読書メーター KADOKAWA Group

あなたのためなら 藍千堂菓子噺

感想・レビュー
227

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
Nobuko
新着
ネタバレ晴太郎一家が移ってきて藍千堂は一気に賑やかに。なんて温かく思いやりに満ちた家庭なんだろう。松沢家の雪も喧嘩をして出て来てしまったが、荘三郎の文で誤解も解けますます円満に。茂市が先代の百瀬屋を出て一人で菓子屋を営んでいた経緯やもの悲しさも伺えた。百瀬屋の総領娘・お糸にまたしても婿の話が。今度こそまともな男かと思えば、強盗の一味だった。父親の身から出た錆とはいえ、命を狙われたお糸を身を挺して守った彦三郎。お糸に看取られる。そんな中、清右衛門が病に倒れた。幸次郎が手伝いを申し出るが断るお糸。百瀬屋どうなる?
0255文字
nono
新着
ネタバレ図書館本。再読。シリーズ3冊目は家族となった晴太郎と佐菜とさちの微笑ましいやりとりから始まる優しい想いが詰まった一冊。武家の若奥様・雪の想い、茂市の過去、そして「百瀬屋」の総領娘・お糸の決意。連なる想いが人を強くも優しくもする、そんな暖かな物語今回もほろりと読了。
0255文字
ゆうゆう
新着
ネタバレ「あなたのため」が詰まってる。これは涙しかない。おさっちゃんは賢い子だ。神田に越してきて、ようやくできた幼い頃に父を亡くした友のおとみちゃんのために「お父っつあん」と呼んで甘えられない。相思相愛の雪姫と松沢様の行き違い。時間は短かったけれど茂市っつあんとお梅さんの幸せ。ろくでもない男しかロックオンしなかった二代目・百瀬屋さんが連れてきた彦三郎、ようやくまともな商いを語らえる相方を総領娘のお糸さんが得られるのかと思ったら、そんな…事件じゃないか。二代目の身から出た錆とはいえ、お糸さんの決意が痛いよ。
0255文字
いくぽん
新着
晴太郎と佐菜さん、おさちちゃんの新家庭がすごく微笑ましい。でも、お糸の縁談から大変なことに発展する。きっとお糸は幸次郎のことは忘れられないけど、今回の相手は一見碌でもない奴ではなく、もしかしたらまとまるのかな?と思ったが、まさかまさかだった。でも、お糸は愛ではなかったと思っているかと思うが、純愛の一つの形なんだろうなと思う。長編だけど、一気に読めた。
0255文字
那生
新着
ネタバレお糸と百瀬屋の婿候補彦三郎の話がメイン。 実は盗賊の一味で引き込み役だった彦三郎だが、お糸に好意を持ち、一味を裏切った末に刺されて死亡。 盗賊一味の疑いを持たれたお糸の容疑は無事に晴れたが、お糸の父親が脳卒中で倒れる。 備忘録として。 それにしても、窘めるって表現を使いすぎ。もう少し表現の幅があっても良いと思うよ?素人の意見だけどね。
0255文字
瑪瑙(サードニックス)
新着
ネタバレ藍千堂の兄弟を追い出した叔父が営む菓子司百瀬屋の総領娘のお糸。この巻は彼女が主に中心だった。彼女が巻き込まれた騒動は父親が巻いた種のせいだった。しかしお糸は立派だった。気丈に振る舞った。従兄弟の晴太郎や幸次郎の申し出を断って店を立て直す決心をした彼女の前途は多難だ。でも応援したい。
0255文字
lisa
新着
カバー和菓子/塩瀬総本家
0255文字
ちなえもん
新着
盗賊の恋が悲しくも美しい。お糸はかっこいい女子です。
0255文字
T. みぃた
新着
ネタバレ「百瀬屋」総領娘・お糸、試練の巻。今度の婿候補・彦三郎はぼんくらじゃなかった。人当たりがよく誰にでも腰が低い。お糸と話が合う。「百瀬屋」を先代の清右衛門が仕切っていたような店に戻したいというお糸の考えをわかってくれる同士のような存在。幸次郎への恋心とは違う。彦三郎の最期の時をどんな想いで過ごしたのだろう。「百瀬屋」の立て直しに晴太郎幸次郎の助けは借りないと、凛として告げる。今度は幸次郎が待つ番だ。鎧坂の憂いが無くなって晴太郎佐菜さち親子は幸せを噛み締める。さちが父様(ととさま)と呼ぶ様が愛らしい。
T. みぃた

「強い目の光。勇ましいところ。敏いところ。負けず嫌いで勝ち気なところ。そのくせ、危なっかしくて、見ていてはらはらするところ」盗賊一味の引き込み役だった彦三郎がお糸に惹かれたところ。

03/05 15:11
0255文字
Mirror
新着
お糸さんの凛とした立ち振舞い。次巻こそは幸せに
0255文字
HIMEば~ば
新着
お糸さん大好き。シリーズみたいなので全部読みたい
0255文字
サプリママ
新着
ネタバレ⭐⭐⭐⭐♥2019年1月初版。藍千堂の素適なお話。晴太郎と佐菜は無事に結ばれて5人の生活が始まる。さちは晴太郎のことを「父(とと)様」と呼ぶことになる。松沢家の雪が些細な行き違いで藍千堂に家出、茂市の菓子職人になった経緯、妻との死別、独立、二人を受け入れるまでの様子が描かれている。二人の従姉妹のお糸と婿候補の彦三郎との狐の嫁入り、彦三郎は盗賊の引き入れ屋だったが、お糸に一目惚れ、穏やかな時を過ごすが藤原義孝の歌と白餡の金鍔を残す。百瀬屋の仕打ちで椿屋は潰れ、次男の佐十が盗賊の黒幕。お糸と幸次郎は次巻♥
0255文字
くりこ
新着
久々に読む藍千堂シリーズでしたが、主人公ではないけれど、お糸の強さが際立つ一冊でした。何ならお糸が主役だったのかなくらいなかんじでしたが、今作も優しさに溢れていました。
0255文字
hanak
新着
ネタバレ晴太郎と佐菜のふたりに負けず劣らず、幸次郎とお糸ちゃんが結ばれるまでは紆余曲折ありそうだねぇ。と言うか、もう物語はお糸ちゃんの一代記になるのでは(笑)。このシリーズ、全ての事の起こりは二代目清右衛門にあるけど、彼の行いに対する波紋があちこちで大き過ぎるよね。まぁ因果応報というやつか。2022-06
0255文字
たまっと
新着
★☆☆
0255文字
ちーにゃ
新着
2022 42冊目 温かくて、切ない。
0255文字
aj1sa1
新着
新刊が出たので再読。お糸の気丈さに胸打たれる。もし自分だったらこんなにしんどいことに一つ一つ丁寧に向き合うことができるだろうか。第1弾のお糸と同一人物とは思えない腹の据わりぐあい。お糸はこれからまだまだ続くだろう苦難をどう乗り越えていくんだろう。
0255文字
蒼
新着
天網恢々素にして漏らさず、そんな言葉を思う。それでもお糸の凛とした決意がきっと百瀬屋を立て直すだろうと思うと、幸次郎の「今度は私が待ちますよ」という言葉が心を温かくしてくれる幕引きだった。次巻が待ち遠しい。
0255文字
ふうか
新着
ネタバレ藍千堂シリーズ3作目。晴太郎が世帯を持ち、住まいはどうなったかなと思ったら、藍千堂のみんなですぐそばに住まいを持ちみんなで暮らしてる描写にほっこり。おさちちゃんに眼尻を下げる幸次郎…見てみたい笑 そんなほっこりした話が続くのかと思いきや今作は過去の話含め少ししんみりするストーリーでした。茂市さんの過去話…そんな経緯があったんだ…と涙腺が緩みました。お糸、あなたはなんて強い娘なの。続きが早く読みたい。
0255文字
もんらっしぇ
新着
ネタバレ読友さんから「藍千堂菓子噺」シリーズ新作のいち早い情報が!これはイカンと慌てて積読解消です♪実を言いますと前作で手強い難敵との手に汗握るバトル、晴太郎の一世一代の大博打、見事に勝利となったためこれ以上のストーリー展開はなかろうと高を括って、打ち寄せる新刊の波と積読の山に忙殺され読了していないことを忘れておりました(汗)さて本作では上記大勝負の結果、武家の出で絵師をしていた佐菜と幸せな結婚生活。連れ子のさちを、自分の子供として育てている日常がなんとも良い雰囲気で…いやはや改めて感じます、珠玉の小話集ですね♪
もんらっしぇ

あえて触れますが、知野みさきさんの「二幸堂菓子こよみシリーズ」。三巻目がやっと出たかと思ったら、内容は慌てて店じまいするように大団円。もっとお話を膨らませてもよいと思うのに大和書房の意向なのか作者の申し出なのか千秋楽となってしまいました。私の穿った見方ですが、やはり本シリーズと設定が丸かぶりで読者もカブると。知野さん、他社ではじめた他のシリーズが好調ですから、そちらを書き進めればよいとの深謀遠慮があったとかなかったとか…

05/20 13:51
もんらっしぇ

私の好きな「氷柱姫」こと雪様、さちにめろめろの茂市っつぁん、そして本巻の主役ともいえるお糸からの視点の各話。寒天入りの飴が練りこまれた「変わりわらび餅」、極上の砂糖を煮詰めた「かるめいら」などなど、晴太郎が工夫を凝らして作り上げる美味しそうなお菓子の新作ももちろんのこと。優しい気づかいや笑顔に溢れ心が温かくなる時代小説。幸せな気持ちにさせてくれます…さてと、7月に出来予定の新刊が楽しみです♪ 【ご参考】著者インタビュー→https://books.bunshun.jp/articles/-/4633

05/20 13:51
0255文字
ざるめ
新着
藍千堂の皆が大好きだーっ!(*>∀<*)切ない、ほろ苦い、心に沁みる…そんな噺(*´∇`*)装丁も大好き!久しぶりに読み終わるのが勿体無く感じた(^^)幸次郎とお糸ちゃんとの決意をそれぞれ応援したい!そして行く行くは…o(*≧∀≦)ノ♪
0255文字
いくみん
新着
藍千堂シリーズも3作目。 涙無しでは、読めなかった。 晴太郎さん、所帯を持って少しだけ主人っぽくなったのでは? 茂一さんのお話、辛かった。 老後が、このまま幸せでありますように。
0255文字
Yuki
新着
今回の話で印象に残ったのはお糸の、凛とした姿でした。守るべきもののために、大きな決断をしたお糸がとても眩しく感じます。できればこの先のお糸、そして幸次郎とどうなるのかが気になるので、もっと続いてほしいと思います。
0255文字
meemee
新着
ネタバレお糸と彦三郎に幸次郎。 おおもとの気持ちは変わらなくても、人と人とのかかわりの中で、気持ちは揺れ動くものなのかな。 まさか、これで終わり、ではないよね? 昔の砂糖は貴重品。和菓子の味はそこから決まって、そのまま今に至ったのかな、なんて本筋とは関係ないことも考えた。
0255文字
ちびクマ
新着
ネタバレお菓子の様に甘くて優しい世界がここにはあります。読むと甘い物を食べた後の様に幸せな気持ちに。幼子と仔猫がじゃれてる姿、想像しただけで目尻が…/そんな藍千堂にも魔の手は伸びるが、固く結束した身内同士、力を合わせ、相手の気持ちに寄り添う事で、難なく遠ざける/佐菜達と同居するくだりで気付いてヒヤリとした。2巻で晴太郎が佐菜の元旦那・鎧塚に「さちは自分の実の娘」と啖呵を切ったが、では何故お前たち親子は離れて暮らしているのだと突っ込まれ、怪しまれたらどうなっていたかと。詰めが甘いよ、晴太郎!何事も無くて良かった。
0255文字
Stasiia
新着
シリーズ3作目。親しくなった登場人物がそれぞれに動き出してきた感じ。弟の想い人との関係がほろ苦く。でもそのおかげで全体の甘い感じが引き締まったようにも思いました。
0255文字
もけうに
新着
今回はほんわか和菓子描写より、人情ドラマがメイン。晴太郎夫婦は微笑ましいが、他はほろ苦ストーリー。前回出番がほぼ無かったお糸にスポットが当たる。けれども哀しい廻り合わせや困難に見舞われ、実質両想いの幸次郎ともくっつかず。どこまでも凛として強いお糸。その強さが切ない。それだけに、叔父夫婦には苛々させられる。娘がこんなにしっかりしているのに、親は何をやっているんだ。百瀬屋・お糸・幸次郎の今後が気になるので、続編求む。
0255文字
楽駿
新着
川崎図書館本。藍千堂シリーズ③2巻で、少し上手く行くかもしれないと思った、お糸と幸次郎は、やはり、まだまだ試練が続く。今回の主役は、お糸かも。お糸の百瀬屋への思い入れは、親の仕込みもあっただろうが、幸次郎達への親の仕打ちから、一層強くなったのではないのか?決してつぶしてはいけない。せめて、立派に継がなければと。いったい、何が恋と呼べて、どこが同志となるのか。いずれにしても、お糸にとって、大切な相手であることには、何も変わりはない。このお糸の成長を見る為にも、続いてほしい。
0255文字
たから
新着
切ないなぁと思いました。あと、糸が、強すぎる。大事な人をあんなふうに、私には、見送れない。
0255文字
西澤 隆
新着
「ちゃんと」ラノベっぽくなく、いい人たちが精一杯の日常を生きる物語は、うれしい。起きている事件が衝撃的でないかといえば、そんなことはないのだけれど、それでも物語は外連味の少ない身近なお話の手触り。三冊この登場人物を見守っていて、この本でなんとも心に沁みたのは、茂市の物語でした。こういうお話に思いを重ねてしみじみするようになったということは、僕も年を取ったということなのだろうな。登場人物が「こうあらねば」と日々思いながら生きている世界の物語の心地よさは、自分の流される日々への反動でもある。僕も凜としなきゃ。
0255文字
恵美
新着
紗菜もさちも藍千堂に馴染んで。幸次郎と糸の決着はまだ先かな?
0255文字
美味しい渋谷
新着
田牧大和先生の藍千堂菓子噺シリーズの第3作、菓子職人の兄の成長が著しく好ましい。和菓子が作中でキーになりますが、監修は塩瀬総本家さんなんですね。別の作家さんは日本橋の榮太樓總本鋪さんだったりして、この違いは読み取れませんけど、楽しみの1つ。
西澤 隆

あ、塩瀬総本家さんの監修なのですか。以前、塩瀬さんの『まんじゅう屋繁盛記 ~塩瀬の650年~』を読んだ時、おなじ老舗の歴史自慢溢れる本なのに、『虎屋 和菓子と歩んだ五百年』に比べて鼻につくのはなぜ?と思ったのを思い出しました(笑)。饅頭をきちんと作る和菓子やさんだからこそ、物語の中に「白にこだわる」場面が何度も出てくるのだろうなあと、そんなことを思ったりも。

06/16 15:26
美味しい渋谷

西澤隆さん、ナイス&コメントありがとうございます。そろそろ水羊羹が恋しくなりました。

06/16 16:21
0255文字
Masayoshi  Arakawa
新着
20210516 図 これにてシリーズ終了か?⁉️
0255文字
ナナ
新着
ネタバレシリーズ3作目。前半はほんわりと優しい味わいのお話。晴太郎と佐菜の夫婦の仲睦まじい様子、皆に可愛がられる娘のさちの愛くるしさが微笑ましい。後半は一転して切ない展開に。百瀬屋に家を潰された男の復讐心、好いた娘を命懸けで守った男の真心、そして不義理を重ねた父の始末を全て背負う覚悟。どの想いも深く激しく胸を打つ。お糸の今後は決して楽な道ではないでしょう。それでもお嬢様として育ってきた彼女が、凛とした強さを持って生きようとする姿は美しく、また周りの人たちがそれをそっと見守ってくれるのだろうと思います。
0255文字
あいちょ。
新着
ネタバレ図書館。 藍千堂3作目。 ※遣らずの雨 ※袖笠雨 ※狐の嫁入り ※通り雨 ※逆さ虹
0255文字
tomtom
新着
お糸がしっかりと店のことを考えていて、じゃじゃ馬から総領娘と印象が変わった。父親の行った過去の後始末をしなくてはならないのは辛いけど、お糸がかわっていく様は読んでいて嬉しい。幸次郎と2人幸せになればいいんだけど。通り雨の話が良かった。
0255文字
ごま
新着
ふわりふわりと口の中でとけるカステラのような甘く優しい話が二つ続き、このシリーズってこんな感じやったっけ、疲れてるのか全然集中できない、と困惑しながら第三話、物語は様相を変える。頭二つのお話はこれから続く苦い展開の前の布石とばかりに。 父の不始末、不義理を一人その身に背負う彼女は、それでも惣領娘だからと、これから向かう先が苦難の道と知りつつも背を伸ばし、想い人へ手を伸ばさない。どうか凛としなやかに強くならざる得なかった彼女に、あたたかな陽の光を。今は数少ない理解者の眼差しはあたたかいことを忘れないで。
0255文字
NOYUKI
新着
君がため 惜しからざりし 命さえ 長くもがなと 想ひけるかな 苦しいね、お糸ちゃん。でも、綺麗だ。これから先、どうなるのかなんて誰にもわからない。楽な道ではないことは確かだと思う。けど、お糸ちゃんと幸次郎さんには時間も必要なのだと、思う。その時間の過ごし方で、2人の未来は変わる。心からエールを送ろう。お糸ちゃんの糸は、横糸から縦糸に変わったんだね。がんばれ!
0255文字
那由多
新着
晴太郎の結婚で家族が増え、慎ましやかな幸せに溢れた藍千堂にホッコリホコホコ。それなのにお糸ちゃんは父親の過去の業績の後始末を押し付けられた形となり、彦三郎共々切ないことになってしまい見てて痛ましい。見守る幸次郎も切ない。乳母日傘のお嬢様なのに、苦境に立たされて更に頭を持ち上げ前を向く。こんなとこで終わってしまったが、頑張れお糸ちゃん。
0255文字
はにこ
新着
新しく家族になったおさちに晴太郎はもちろん、幸次郎も茂市もデレデレなことに読んでいてにやけてしまった。とにかくおさちはそれくらい可愛らしい。佐菜も夫のこと大好きな出来た女房。そんな藍千堂に武家の雪や百瀬屋のお糸がトラブルを持ち込む。お糸はよく出来た総領娘だけど父親はダメすぎるね。自業自得としか言えない。続きは出るのかな。また読みたい。
0255文字
全227件中 1-40 件を表示
あなたのためなら 藍千堂菓子噺評価66感想・レビュー227