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吃音: 伝えられないもどかしさ

感想・レビュー
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読書家さん#E1NpaG
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「うまく喋れない」だけではない、吃音を取り巻く事情がよく分かる。
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くぅ
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凄く分かりやすく吃音をもつ人の悩みやその人に取り巻く環境を教えてくれた。環境自体が吃音に対して理解のなかった以前のこと、好奇心と知識のなさからいじられる幼年時代が人格に与えることが多いということは、改めて「他人事」になってないかと自分を見つめ直す情報だった。できるだけ多くの人が生きやすい世界になるために出来ることは、個人が理解する努力を努力と思わず永続的に続けることだ。
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sayar
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著者の近藤先生の講義を受けたことがある。旅の本が印象的だったので、このテーマは意外だった。聞けば近藤先生も吃音当事者とのこと。これは経験したことのない者には決してわからない苦しみ・辛さなんだということを思い知った。真摯な文章は先生そのもの、文章を読みながら、先生の語り口が聞こえるようだった。1%はいると言われる吃音者、でもほとんどお会いしていないのは、口をつぐんでおられるからか。書かれている会社の同僚・上司の仕打ちは本当にヒドイと憤ったが、自分も知らずにその一部になっているかもしれない。無知でいないよう。
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293
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自分は普段、フィラー(言葉と言葉の隙間を埋めるためのつなぎ言葉)がかなり多いし、それを排除しようとすると、呼吸を忘れるほどの早口になる。相手に伝える仕事をしているから、吃音の方の伝えられないもどかしさがわかると思ったけど、想像をはるかに超えていた。個人の努力だけではどうにもならず、出来る仕事が限られているのも問題をより深刻にしているのだと思う。これだけハンデがある以上、もっと支援してあげる必要があるだろうし、我々の理解ももっと必要だが、それ以上に当事者がもっと受けられる支援を活用していく必要があると思う。
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makimakimasa
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自分も20代で緊張しながら営業をしていた一時期、電話を受けた際に社名がどうしても出てこず、家で泣くほど悩んだ経験があるので、当時の苦しさを思い出しながらの読書だった。伝えたい事があるのに、怖くて話を切り出す勇気の出ないもどかしさ、いざ話してもつっかえて恥ずかしい気持ち、言葉が喉元から出てこない絶望感は、時に人を自殺まで追い込む。障害と認めてもらった方が気が楽だという人もいる(精神か身体か曖昧な境界にある)。本書で吃音をほぼ克服した高橋の事例は希望を与えるし、発話訓練を支えた羽佐田との二人三脚は感動した。
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penguinning
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吃音はつらい。吃音が理解されるように社会が変わっているように見えるが、本質的には地獄はずっと続く。来世は言葉が要らないペンギンに生まれたい。
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Mangokun
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⭐️⭐️⭐️
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アリ子
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私も言葉が出にくくてよく相手に心配されるので読んでみたのだが、吃音とは違うようだ。吃音は、器質的なものなのか、心理的なものなのかさえ未だによく分かっていなくて、治療法も手探り、理由も分からず急に治ったりする。まだまだ謎の障害であることが分かった。
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ヨードー
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吃音者は約1%の割合でいるとされており、日本ではざっと100万人もの人が吃音を抱えている。症状は多様で、繰り返す「連発」、伸ばす「伸発」、出だしが出ない「難発」の大きく三種に分けられる。医学的にも治療法もなく、原因もはっきりしない。見た目には分からないため、障害者とも気付かれない。よって実は多くの人が苦しんでいるのだが、全く思いもよらなかった。健常者にとってあいさつをしたり、注文を難なくする事は日常だか、出来ずに苦しんでいる人がいるというのは衝撃であった。自分に何が出来るかは分からないが、この本に感謝。
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ひいろ
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★★★
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そら
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北海道の亡くなった看護師の男性の記事を新聞で読んだ時のショックを今でも思い出す。吃音の臨床に携わる人は一度は読んでおくべき本だと感じた。
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yukun
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テレビで吃音の小学生を取り上げていたのが気になって。視角や聴覚と一緒で脳の機能の障害らしい。てっきり精神的なもの、あがり症とか考えていた。私も人前ではあがってどもってしまう。社会で生き辛さを感じ命を絶つ人も。ADHDで自死した人が話題になったばかり。胸が痛む。
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どらごんまる
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自分も、吃音ではないけど緘黙症があり、伝えられないもどかしさ…そんなところが共通すると思って、手に取りました。喉や口元が強張って硬直、鍵がかかったドアを必死に開けようとする感覚…少しわかる。吃音の症状や、吃音の方たちの苦しみを知ることができた。マリリンモンローも吃音があったのを初めて知った。吃音によって苦しみ、そして自殺されてしまった方の話にとても胸が痛んだ。自死を考えるほどに苦しい思いをする方がいる… 吃音の方たちが生きやすい社会になってほしい。理解のある社会づくりの力になりたい。
どらごんまる

かりんとさんも大変でしたね。ですです、それがとてもありがたいことです🤲♪

04/06 19:42
5件のコメントを全て見る
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秋瀬
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吃音について全然知識がなかったのですが、この本を読むとその大変さが伝わってきます。コミュニケーションで苦労するだけでなく、精神的にかなり追い詰められてしまうのだということがよく分かりました。吃音で悩んでいる人は大勢いるのに、原因も治療法も分かっていないというのが辛いなあと思いました。
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名著の凪
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『精神状態は極限にまで悪化していた。寝汗が耳から枕に落ちる音で目が覚めることもあった。そうして一人悩み抜いた末に、彼は解決法を思いつく。それは殉職することだった。』『「残り、時間が……、少ないから、こそ、私は、訓練をしたいんです。死ぬ、までに、どうしても、思うように、話すという経験、を、してみたいの、です」』
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遥かなる想い
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吃音に悩む人たちの現実を取材した作品である。言いたいことがあるのに 言葉にならない …自らも吃音に悩んだ著者の取材は 丹念で、 患者に寄り添う。原因も治療法もわからない中、懸命にもがく人たちの人生を応援する…そんな本だった。
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towaeta
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ネタバレ吃音の特徴①「曖昧さ」原因、治療法、治る、治らない、精神障害か身体障害かも不明、曖昧。症状も出たり、出なかったり。常に症状が出ないことで周囲の理解も得にくい。特徴②「他者が介在する障害」通常一人の時には障害にならず他者とのコミュニケーションに関連して生じる。単に言葉のやり取りがスムーズにいかないだけでなく、コミュニケーションそのものの性質を変え得る。自分で制御できない故の不安感が吃音の苦しさの核心。「他者が介在する」ゆえの問題については、社会に広く理解を求めなければならないが、その解消は容易ではない。
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ぴ
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職場で電話を出たときに、吃る方とお話をして、どうして吃るのか知りたくて、読んでみた。吃音については原因がまだ不明であり、治るかどうかもわからない症状に向き合うことの大変さなど、知れた。 同じ状況にならなければ理解することは難しいなりに、これからも相手のことを知ろうとすることは大切だと思った。
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FUKU
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「吃音」という言葉を本書で初めて認識しました。自分も人と話をする時にどもりがちで、その為自ら率先して話をするタイプではないのですが、その自分と似たような人、いや、もっともっと症状が重くて悩まれている人がこんなにも居られる。理解されにくいことが当事者を孤独にし、時に自殺に追い込むほど苦しめる。著者の丁寧な取材に基づくノンフィクションストーリー、良かったです。
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おいしゃん
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この本で出てくる面々をはじめ、著者も、解説の重松清さんも、吃音に悩まされた人々って多いんだなと実感。何より自分自身も、いかに吃音を隠すかいまも苦労しているゆえ、よくぞ取り上げてここまで深掘りしてくれた!という、良質なドキュメント本。
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mimosa
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「吃音をコントロールするのではなく、なくす方法にたどり着きたい」から、「完治を目指すのではなく、より現実的な、それまで自分自身を救ってくれた道程を大事にすべきなのかもしれない」と執筆していく9ヶ月で気持ちに変化があらわれている。決意新たにはじめることより、今あるリソースをいかしながら兆しに導いていく生き方へのヒントになります。
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taikiat
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裏表紙に魂のノンフィクション、と紹介されていたが、本当だった。勉強になったし、心を打たれた。この本を読むまで、吃音の人がこんなに悩むものだとは知らなかった。昔、同級生にも何人かどもりがいたが、アイツらもこんなふうに悩んでたんだろうか。知らず知らずに傷つけたりしてたんだろうか、、、もっと色んな人が、吃音の苦労を知っておくべきだと思う。たくさんの人に読んでほしい。
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たま
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吃音がこれほどの大きなことだと思ってもいませんでした。
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湖都
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吃音をテーマとしたドキュメント。吃音を苦にして自殺未遂をした男性を筆頭に、数人の吃音者の経験や生き方を数年に渡って追っている。所謂「どもり」が障害という認識はなかったのだが、学校生活でのいじめや就活や就業の困難さを考えると大きな人生の障害に違いない。理解者がいるからと安心して入った会社でも、同僚全てが吃音に理解があって暖かい対応をしてくれるとは限らないし。吃音という障害だけがその人にとって悪なのではなく、周りの人間の態度が1番人生を左右しているのだと思った。
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辻本 敏久
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待つことも大事。
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くまくま
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たかがどもるだけじゃんと、甘い捉えをしていた。当事者が吃音から逃れるための手段として、死が現実的な選択肢となるほどとは思ってなかった。
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てくてく
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今はもう自覚するほどのことはないが、過去には緊張すると特定の単語で詰まってしまうことがあった。また、知人にも話している時に突然詰まったような喋り方をする人もいて、吃音というのは全く無関係ではなかった。この本では、吃音の当事者へのインタビューを通じて、話したいのに自由に話せないことが人生に大きく影響を及ぼすことを描かれていて、説得力があった。
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takao
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ふむ
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そーし
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私は吃音を持っている。だからこそ手が伸びだ作品。吃音を言い訳に挑戦してこなかったことはいっぱいある。そもそも別に原因があったりしてもそれには目を向けず。吃音者がこの本を読んでどう思うのかわからないけど、私は辛くもあったし勇気付けられたりもした。私はまだ軽度な方であるが、辛いものは辛い。電話の後どっと疲れる感覚とかはわかる。理解を求めることは傲慢なのか考えたことがあるが、理解を求めるように努力することは大事なんだと思う。 きよしこはちょうど友人に勧められたところだから読もうと思う。
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ちかぽん
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吃音で悩む人たち、 なぜ吃音を起こすのか 未だに原因は不明。 最近では発達障害との関連もわかってきた。 吃音で悩み苦しみ死を選ぶ人も多い。 吃音と向き合い症状が改善されるために当事者と共に頑張る言語聴覚士、吃音者をサポートする団体やSNSの発達で自分の思いを伝えやすくなり友人が増えた人もいる。 田中角栄、マリリンモンロー、アメリカ大統領バイデン氏、シンガーソングライターのエドシーランも吃音で苦しんだ人たち、世界中の100人に1人が抱えるという吃音。
キューポップ

小学生時代まで吃音で悩みました。なので苦しみ死を選ぶ人も多いの分かる気がするな。マリリン・モンローもというのは意外で親近感少しわきました。

05/24 16:08
ちかぽん

キューポップさん、そうだったんですね。 当事者の苦しみや辛さは実感できなくても思いを馳せる事はできます。 いろんな障害、病と向き合っている人たちの応援したいです

05/24 17:45
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Yugo
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自分も少し吃音があって、学生時代は本当に苦しめられた。今ではだいぶ良くなったのだが、それでも昔のことを思い出して苦しくなったり、時々吃音になってしまうこともある。この本に小学生くらいの頃に出会っていたらあの頃の自分を救えてたかもしれない。この本の中には自分よりもっと酷い吃音を持つ人のエピソードが多くあり、死に追い込まれたという人の話も載っていた。吃音を改善しようとする努力も大切なのかもしれないが、周りの人たちが吃音によって苦しまない環境を作ることが非常に大事なことなのだと気づいた。優しい世界が良い。
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かえる
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私の知らない世界は海の向こうにあるだけではない。何も知らなかった、吃る人の心の内。そして、ひとりひとりの心模様は異なること。さらに、科学的にも不明なことが多いということ。今後出会いがあれば、私は彼らのことを、吃音のことを「何も知らない」ということを基本に慎重に向かいあっていこうと思う。
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maro
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吃音(どもり)の発症率は、幼少期で5%、成人1%。8割が自然と治るらしいが、大人でも100人に1人と意外と多い。マリリンモンローも吃音者だったとか。本書は、雑誌の連載記事を書籍化したもので、著者自身も吃音で苦しんだ。 吃音は原因がはっきりせず、治療法も確立されていない。訓練することで改善も期待できるようだが、進行性でもある(重症化する)と知って驚いた。 本人や家族にとって深刻な問題で自殺者も多いと言う。吃音に対する理解が広まり、吃音カードなどがもっと市民権を得ていけたらと思った。
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アンパン
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ネタバレ吃音は個性か障害か、治そうとするのかそうでないのか、それぞれの対処の仕方や向き合い方がある。筆者は76年生まれの東大工学部卒で吃音が原動力となり筆者の今があると。親近感?を感じた。吃音で自殺してしまった男性看護師とその家族。2016年ごろから少しずつだが(まだまだだが)世の中も変化してきている。色々なことが丁寧に書かれた優しい本だった。エピローグに書かれていた、残り時間が少ないからこそ訓練をしたい、死ぬまでにどうしても思うように話すという経験をしたいという70代の男性はどのような思いで生きてこられたのか。
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Old Fashioned
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J-wave のJam the world で紹介されていた本。吃音について全く知らなかったが、さまざまな障害と同等に気にかけられるべきことと理解した。
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三色かじ香
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吃音に対する理解が広がって、合理的配慮をしようという気持ちをすべてのまわりの人が持っている世の中になって欲しいです。コミュニケーション上の問題があって、特定の場面の前には緊張してしまって、余計にコミュニケーションがとりずらくなるの、想像するだけでつらいのに、それが日常であるというのは、どれほど大変だろう。努力によって、吃音という障害が無いように振る舞えるようになりえる、というのは救いではあるが、振る舞えるようになっても、コントロールのために脳と精神のリソースを割かなければならない。
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Sachiko
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著者も吃音があり、自分を見つめるためにも書かれた本。何人かの吃音がある人や吃音がある子を持つ親が登場する。なんとか自分の言いたいことをスムーズに伝えたいという気持ちはみな同じだ。数年かけて何人かを取材しているので、その人たちの変化を見ることもできる。吃音のひとを障がい者として雇用するのがいいのかどうかよくわからないが、それで救われる人がいるならいいのかもしれない。私にも軽い吃音の息子がいるが、私が知る以上につらい思いをしてきたようだ。周囲の人が吃音者をどう受け入れるか、この本が参考になるといいと思う。
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are8591
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母が読みたいというので購入して、先に拝読させてもらう。吃音という症状については、私自身にも軽度にはあるなーと自覚していた。特にそれが他の人とは異なるとは思った事も無く、緊張してうまく喋れない、電話ではどもりがちだと自覚するようになってからは、要点メモを作ったり、ゆっくり話したり、考えてるフリをして間を取るなど工夫してやり過ごしている。本書では症状の重いの人達の大変な体験話や複雑な心情の葛藤が紹介されており、心が痛む。やはり他人と話をする事ができて人間となるのだなと改めて感じた。
are8591

それを踏まえて本書を読み返すと、登場人物は症状や自身の理想、直面する困難に真正面から立ち向かい過ぎる気頼がありすぎて、悪循環に入ってしまった人が多いと感じる。頑張れと思う反面、もっと楽に生きれないものかとも考えてしまう。病院の件に関しては、急性期の戦場のような職場ではフォローしてくれる同僚は少ないだろう。いくらリスクヘッジしてもミスが死に直結してしまうようなタイトな職場での足手まとい感は自身も周囲も追い込んでしまう。可哀相だが判断を誤ったのだなとも、自分もそうなる可能性はあったなとも複雑な気持ちになった。

12/08 17:58
ボボボーボ・ボーボボ

吃音は確かにつらいですね。ただ自分もそうでしたが頑張った自分を褒めてあげたいです。本の中でメチャメチャ頑張っている男性のお父さんの話が出てきましたが何とも言えない感じでした。ただ彼は吃音を乗り越えれたのでホント良かったです。

12/08 20:43
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