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キャット・パーソン

感想・レビュー
34

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ズー
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めちゃくちゃおもしろかった!表題作「キャットパーソン」がバズって、作家デビューを果たしたそうで、他の作品は賛否両論らしいが、私は他の作品もすごく好きだった。やばいよこの短編。急にあんな人の名前出てきてビックリしたし、それぞれのテーマやストーリーがなかなかぶっ飛んでて、でもなくはないみたいな感じで、時にあるある的な感じもあり、A24や HBOからも脚本でお声がかかっているのも納得。映画も観てみたいな。ミランダジュライが絶賛してるから間違いないとは思ってたんだけど。
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ケイ
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原題が“You Know YouWant This“ そして、ミランダ・ジュライの言葉「これを読んで私は欲しいものが分かった」。どういうことなのかと気にかけながら読んでみたが、その疑問は謎かけのように始終ついてまわった。そんなに毒づかなくていいじゃないさ。自意識過剰だよ。思春期病とかいうもの? 20歳で読んでみたかったような…とはいえ、その時に影響を受けたら危険だわね。
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Acha
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けっこう生々しいので、しまった、苦手なヤツだー!と思いながら恐る恐る読んだが、読み進むにつれて、体に毒がまわりだす。ぶっ飛びすぎてついていけなかったり、読んでてキツい歪みがあり、でもあるあるな気もする。イマドキだ。
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はこちゃん
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玉石混交。女子にはアルアルな話もナイナイな話も(笑)。カップルの登場人物のパターンが多いんだけど、どっちもある意味ぶっ飛んじゃってる。恋って、冷静に考えると怖い。2人だけの世界の中だからこそ成立し完結する話であって、公衆の面前でそれをやられると周りの巻き込まれ事故は惨憺たるものとなる。男性でいうところの変態は、女性でいうところのメンヘラに相当するのかな。後半はどうでもいい話が多くなってきて、流し読み。おそらくだけど、女子が読んでもさもありなんな物語だが、男子が読むと耐えられない恐怖なのかもしれない…
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アヴォカド
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ロバート側からの『キャット・パーソン』面白そう。ちょっと読んでみたい。 妄想炸裂の『いいやつ』面白かった。片思いなんて妄想の塊だもんね。ダメダメ感やトホホ感がなんとも憎めないというか憎めるというか…。訳がうまくハマってると思った。
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mikamika
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後味悪しの短編集
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nanako
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新聞の書評をみて興味をひかれ、読んでみました。が、私には合わなかったようです。読むのにかなり時間がかかってしましました。
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ひとみ
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二十歳の女子大生マーゴは映画館でのバイト中に知り合った年上の男性ロバートとSNSを介して頻繁にやり取りをするうちに惹かれてゆくが、実際に会ってみたロバートは地味で冴えない。それでもSNS上の幻想のロバートに未練のあるマーゴはロバートとデートする流れになるのだが…という、#me too運動と連動してバズったことで知られる表題作含む短編集。「最後に気持ちがざわつくような感覚が残る」物語を志向しているという作者の目論見どおりのサディスティックで人の暗部をチラ見せするようなゾッとするオチの物語が多くて面白い。
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Ecriture
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https://note.com/kankanbou_e/n/n20bf686823a8?magazine_key=m7a6f6213da27 ↑書肆侃侃房のウェブ連載で、ポスト・トゥルース時代のフィクションのあり方を考えるうえで格好の例として採りあげました。 #MeToo や「ガールズ・パワー」といった要素から微妙な距離をとる作者ルーペニアンの小説戦略について、ハッシュタグを用いた政治運動の研究を参照しながら論じています。お時間ががあればご一読ください。
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Sally-m
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どの物語りにも、それぞれ違った恐怖が描かれていると思います。 「鏡とバケツと古い大腿骨」が良かったです。 性的・暴力的描写があるので、そのようなものが苦手な方は、注意してください。
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miyuneko
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誰も他人を積極的に傷付けようとは思っていないんだけど、心の奥に潜む悪意とも呼べない負の心のせいで傷付いてしまっているのだ、という現代社会を描いているのかな。誰も悪くない。でもみんな傷付いてる。 ネットでバズったという表題作は、女性側から見た恐怖体験と捉えられているけど、ネット上ではいい感じなのに、実際に会ったらサイアクという、現代の恋愛あるあるだと思った。ネット社会だからこそ生まれた怪談。 いちばん好きなのは「噛み付き魔」。そうきたか。
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サブレ
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怖くて細かくてチャーミング。さんざんざらつかせておいて爽やかに走り去っていく疾走感がよかった。
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アキ
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表題作「キャット・パーソン」が秀逸。20歳のマーゴが34歳のロバートと知り合い、SNSで盛り上がり実際に会ってみるとイメージが違い、なんとなくベットに誘うことになったが、途中でやっぱり無理と思い人生史上最悪の決断をする過程がリアルすぎて女性ならではの視点の小説。他に11編あるが、最後の「いいやつ」が男女関係の悩みを聞きつつ友達以上の関係を求めるテッドの手練手管と高嶺の花を手に入れた後の結末が寂しい。どれも心にスクラッチのあとが残るような読後感だが、現代の恋愛小説としてはとてもよかった。
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sato
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変わっていく感情と人間関係のパワーバランス、いつの間にこんなところまで来てしまったんだろうと心を掠めるけど、考えたくない。そういう孤独を強く感じました。それが他人のものであっても、孤独を見たり考えたりするのは怖いのかも、と思った。
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Millet.K
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“願いが叶う音がする”(サーディンズ P174)〈ふしあわせという名の猫 by寺山修司〉な匂いに惹かれたジャケ読み。あれっ意外と平凡?な表題作、「キズ」の既毒感にも不満があるが「嚙みつき魔」「ルック・アット〜」から上向きに。一人称複数“わたしたち”で連帯感を強要するやり口「バッドボーイ」、寓話で語る女の履歴書「鏡とバケツと〜」をはさみ「サーディンズ」までの5作が天の邪鬼的には◎。全体に〈異なる者〉追究にぴったり。孤独で不器用、憎悪をぶつけるあてなき者のひりつき感が伝わってくる。毒毒度:4 おあと6228冊
Millet.K

“ケーキが十分に冷めるのを待たなかった。そのせいでダンカン・ハインズのケーキミックスで作ったプディング・ケーキに塗った缶入りフロスティングが溶けてしまい、絞り出し袋で書いたブルーの「お誕生日おめでとう、ティリー」の細い文字が滲んで読めなくなっていた。マーラはバターナイフの平たい刃先で文字をアート風のマーブル模様に変身させようと”(サーディンズ P163)デビクロ『ザ・ブルード/怒りのメタファー』っぽい内面ドロドロ。そして不安の煽り方はブラッドベリ『十月のゲーム』を彷彿とさせるかも。

10/13 11:39
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綿
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いろんな種類の痛み(目を背けたくなる自分の中にもある要素へのイタさやちくちくと胸を刺す懐かしく甘い痛み、想像だけで血の気がひくから目を細めて読みたい痛さ)が描かれている。キャッチーなテーマで読者をそそらせてラストまでページをめくらせるのがうまいし、映画やドラマのプロットとしてありそうで映像化のオファーがくるのにも納得。しかし翻訳のせいもあるのもしれないけど、文章自体にはそこまでぐっとこなかった。興味本位で読んだゴシップ記事の内容に疲れて、興味を抱いた自分のゲスさにうんざりするような感覚もある。
綿

なまなましくて読ませるうまさと、小説としてうまいと個人的に思っているうまさは違うんだなと改めて感じた。

10/05 14:59
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ロクハナ
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これはバズるわ、とすぐ納得。かく言う私も最初の1篇で即やられ、「後で読む」が出来なくて一気に読んでしまった。良くも悪くもなんでここまで読者の心をざわつかせるのか。なんとなく「身に覚えのある後ろめたさ」が潜んでいるからかも。表題作を始め主人公がいろいろ考えあぐねてはいるけど決定打を打たないうちに「あれ、なんでこんなことに」という状況に追い込まれる話が多い。面白い。「確かに私はちょっとズルいところもあったけど、でも違うんです、聞いて!」て言いたくなるような。人を噛んじゃう話はハッピーエンドですね。
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スイ
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読み終えて原題を見るとゾッとするな…! 異様な、けれど自分もほんの少しのことでこうなりそうな関係の描かれた短編集。 読み終えてしばらくしても、思い出すと胃の辺りがムカムカするのだけど、考えずにいられない。
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Misa-pi
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噛みつき魔、が一番面白かったかな。
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yurinessa
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2017年Twitterでバズったウェブ小説。#Metoo運動も手伝い賛否両論の議論を巻き起こした新人作家の短編集。 ミステリー、ホラー、ファンタジー、コメディ…様々なジャンルが合わさったような不思議な世界観。アメリカ版世にも奇妙な物語といった感じ。人間の欲望、嫉妬、妄想、、、黒い部分が丸裸にされていく感覚。そしてラストは「そんな……‼」という衝撃の一撃。 追い求めたモノ、自分たちが望むものとは一体。どんな結末が訪れようと、決して人の欲望は枯れることがない。怖っ。
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まある
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ネタバレ読んだ本に加えるのはちょっと後ろめたい。というのも、表題作しか読まないまま返却日を迎えてしまったから・・・(でも記録に残してはおきたい)。キャット・パーソンは「バズ」で一気に広まった作品とのこと。20歳の女子大学生が年上の男と知り合い、さかんにメッセージで会話し恋した気分になるが、いざセックスをする段になって、急激に醒め、あとは気持ち悪さだけが・・・。この時代、ありがちな、リアルさを感じさせる話だった。
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ゼリーバンバン
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大当たりの本。 生きていると、成長すると必ずどこかで出会ってしまう、誰にも言わずにいるけど忘れられないこと。気まずいこと。気持ち悪いこと。怖かったこと。嫌だと言葉に出来なかったこと。小さい暗い感情がちゃんと言葉にされていると安心する。 また社会不適合者の登場人物たちの惨めさにも共感した。
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blue_blue
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うーん。。トップを張る表題作にぬを!とわくわく期待が高まったが、終盤に向けてなんだかどんどん失速していった感じ。ジョイス・キャロル・オーツみたいな暗黒さも、シャーリィ・ジャクスンみたいな皮肉たっぷりユーモアも、どちらも足りない。。わたしの好みではなかった。表題作である『キャット・パーソン』は相当バズったらしく、確かに一番面白かったんだけど、個人的には本谷有希子あたりのほうがもっと巧いよなと思う。
星落秋風五丈原

こんばんは。私も表題作を読んだのですがその後が続かなかったな、と思いました。

08/15 22:22
blue_blue

訳者あとがきで絶賛されているものの、うーん、そうかー?と首を傾げながら読んでました。

08/18 20:47
3件のコメントを全て見る
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星落秋風五丈原
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どれもこれも『うわああそこでやめておけばいいのに』と思っている傍観者をしり目に柵を乗り越えて暴走する牛みたい。
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ぽてち
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ニューヨーカー誌に掲載された表題作がネットで評判になり(バズり)、それをきっかけとして生み出された短編集らしい。『キャット・パーソン』を『キャット・ピープル』と混同し、ナタキン主演の古い映画のような話かと思い読んでみたが……うーむ、全然違った(^_^;)。12編の短編が収められているが、それぞれに異なる味わい。恋愛物もあるし、ホラーも、ファンタジーもある。共通しているのは、どれも「はぁ?」となる終わり方だ。よく言えば奇妙な味、悪く言えば尻切れトンボかな。読み手を選ぶようで、この作家、合わないかも……。
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くさてる
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短編集。解説にはシャーリイ・ジャクスンやアンジェラ・カーターが挙げられていたが、私はパトリシア・ハイスミスを連想した。つまりはそういう、人間の厭な部分、目を背けたくなる弱く空しいところを刳り出すような短編が多いけれど、なかには間違いなくホラーや幻想怪奇と呼んでもいい話があって、面白かった。なかでも表題作(ラストはまさに恐怖といってよいのでは)と「いいやつ」が白眉でした。人間って怖い。
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ハルト
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読了:◎ ブラックさのある寓話集のような。女性に踊らされるように女性優位性が書かれていて、女性から見た男性と、男性から見た女性のギャップの凄まじさが興味深い。表題作と「鏡とバケツと古い大腿骨」「マッチ箱徴候」「死の願望」「いいやつ」が気になりました。
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sachizo
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読む者の暗部をざらっと撫でるような短編集。身近な関係性の中での(普段偽っているような)自意識や作為を曝け出す作風で、今どきっぽくて読みやすい。好みの問題だと思うけど、個人的には、もっと煮詰めてぞわぞわさせてほしい。自分の好きなダーク系(ジュディバドニッツとか)を思い出すと、やや物足りなかった。
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ちり
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全体としてはちょっと小説としてまだ青いと思うけど、着想と、ところどころ細部の描写で妙に鮮烈で良いものがある
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ヘラジカ
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驚いた。SNS界隈を席巻したというのも納得。表題作、他愛のない物語のなかで感情が二転三転していく様は、さながら遊園地のアトラクションのようだ。なのに凄まじいリアリズムも感じる。男性の自分でさえそうなのだから(男がこの作品に批判的なのはあまりに生々しいからでは)若い女性にとっては衝撃的だったに違いない。短いながら刺激の多い体験だった。現代を代表する短篇と言って言い過ぎにならないのではないか。流石にインパクトでは劣るものの、他の収録作品もとても良い!ジョイス・キャロル・オーツを思い起こすダークな秀作の数々。
ヘラジカ

2019年新刊感想50冊目。ジャンルも多様で全然飽きなかった。今年は短編集の当たり年かも。表題作は好き嫌い置いてもこの現代性は触れる価値あり。「キャット・パーソン」と対をなす最後の一篇「いいやつ」も合わせて必読。日本なら新人文学賞一つ二つ三つくらいは簡単に取ってしまうのでは。

07/22 07:21
ヘラジカ

あとなんか他に書きたかったことがあるんだけど思い出せない…。感想書くまで時間置くとこれがなあ。

07/22 07:22
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sara1013
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すごい
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A3
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ほとんどの話が後味が悪くて面白かった。「いいやつ」「キャット・パーソン」が面白かった。Me tooでバズってたことは知らなかった。
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