形式:コミック
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
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ナナジンの能力も奇をてらい過ぎないくらいの塩梅で良いし、何より登場のタイミングがなかなか巧い。順を追って少しずつ登場もしてるし、能力の判明やシステムの説明などもあまり違和感がなくて良い。あえて省略するような感じでもなく、かといって説明し過ぎない感じが、頭の回転が割と速いナナと、状況を俯瞰できる読者の理解のスピードとで、よく合っている。主人公ナナの技も、光を主体とする技で見栄えもするし応用も効くし、何より主人公っぽさが強く印象付けられて、画面的にもよく映える。
ストーリーの見せ方としても、もう一人の主人公のイツカの過去のエピソードをバトルシーンの中で重ねるのもうまく、彼女のコンプレックスのようなものが時折垣間見えるのも良い。個人的には王道シナリオの中に個性を混ぜて来て面白い作品に仕上げているな、という印象だが、バトルのシステムやストーリーだけなぞれば無数に作品が存在するジャンルでもあるわけで。想定通りの展開で最後まで連載されるといいなぁ。ナナジンって響きが絶妙にダサいのと、表紙で内容が想像できないのが少々勿体無いか……。
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