリーもあるようでないので混乱しそうでしたけれども。京極式レクイエムは意味のない音楽なのかもしれません。ただ楽しめれば良いという精神で書かれた気がします。
0255文字
白いワンコ
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敬愛してやまない京極夏彦氏が、大・水木しげるを追想しモノしたハチャメチャ超大作。講談社のそれと違い、角川のそれを読む際は注意が必要(何の?)なのだが、大・水木の存在が全て愛おしいものに変換してしまう。登場人物の実在・非実在を調べるのは野暮とはいえ、作中あれだけバンバン噴死してしまっても、名を連ねるだけで嬉しいだろうな…と思えるあたりも愛おしい。出版社関係の方々は、日頃からのご苦労かもしれません。一方荒俣宏先生・黒史郎先生のご苦労には頭が下がります。平山夢明先生・京極先生は、まぁよろしいのではないでしょうか
0255文字
bibliomanifestus
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ネタバレメタメタのメタを遊んでいると思いきや最後の最後の最後でほんとうに泣かされてしまった。鳥は鳥に。物語は物語に。戦争はダメ。
0255文字
花嵐
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★★★☆☆ この話の中には馬鹿がいっぱい出てくる。右を見ても左を見ても馬鹿という有り様。もう馬鹿ばっかり。でもこの馬鹿はかっこいい馬鹿なのだ。素敵な馬鹿なのだ。余裕のある馬鹿なのだ。余裕があるからこそ馬鹿なのだ。特に妖怪馬鹿がいっぱい出てくる。もううようよと出てくる。そうして京極版妖怪大戦争になるのだが、そこは馬鹿だから一筋縄ではいかない。馬鹿には馬鹿らしい馬鹿馬鹿しいオチがある。けれどもここでいう馬鹿とは良い意味での馬鹿なのだ。
0255文字
しゅんか
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ネタバレ冒頭からこの容姿、白手袋にに五芒星とたら加藤保憲では、え?荒俣先生のところの人では…となり榎木津平太郎ねぇ榎木津礼二郎繋がりかな。なんて思っていたら後々判明し、スッとした。 最初から最後まで政府や国民は荒ぶる中、妖怪関係者がマイペースだったりブレなかったなんだか安心感があり、もう京極先生好き放題だなぁと読んでいて思った。反剋石で妖怪と言いつつ自分の好きなもんj出すわ漫画キャラが登場してニッチなアニメ漫画会話が出てくるところが最高に好き。 ラストであぁこれは水木先生含め仲間のために書かれたのか。と感じた
0255文字
よみにゃん子
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ネタバレ最初から最後まで作者やりたい放題の一作。厚みに見合わずサクサクと読者を誘うところはさすがの一言。が、内容といったら身内ネタからマニアックネタ、ご本人登場と本当にやりたい放題でところどころ笑いが口から漏れてしまいました。フィクションであることを逆手にとられ、「榎木津」になんの違和感も抱けなかった時点(大分始めの方)で、私の敗北は決まっていたようです。気持ちよく操られていました。最後数ページは「あぁそうか」と偉大な先生に思いを馳せる展開に。出版年月日を見て「おや?」とは思っていましたが、あぁそうか……。
0255文字
鬼ポッポ
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ネタバレおもしろかった〜!本を読む時は手に持って読むんですけど、読み始めてすぐに分冊にすればよかったかなとまず思い。1392ページの重みがすごい。中盤位からずっとゲラゲラ笑いながら読んでいました。ツッコミと語り手のテンポがツボ過ぎて。元ネタ、全部わかれば今よりさらに楽しめるんだろうなぁ。榎木津という名前はシリーズ読者だと逆に違和感もなく、そういう世界なんだなぁと受け入れ体制が整い過ぎていて。本当に逆に。なので最初から疑うという選択肢すらなく。ラストで切ない、何とも言えない気持ちになってしまいました。せんせい……。
0255文字
lionne
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フィクションに紛れ込んだリアルというフィクション。あるいは水木しげるへの京極版レクイエム。 でもさ加藤を生み出したのは荒俣宏じゃん?と思ったんだけど、それを書いてるのは京極夏彦なわけで…となんだかわけわからなくなるのが京極夏彦なわけよ。この饒舌文体大好き。癖になるやつ
0255文字
under
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変てこな小説だった。ラストの切なさは流石。百鬼夜行シリーズから通底した「不思議なことなど何もない」のテーマがこれでもかというほど語られていた。
0255文字
END
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ネタバレ水木イズム全開!文章なんかも『鬼太郎』での言い回しなんかあり懐かしかった。最終的な妖怪大戦争。ゲゲゲは出そうだなと思ってたが、まさかのキャラがいっぱい♪実名作家まではいいとしても版権とか大丈夫なのか?7割りくらいは元ネタが分かった自分にビックリ!でも、荒俣宏が妖怪の人だとは知らなかった。これだけやりたい放題書いたのならさぞかし楽しく書いたに違いない。この分厚い本には中毒性があるらしく京極本を三冊買ってしまった。
0255文字
佑
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とにかく無駄で下品。どうやら実在するらしいオッサン達が駄弁るだけの話。角川なのに犬夜叉やら鬼太郎やら諸々ご出演の所だけは面白い。
0255文字
尾白
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ネタバレ水木大せんせぇ!! ( 。゚Д゚。)
0255文字
あい
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ネタバレ実在の人物の名前もいっぱい出てくる、なんか最終的にお祭りみたいなお話だったなあ。妖怪も大集結だし。興奮するし笑うしで、この分厚さながら読むのがなかなか止められなかった。真面目なんだかふざけているんだか分からないお話だったけど、めちゃくちゃ面白かった
0255文字
メガカメックス
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ネタバレ作者最長の約1,400頁にも及ぶ“妖怪”小説ならぬ、妖怪“馬鹿”小説。読み終わる頃には背表紙たわむくらい長い。これだけ長いのに、するする読めるのは流石でございます。実在の人物が数多登場し、馬鹿も妖怪も貞子も邪神もダイモンも入り乱れ、てんやわんやのひっちゃかめっちゃかのすっとこどっこいの果てに、どうなることかと思えば、ラストはあの偉大な大先生へと宛てた大円団。しかしまぁ、死ねとか馬鹿とかの罵詈雑言が多いのは、読んでいてあまりいい気はしなかった。面白かったですけどね。
0255文字
オスカー
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ラスト10ページの衝撃。あらすじを読んだ時点で、この本の出版日を知った時点で、誰もが感じるであろうその「違和感」の正体は全てそのラスト10ページで明かされる。そしてその後の会話シーンは察しがいい人はもう涙無くしては読めないだろう。切ない。切なすぎる。 1388ページもの分量を見事なまでに整理して読者に納得させてエンドを迎えるその交通整理能力。彼の史上最長超大作らしいが終わってみればあっという間。不思議。この世に不思議なんてない。 今の日本も馬鹿という余裕がない。水木さんが生きてたらなんて言うのだろうか。
0255文字
まんだむ
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もうずっとずっと楽しく、面白く読めた。平山夢明が個人的にすごく印象に残っている。ラストはしんみりしました
0255文字
みいくん
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いやあ~妖怪大戦争は楽しいですね。馬鹿力(「ばかりょく」です。「ばかぢから」ではありません)は余裕をもたらすってことですが、昨今の世の中をみても、随分と余裕がないように思えます。ダイモンに気をつけて、せいぜい馬鹿力を鍛えましょう。
0255文字
Yuki
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日本を転覆させんと暗躍する魔人加藤と突然妖怪が視認されるようになり混乱する日本全土。その不可解さに惑わされ余裕をなくし、妖怪及び妖怪を研究または愛好する者がどんどん迫害されていく様は今のコロナパニックに重なって、面白くとも真顔になる。けれども妖怪を愛する馬鹿たちの、心の余裕を失わない行動が笑いを生んでくれる。実名小説で妖怪大戦争という荒唐無稽の書。自粛外出制限の今だからこそ、読んでよかったなと思う。
0255文字
panitane
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 やっぱり、世の中余裕が無いと、ダメですねー。人を許せる大らかな気持ちが、無くなってしまいます。実は無駄と思われることが、何かの役に立っているのかも知れないと、馬鹿なわたしは思うのです。それにしても、平太郎もレオも・・・あー長かったなー
0255文字
さかしん
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ネタバレ長かった。これまでの作者の作品でも最長では無いだろうか。 タイトル通りフィクションと現実が入り混じったお話。 登場人物がみんな魅力的で楽しい。中でもやっぱ平山夢明のキャラが面白くて好き。 本読みたいけど電子書籍出して無いんだよなぁ。
0255文字
ムーミンママ
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《積ん読本》単行本三冊分なので長いし分厚い(笑) 妖怪好きの為のエンタメ小説。実在の小説家さんや編集者さんが沢山出てきます。妖怪にあまり詳しくないので 〈序〉と〈破〉で挫折しそうになりしたが〈急〉から面白くなり笑いありで楽しく読了。
0255文字
木賊
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京極版『妖怪大戦争』。妖怪は無論の事、実在の人物が多数、その他色々登場しての大騒動。人心に余裕のない現代日本を風刺しつつも、基本は馬鹿を楽しむ話。会話が脱線しまくり、ネタ盛り沢山。大先生への敬愛も溢れている。分からないネタもあるが、面白かった。無駄は大事だ。
0255文字
きむら
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ようやく読了となりましたが、途中吹き出す場面が多々ありとても面白かった。呼ぶ子で呼ばれる妖怪や怪獣やらなんやらかんやらの共演はとても素敵で、最高でした。作戦前の荒俣さんの演説が染みました。妖怪やっぱ好きだなあ、馬鹿で在りたいと思いました。水木大先生の御冥福をお祈りいたします。
0255文字
Jimmy
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年末から読み始めやっと読了。楽しいバカ話で、文章もさすが京極、読みやすいのですが、やはりこの長さと要は内輪受けというバカバカしさで読後感は徒労の一言。日本の現状批判などはフムフムですし、バカ会話は小気味良かったりもしますが。
0255文字
ピルロ
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初めて京極さん読んだけど… 長かった。 色んな知ってる作家さんとか出てきて面白かった。
0255文字
こま
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オオオオオオオ😱平山さんが、荒俣さんが!水木サンまでもがしゃべったあああああ(○´∀`○)ってか自分の作品に京極さんまで出てる(笑)なんだいこれは。あーもう、馬鹿ばかり!バカバカバカバカバカ、馬鹿は大切なのですよ!黒さんの頭にしょうけら。あれ?たこ?ん?クトゥルー?空飛ぶふんどしの正体とは?!京極さんの作品で一番笑ったわ!ここに断言しよう。地球を救えるのは愛ではなく馬鹿!
あも

読みたいって思ったけど、ヒトゴロシ並かよおおおお笑。

12/22 03:45
こま

1300ページ以上あるよ(笑)鬼畜な平山夢明を楽しむお話😍ジュンジョーさんも登場するよ!妖怪大集合!

12/22 09:27
4件のコメントを全て見る
0255文字
ろみ
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ネタバレ話はやっぱり長いんだけど(笑)、長いのに終わりに近づくと寂しさが募ってきて。 昔と現代の娯楽の調和っていうのかな。 そもそも妖怪も想像の世界の話なのに、現代人はバーチャルの中で人間以外と同じ世界を生きてる。でも、昔はその違いにわかってたけど、今は空想の生き物もリアルに生きてる人間も同じ次元になっちゃってて、それにたいして注意喚起してる、、、ってか、そこまで固くないか(笑) いろんな作家が出てくる。 いろんなキャラクターが出てくる。 とにかくやっぱり楽しかった!
0255文字
にこ
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バカばっかり。
0255文字
Takashi Tokairin
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ネタバレ翁のために合本されて、加筆された?
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超・ウール羊(旧ヒカル)
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やっと・・・、やっと読み終わった・・・。いや、面白かったけど。あちこち脱線しまくり、あらゆるジャンルのネタをぶっ込んで、これでもか!!と特に関係無さそうな話を長々しく、かつふざけつつ語り尽くす!!読んでてすごく楽しかったです(^^)
0255文字
JIVAN
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あっちゃこっちゃに飛ぶ話の筋が要所要所で集約して一点突破するのが気持ちいい。京極夏彦の本は(長いので)久々だったけど、これだからやめられない。オタクがニヤニヤしながら読む本。
0255文字
Tetsuya Nakajima
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巫山戯すぎ。実写化希望。
0255文字
tmi
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2019/6月kindle版購入初読。とにかく厚い。Kindle版で購入で正解。また手首を痛めるところだった。また、話が進まない。長いだけではない、話が会話が横道にそれまくる。面白いけど。普通の作家なら中編で終わる内容なのだ・・・というか書かないだろうこんな話。面白いけど。作者含め実在の作家・漫画家・編集者・研究者の方々が多数登場だが最初の口上で述べている通り”関係ない”事にしておこう。妖怪・怪獣多数登場。アニメ・漫画の話題も満載。執筆されている途中で水木大先生が亡くなられたのであのラストになったのかな?
0255文字
Genzoh Minamishima
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読み応え抜群。約1,400頁の文庫本。流石と言うか、バカと言うか、書き手もバカだし、出版側もバカだし、買うヤツも、読むヤツもバカ。でも面白いから読めちゃう。俺こんなに集中力あったのか?って思う程にどんどん読めちゃう。量に圧倒されてなかなか手付かずではあったが、読めちゃう。さすがにゴロゴロしながら読める厚さではないが。最後にも危機一髪の急展開。頁数もうないぞ!ホントに終われるのか?などと要らぬ心配しながら大満足の読了!楽しかった!流石の京極本。
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虚実妖怪百物語 序/破/急 (角川文庫)評価78感想・レビュー105