「にくまれぐち」はへいこら、頭を下げて原稿をもらっていた作家が亡くなった途端に悪口を書いたり、昔は貶したのに時代が変わると誉めそやして「全集、出しませんか?」と提案する某出版社への筋の通らなさへの批判が炸裂していて慄く。そして「女中のはなし」のままならないし、どうもがいてもしようもない人生への諦観ぶりは最近、読んだ『三人の逞しい女たち』を重ねてしまった。「蟲干」は本好きあるある過ぎて苦笑。
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