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フィンガーボウルの話のつづき

感想・レビュー
51

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ぴの
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再読。初読は図書館で初版を。再読は、この増版本を改めて購入してじっくりと。再読して改めて感じ入る本書と著者の魅力よ。この魅力を私なりに言葉にしたいのだが、実は上手く表現できずここで伝えられないもどかしさよ。ああ、それも著者の魅力なのか。また、「フィンガーボウルの話のつづき」を私なりに考えもしたが、最後の最後でちゃんとオチが知れてよかった。
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ホウ
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ネタバレ昔読んだ本を再読。その時は吉田篤弘さんの本を読み始めて間もなかったけれど、今読むとこれは確かに彼の書く話の原液なのだと思う。ここから数々の物語が生まれたのだなぁとしみじみする。劇的な起承転結やインパクトのある台詞は少ないけれど、ちょっと特別な日常をひっそり生きる人たちの暖かな一幕、これからも読み続けたい。「世界中のさまざまな小さな物語」も待ってます。
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黒井
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24-69】いつか読みたいと願っていた”双子のデビュー作”の片割れを、リマスター版と称される新装版で念願の読了。ビートルズの『ホワイト・アルバム』を題材に描かれる連作短編集。発売から時を経た影響で『金曜日の本』を先に読んでしまったため覚えのある出来事が見られるのも確かだけど、それもまた緩やかに振り返り淡く思い出す懐かしい光景のようでもあって好ましい読後感。/特に心に残ったのは『白鯨詩人』。快哉を叫ぶほどの高揚が天啓ではなく、かつて奪われた思い出が見せた幻だったとしたら。問いで終わる静寂の余韻ごと好きだ。
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ひな
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ネタバレこれが吉田篤弘さんデビュー作とは知らなかった。吉田さんの世界はここが始まりだったんだと感じられる描写がいくつも。ビートルズのホワイトアルバムを軸にした物語たち。食堂の物語を書くことができない吉田さん、謎の作家ジュールズ・バーン、閑人カフェ、レインコート、博物館、ラジオ放送。不思議ででも何故か気になる物語の欠片たちが散りばめられた吉田ワールドを堪能。つむじ風食堂の夜を再読したくなりました。
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ジル
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「閑人カフェ」をもう一度読みたくて再読。眠りかけのバスタイムや眠れぬベッドタイムにちょこちょこ読んだ。最後はビートルズのホワイトアルバムを聴きながら、コインランドリーにて静かに心地よく読了。もちろん、どれも好きなんだけど、今回は「私は殺し屋ではない」「ろくろく」「ピザを水平に持って帰った日」にほっこり。吉田篤弘の頭の中にある物語の小さな欠片たちをもっともっと読んでいきたい。
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ルシ猫
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読みたかった吉田さんのデビュー連作短編集の復刊。 物語のキーとなる<ホワイト・アルバム>と共に、ゆるり漂う優しい空気感。 想像し、思い返し、心に自然に落とし込まれるまでの時差まで心地よくて。 またいつかきっと読みたくなる一冊。
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クロレ
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寝る前に少しずつ読んだ またいつか寝る前にゆっくり読みたい 親愛なる、夜ふかしの皆様
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ゆかり
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デビュー作の復刊だそう。とても好みで、読めてよかったです。短編なので、寝る前や心が疲れた時に少しずつ。吉田篤弘さんの本は自然とゆっくり読みたくなります。作品に流れる空気感がとても好き。この頃から作品のモチーフというのか…変わらないんですね。ほっとする懐かしさを感じ、読み終わったあと心が静かになりました。小さめのサイズなのもしっくり来て、装丁も可愛いです。
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安藤
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とても読みやすく、温かい作品でした。特に『キリントン先生』が心に響きました。モダンな外国風の石造りのアパートの窓から、漏れてくるビートルズの曲。穏やかで美しい描写でした。人生は出逢いと驚きに満ちていて、いつでも誰かと繋がっている。自分の日常と向き合いたくなる作品でした。
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ちゃちゃまる
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ネタバレ世界中の小さなお話を集めた 1冊目の本。一枚の真っ白なレコードを軸にして、それにまつわる人々の小さなストーリーに心がほっとする。ピザを水平に持って帰る少年たちの物語がいちばん好きだった。
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夏
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吉田篤弘さんのデビュー作。吉田篤弘節はここから始まったのかと思うと、感慨深い。最初の話の主人公は、食堂の物語を書くことができない吉田君。これはほぼ吉田篤弘さんのことである。その吉田君が書いた文章と、謎の作家ジュールズ・バーンが書いた文章とがこの小説内には散見される。この小説には、これからの吉田篤弘さんの書く物語の欠片が散りばめられている。例えば「静かな声」などがそうだ。この時から「静かな声」の構想があったのだなと、しみじみと感じてしまう。「金曜日の本」の主旨も、とっても素敵。次なる金曜日の本が待ち遠しい。
夏

星4.5

09/18 12:52
0255文字
南雲吾朗
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いつも読んだ後、心が緩くなる。日常生活のストレスなどで凝り固まっていた心がほんわりと緩くなる。吉田さんの小説はそういうモノばかりだ。私の場合、心が疲れた時に吉田篤弘氏の小説を読む傾向があるようだ。どんな薬よりも確実に効く。この前、本棚を整理していたら、かなりの数の吉田さんの小説が出てきた。あぁ、こんなに心が疲れる事があったんだなっと改めて思った。
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ひ
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どの物語もずっとずっと続けばいいのにと思うぐらい面白くて、幸せだった!ホワイトアルバムの通し番号は唯一無二で全てにいろんな国の物語が詰まってて、それが吉田くんの描いた物語なのか、ジュールズバーンの描いたものなのかー、他にもホワイトアルバムを集め続けた人がたくさんいるのかもしれない、未知だけど終わらない物語みたいでとっても幸せになった!!!
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そらまめ
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再読。どの話も好きだな。今回はピザの話が印象に残った。レコード渡したのは、何か繋がりっていうか、一緒に過ごした証が欲しかったのかなあ。
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青
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「ホワイトアルバム」をモチーフにした篤弘さんのデビュー作。このサイズ感の本がすごく好きで、リニューアル版が嬉しかったです。私はカバーを剥がして読むことができる本は、一旦外して読む習慣があるのですが、この本のカバーを外すと1番初めの「ホワイトアルバム」の番号がふっていて、すごくときめきました。 また、小説の中に篤弘さんが登場する作品は珍しいと思いました。今までに読んだ限りでは初めてな気がします。
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oo8wy
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吉田篤弘さんのはじまりの小説。どこかで出会った様々な人物がいれかわり、たちかわりに登場するが、『つむじ風食堂』の構想に悩む“吉田君”は必見。西暦2000年前後の新しいライフワークに取り組もうとする筆者の心境がのぞいてとても興味深かった。年末から読んできた著作から、何となく筆者が描きたいものがわかった気がしていたけれど、改めて言葉で語られているのを読んで、ふんわりとした安心感を覚えた。
oo8wy

「閑人カフェ」が好き

01/22 22:59
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takataka
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★★★★☆ 「ハッピー・ソング」が気に入りました。
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でばでばねずみ
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「金曜日の本」のものを読んだ。全編を通して感じる淋しさが心地よい。短編同士のつながりや緩いメタ構造も不思議な感覚がするが、個人的にはあまり考えすぎずに雰囲気を楽しみたい。「その静かな声」と「キリントン先生」が特に好き。
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きいろいくま
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「なにごともなく、晴天」が装丁も中身も素晴らしかったので、また金曜日の本シリーズを衝動的に買ってしまった。こちらはショートな小説が並んでいて、すこぶるお洒落である。しかし読みやすくて、なんだかいいカフェに入ったような気分にさせてくれる。良い体験の読書。これからぼちぼち買いたいと思います。
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mi
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ビートルズのホワイトアルバムが鍵となっているお話の数々だった。既存のものが出てくるのは今までの吉田さんの小説とは少し違う印象だった。けれどいつもの不思議なふわふわした印象の世界のままで心地よかった。シシリアンソルトや閑人カフェが特にゆるゆるとして好み。また吉田さんの本はサイズや装丁も少し違って素敵だなといつも思う。
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らて
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私の中の吉田篤弘さんは冬の人。 なので、冬休みはなんとなく吉田篤弘さん祭りになることが多いです。 フワフワっと靄の中をさまよっているかのような物語の世界。 不思議なのに居心地の良い空気感。 なんなんでしょうかねぇ。。 語彙力の無さが切ないけれど、 好きなんです。
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m.5
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ビートルズのホワイトアルバムにちなんだお話の数々。夢なのか、そうでないのか、心地よく浮遊した、なんともいえない世界に浸れる。そしてどこか懐かしく感じる。時にYouTubeでこのアルバムを聴きながら読み進めた。文庫よりは大きいが、単行本よりは小さいサイズで可愛らしい。カバーを取った表紙、挿絵もシンプルで凄く好み。読んで楽しいのはもちろん、眺めてるだけでも楽しい。付録の「金曜日のラジオ」も面白い。吉田篤弘さんの本は、ゆっくりゆっくり丁寧に読みたい。
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ki-06
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ネタバレなかなか書けない最果ての食堂の話のそれで、つむじ風食堂??となったり久しぶりに本を読んだけどこういう面白さもあったよな〜となり良かった。他の話も読みやすかった。
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漣
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雨の降る日に読めて良かったと思う。穏やかで居心地がよくのんびりした気持ちになれる本だった。著者らしいユニークなキーワードを散りばめたお話の数々が、それぞれささやかに共鳴し合っている感じ。装丁も可愛くて良い。
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群青
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月とコーヒーから吉田さんを知り2作品目を読了 今まで好きな作家さんてなかなか答えられなかったけどこれからは吉田篤弘さんと公言しよう 読んでいて ほわっとするような物語の中の世界観が好きそしてこれを書くにあたった経緯とかも本当に文学的で素敵だった。 「ホワイトアルバム」をサブスク音源で聴きながら読みました。実際のバンドとか出てくるとこういう読み方ができるからいいですね。 最近レコードプレーヤーを買ったので絶対に「ホワイトアルバム」を買おうと決めました。またそこにも誰かの物語が秘められてるんだろうな。
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ひろ
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吉田篤弘さんのデビュー作。絶版となっている単行本、文庫本を経ての再々読。読むたびに静かであたたかい空気が流れ込んでくる。古いフィルムを回しているように、映像が頭に浮かんでくる短編たち。乾いた異国情緒が漂っている。本作以降の吉田篤弘作品につながるテーマが散りばめられていて、それらを見つけ出すのも楽しい。オマケの冊子では、作中のフィンガーボウルの話のつづきが綴られていて、嬉しいような少し寂しいような。あとがきにあった増補版を待ち続けようと思う。
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食物繊維
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様々な人の日常を、ホワイトアルバムという型を使って切り取ったような短編集だなと思いました。登場する小道具は、レインコートだったりピザだったり、日常に有って自然な物ばかりなのですが、不思議にメルヘンチックな雰囲気を醸し出しているのが面白いです。
0255文字
こむこむ
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再読?デビュー作の復刊版。文庫版にさらに裏話みたいな話が追加。不思議でよくわからない話もあるけど、読んでいて心地良い。
0255文字
ポルコ
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初めて読んだデビュー作。もうすでにこの頃から、食堂、ビートルズ、手品、レインコート等々、後の吉田篤弘作品の要素がてんこ盛り。一応は連作短編の形にはなっているが、まるでハライチの漫才みたいに、もう関係なくなっちゃってる!のような短編もあり、自由過ぎて楽しい。
0255文字
こ
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装丁が可愛らしい新刊だわ、と思ったら吉田さん作品の復刊でした。短篇集は読んでる間に中頃にあったお話を忘れてしまうことがあるのだが、この小説はちょっとずつ色んなシーンが残りやすかった。なんでかな。好きな篇は、「彼ら」の静かなテーブル/閑人カフェ/その静かな声/小さなFB/ろくろく。
0255文字
美鈴
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吉田さんの小説を読む時、いつも凪いた気持ちになる。何故だろう。 吉田さんらしいお話、大好きです。 「金曜日の本」、これから楽しみです。奥付に「金曜日」と曜日まで記載があること、いいなぁ。
0255文字
Ruto
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図書館
0255文字
ルアーブル
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ビートルズの影
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ちゃんぷる
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まずね、装丁が好き。そして癖のあるタイトル。この2つで買ってしまったようなもんです。いや、うむ。買って良かった。絵本を読んでるような懐かしい気持ちでした。不思議でほわほわしてて、でもなんだかシュールで。いや、ホントに絵本だったなぁーー。善き読書。
0255文字
あたぱ
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デビュー作の復刊。短編集である。著者は、デザインの仕事もしている。ビートルズファンの著者は、「ホワイトアルバム」を収集している。アルバムに通し番号がふってあり、一枚一枚違う番号ということから集め甲斐があるようだ。 海外小説の翻訳を読んでいるような文体である。 かるくおしゃれなトーンの話が続くなか、遊び心が感じられる「私は殺し屋ではない」と、「白鯨詩人」という作品がよかった。 私の印象は、HANAKO等の若い読者向け。
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かっつん
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ネタバレしばらく寝かせていたので、読んだところまでざっと斜め読みしてから続きを読んだ。ビートルズのホワイトアルバム、食堂、レインコートなど、いくつかのキーワードが出てきて各話がなんとなく入れ子構造みたいだなと思った。あとがきにゆるいメタ構造になっていると書かれていて納得。
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ebi kan
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世界の果ての食堂?ジュールバーン?ホワイトアルバム?気になるワードばかりで読書欲をそそられる。中でも「その静かな声」と「小さなFB」がお気に入りです。
0255文字
もっちー
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吉田篤弘さんのデビュー作。復刊版。本の装丁とサイズが良い。自分好みのタイトルと興味をそそられる短編集。完全なジャケ買い。読まなくても飾っておきたい本。中はメタ構造になっているが、児童文学チックでアンバランス。でもそこが良い。「ホワイト・アルバム」が欲しくなった。改めて、短編ほど読みやすく味わい深いものはないと思った。なかなか小説を書くことができない吉田君が書いたテキストと、作家ジュールズ・バーンが書いたテキストが交錯するのが面白く、魅了された。ジントニックを飲みながらこの本の感想を書く。
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やっちゃん
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吉田篤弘さんのデビュー作。復刊版。本の装丁とサイズが良い。自分好みのタイトルと興味をそそられる短編集。完全なジャケ買い。読まなくても飾っておきたい本。中はメタ構造になっているが、児童文学チックでアンバランス。でもそこが良い。「ホワイト・アルバム」が欲しくなった。改めて、短編ほど読みやすく味わい深いものはないと思った。なかなか小説を書くことができない吉田君が書いたテキストと、作家ジュールズ・バーンが書いたテキストが交錯するのが面白く、魅了された。ジントニックを飲みながらこの本の感想を書く。
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フィンガーボウルの話のつづき評価80感想・レビュー51