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世界の果てまで何マイル (ハヤカワ文庫 SF ヒ 3-1)

感想・レビュー
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TSUBASA
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テネシー州で自動車整備工を営んでいるトーキング・マンは世界の終わりから来た魔法使い。ある日かつての恋人ジーンに「非在」を封じた瓶を狙って襲われ、彼はひとり逃亡する。偶然巻き込まれたウィリアムズはクリスタルとともに彼を追ってクライスラーに乗って長い旅路へと出る。ハヤカワSFだし、表紙絵が空飛ぶ車と月なので科学技術が進歩した世界の話と想像してたらファンタジーなロードノヴェルだった。若干読みにくさはあったけどアメリカの途方もない田舎道をひた走る泥臭さと終盤の幻想的な場面の対比が心地よかった。
0255文字
あずき
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世界が「非在」に飲み込まれるのを防ぐため、自動車で旅をする二人組。ファンタジックな光景と、妙にリアルなところが交錯するのが面白い。首輪をされた動物たちと地雷のイメージが鮮烈。
0255文字
Mark.jr
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<アメリカの片田舎で自動車整備工を営むトーキング・マンは魔法使いだった。ある日、謎の女性に襲われ、トーキング・マンは失踪した。残された娘と修理に出した車を持ち逃げされたウィリアムズは、長い捜索の旅へと出る...。> ユーモアとペーソスの利いた文章に、アメリカらしい何処か牧歌的なロードノベルと象徴的なファンタジーが合わさった、チャーミングな作品です。
0255文字
ろびん
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終盤はちょっと何だそれとなりましたが、面白かったです。ドライブしたくなりますね。
0255文字
figro
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実家に帰省した時、本棚にあるのを見つけて興味が引かれました。 抽象的な表現が沢山出てくるものの、スピード感があって一気に読んだことを覚えています。 所々で出てくる、アメリカの風景描写がリアルで本当にドライブしているかのようでした。
0255文字
Masamitsu  Andew
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SFよりもファンタジー色の強いロードノベル。1970年代と思われるアメリカを始点に北極を目指して旅を進めるうちに、徐々に非現実的な幻想風景に変わっていく様がユーモラスな文体で書かれています。 田舎娘と青二才の二人旅で、 頭の中ではずっと浜田省吾の「AMERICA」が流れていました。 歌よりもちょっとワルでずっと清潔な二人ですが。
0255文字
たこい☆きよし
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古本屋でやっとみつけたビッスンの長篇。なるほどこれは『ふたりジャネット』『平ら山を越えて』収録のアメリカンほら話の系譜。個人的にはアメ車とラジオの組み合わせがキーとなるロードムービーということで、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』から『ナイト・オン・アース(ナイト・オン・ザ・プラネット)』あたりのジム・ジャームッシュを思わせて、いい感じ。とはいえ、なりゆきのまま美少女と古いアメ車に乗り込んでの不思議なハイウェイ道中は、今ならクルマと女の子がキャッチーに描ける絵師の表紙と口絵でもつけて再刊するといいかも。
0255文字
熊猫
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幻想的な冒険小説。 であるが故、微妙な訳文が効果なのか素なのか分からなくて悶々としながら読んだ。 SFは整合性を求めちゃいけないらしい(某SF評論家氏の言葉w)ので、細かいところは気にしない。 そしてタイトルかっこいいなぁ。 果たして旅した二人の世界は救われたのであろうか?
0255文字
littlelielittle
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大学の先輩からもらった一冊。ドライブ中に異境に紛れ込むのだけれど、特に異境の人と触れ合うわけでもなく、還ってくる話。
0255文字
晴読雨読
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世界の破滅を防ぐために、主人公と魔法使いの娘の二人が北米大陸をひらすら車で移動するファンタジー。車窓を過ぎていく風景は現実にはあり得ないものばかりだが、なぜかノスタルジーを感じさせる。
0255文字
hroko
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世界の果の街で2人だけで暮らしていた魔法使いの一人が、アメリカ南部で農業と車の修理を魔法を使いながらこなしつつ、平凡に暮らしていたところ、もう一人が追ってきて...世界を破滅させるアイテムとそれを防ぐアイテム、時の始まりと終わりの場所など、ファンタジーな設定を背景に、アメリカ南部から北の世界の果てに向かってドライブしていく旅の物語。アメリカのハイウェイの旅情、60〜70年代の自動車など、携帯もカーナビもない時代の雰囲気と次第に現実が改変されていく幻想的な景色などがゆったりと楽しめます。
0255文字
cpond
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(再読)学生時代に読んだのだがマンガ『神戸在住』で主人公が褒めていたので再読した。内容はファンタジーで青年と娘が娘の父親、魔法使いで自動車の整備をするトーキングマンを追ってアメリカから北極までクライスラーで旅するというもの、ファンタジーらしくわかりにくいところも多いけど楽しく読めました。
0255文字
チョモ
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内容もさることながら、表紙も印象的な本作。昔を思い出して再読です。自動車修理工(!)にして古の魔法使い、トーキングマン(←コーヒー缶に、ハンダとブレーキ液を混ぜて魔法を使うのです、このヒトは…^^;)。その因縁を巡る旅路は、一台のクライスラーと共にありました。失踪した魔法使いを追い、青年と娘はポンコツ車を駆って、州間高速道をひた走ります( ´△`) 奇妙な物語で理解し難い箇所も多いですが、文中から溢れる乾いた空気感こそ作品最大の魅力ですね。感じられるのは1950年代のアメリカ、ノスタルジック・ハイウェイ!
0255文字
toco
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地名を地図で確認しながら読みました。車でずっと走っていけるというのがアメリカって感じでよかったです。
0255文字
11番
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自動車整備工の魔法使いを追いかけて、おんぼろ車でひた走る。ボーイ・ミーツ・ガール、ハイウェイ、現金に困っていてもマルボロ、キャンディ・バー、コークは欠かせない。そんないかにも「アメリカ」っぽい旅をしていながら、いつの間にやら世界は歪み、舞台はもうひとつの北米へと姿を変えていたことに気付く。その継ぎ目のない自然な移り変わりにとても不思議な感覚を覚えた。あまり多くを語らない文章からは、何が起こっているのか、何が起きた後なのか、分からないこともあるけれど、奇妙で幻想的なイメージの数々に惹きつけられてやまない。
0255文字
ちぬ
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なんとも言い難い雰囲気を持った作家テリー・ビッスンのロードムービー的ファンタジィの傑作。世界を移行したのってサウスミズーリのあたりですかね。それが疑問。
0255文字
neotoro
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映画でしか見た事ないんだけど、アメリカ中西部のハイウェイが地平線に消える乾いた風景が好きだ。そういう人で、かつ煙草を文化として愛してたり、アメ車が好きだったり、マジックリアリズム的ファンタジーが好みならば、きっと気に入る小説だと思うんだけどなあ。荒野で出会った老婆に教わりつつヤギの血でオイルパンの穴を修理するくだりなんか素敵すぎる。シャイア・ラブーフとクロエ・モレッツで映画になってくんないかなあ。トーキングマン(という通称なのに台詞ゼロw)がデニーロならなお完璧。
0255文字
fuchsia
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ラストのほろ苦さは大人になって読んだリンドグレーンと通じるものがあるような。
0255文字
シトックヮ
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読了
0255文字
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