形式:新書
出版社:中央公論新社
東本願寺キャラクター「鸞恩(らんおん)くん」を利用させて頂きました!家内の実家がお東のお寺なんです。
そうなんですか!可愛いですよ!
産総研が日本政府の外郭団体であることや、過去にサイバー防衛に関する研究をしていたことも合わせ、今回の事件は、ロシア政府系の攻撃者が、何らかの政治的な意図を込めて攻撃した、ととらえるほうが妥当なのではないか。 インフルエンスオペレーションに対する肝心の対策も日本は世界の標準からかなり遅れている。 ロシアが狙う次の世論調査の舞台は、2019年5月の欧州議会選挙だ。
本書の前提条件は「世論誘導で他国の政治に介入することは許されない」というもの。だがその前提条件をこそ疑うべきではないだろうか。果たして民主政体維持を至上命題にすべきなのだろうか?それとも平和な時代をこそ優先すべきなのか? まずは何を優先するべきなのかを整理してから議論に入るべきだろう。ワタシは諜報によってアメリカの政治に他国が介入したとしても、それで世界平和がここ25 年ばかし達成されるのならばそれでいいというスタンスだ。「民主政体」=「平和」という固定観念があるのならば、それはさっさと捨てたほうが良い。
むしろ次のような理路により、民主政国家と専制国家が乱立して世界平和は実現する。 ①世界にリベラルデモクラシーの国家がある②その国家は言論の自由を担保する代償として、他国による思想誘導の草刈り場となる③その国は他国による実質分割統治国家となる④他国は戦争をすることなく、その国を言いなりにできるので戦争なんぞする必要がない⑤かくして世界平和が実現される…… つまり民主政体というものはそれ自体が平和を導くのではない。生真面目な民主政国家が生贄となり世界平和が達成されるのだ。今宵はこのようなことを夢想してみた。
そういうものに惑わされないなどのIT教育もまた重要な要素である。
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