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碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 6 (HARTA COMIX)(Kindle版)

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空のかなた
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ネタバレ表紙の男装のファラオ「ハトシェプスト」は、これまでに無く禍々しい。愛するセンムトに見せる少女のような幸福に満ちた様子と、ファラオとして国のためなら命もかける厳しい横顔。しかしアメン・ラーの言い伝えでは女の魂がファラオとなることは穢れとなるある。こんな古代エジプトでは、男装のファラオは受け入れがたく困難は計り知れなかったのだろう。女であることを慈しむセンムトが作るファラオ像からは、ふくよかな胸と尻、もちろん髭もない、ただの人間であることを衆目にさらす像を屈辱と感じたハトシュプストは何を切りしてるのか。
0255文字
耄碌
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パネヘシの存在やセンムトを退けるところなどは、歴史モノならではだなと思います。やや唐突感はありますが、1から10までフィクションだと、読者の人気を気にしてキャラクターの生死や活躍ぶりが軌道修正されがち。後から登場したキャラクターがあまり重要なポジションを占めづらいのも同様です。史実ではポッと出の人物が急に重要人物になることもよくあり、それがわざとらしくなりません。ドライなところはドライに進むのが、歴史物語の良いところだと思います。もっとも、本作はかなりフィクションが入っているとは思いますが。
0255文字
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碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 6 (HARTA COMIX)評価67感想・レビュー2