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なぜ大国は衰退するのか: 古代ローマから現代まで

感想・レビュー
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ゼンマイ
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大国が衰退していくとき、中心は崩壊していくのではなく、むしろ強固になっていくという視点は面白かった。
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Yoh Sano
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①歴史から学べる第一の教訓は、「政府を形成する人々とは、人間らしさを超越した汚れなき精神の指導者たちではない」。②政府の行動を操作する力のある人々が納税者を犠牲にしてみずからを豊かにすることが可能な場合、またそのような中央集権的なレントシーキングが抑制されていない場合には、状況は財政破綻に向かって悪化するおそれがある。歴史的に見た時にこうだとすると、日本は非常にまずいなと感じる。もう特権階級みたいになっちゃってるもんな。
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しんさん
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ローマ帝国、明、スペイン、オスマン帝国、日本、英国など各国の栄枯盛衰。事情は違えどすべて制度と経済が疲弊し、自滅。特定の利益集団が権益確保しはじめると、だいたい終わる。
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ゼロ投資大学
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「大国の興亡」の議論を基に、世界の歴史において覇権国家がなぜ力を失って衰退したのか明らかにする。軍事力や政治力は、その時代における経済力の相対的な差に大きく影響を受ける。
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なつみかん
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本書によると消費・投資・財政・貿易収支という経済要素のうち日本は政府主導型で企業の供給を重視した社会主義的生産者経済だ。明治維新や戦後、勤勉な国民性もあり急速な経済成長を達成し先進国に追いつくことはできたがこれだけではリードしつづけることはできなかった。企業家精神、障壁、失敗への寛容さなどのフロンティア精神がないと世界をリードするような発展は望めない。よくポイントをついていると思った。日本では文型科目として見下されがちな経済学的視点って重要なんだなぁと感じる本でした
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スプリント
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栄枯盛衰は世の常であることが痛いほど理解できた。
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金吾
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大国の衰退を経済の視点を主体に書いております。大国の歴史の概要を読むのは好きな上に経済の捉え方がユニークな部分があり楽しめました。しかし経済力の算定がなぜ著者が考えた式で成立するのかは疑問でした。
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かずい
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ローマ帝国、中国、スペイン、オスマン帝国、日本、英国など各大国の栄枯盛衰を論じている。中央集権化、貿易の閉鎖性、財政悪化などが国家衰退の原因となっているようだ。反面アメリカに対しては財政の悪化への批判はあれど楽観的で甘い評価のような気がする。個人的には10章ヨーロッパまでの大国の歴史を読めば十分のように感じる。
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k_jizo
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★★難しい ローマ帝国、オスマントルコから、日本がどう見られているか、ちょっと前のアメリカが書かれていて興味深い
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Mark X Japan
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各章の途中まではスラスラ読めるのですが,後半は難易度高めでした。歴史上の大国の分析は,有意義なことです。様々な条件が,国の発展や衰退に影響を与えていました。当時は知らない理論が国の命運を握っていましたが,現在でもそうなのかもしれません。☆:3.5
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朧月
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難しかった。 文書量が多いため、かなりの時間をかけてゆっくりと読んでいたこともあったが、一つ一つの用語の理解が十分でなかったことで、全体としてのつながりも理解しきれなかった。 とはいえ、最後に総まとめをしてくれていたため、おおよその理解は出来た。 本書は米国の現状を売れいていたが、日本も同様のあるいはもっと厳しい現実に直面している。自分たちと直接関与しそうなのは政治面の部分で、この辺りはもう一度しっかりと復習しておくべきかと思う
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g_eiru
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うーん。正直そんなに大した本では無いのではという感想。 序盤に経済力=国家のGDP×1人あたりGDP×経済成長率という謎の式を勝手に導入してビックリしました。その式が後半までちょくちょく出てくるので、その度に萎えてしまった。 世界史を経済学の視点から見直すというのは凄い良いと思うんですが、筆者がアメリカ(より正確に言うと新自由主義)が大好きすぎる。まあ題名からも分かるように国家の発展のみにフォーカスした本なので、結局全体最適には新自由主義が良いという事しか言えていない。
g_eiru

すいません、経済成長率は^(1/2)でした。だから何だという話ですが…

02/27 02:32
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to boy
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経済学には疎いので半分も理解できたかどうか疑わしいですが、なるほどと思わせる内容でした。最初に本所で述べる事柄の方法論が説明され、それを基に過去の大国の衰退を考察し、最後に米国の現状と衰退を防ぐ考察がされています。どの国も内部の利己的な集団による保守が経済の不均衡を招くと理解しました。現代日本を衰退しつつある国として扱っているところが悲しい。
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Tourbillon Praline
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経済力=GDP×1人あたりGDP×√GDP成長率 って分子がGDPの5/2乗ですが、どんな指標ですか? それだけGDPを何回も使えば、GDP1位のアメリカが確実に経済力1位になるのは当然です。GDPもその大半は一握りのIT長者が稼いでいるだけだし、アメリカについて書かれた最後の2章もマクロ経済にしか目を向けないあまりに楽観的な議論と思いました。
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どうろじ
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新制度派の議論に著者らの社会的に立ち位置から大変に冗長なジョークと少しばかりの嫌みを足したもの。アセモグルの著作を読む人にとっては退屈な議論である。またポール・ケネディへの評価にもおかしな部分があるように思う。
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うみ
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大国の衰退を経済で説く挑戦的な試み。断片的な情報しかない中で過去の大国(古代ローマ、オスマン帝国、スペイン、中国、日本、英国、欧州全般、米国等)の経済的衰退の分岐点を探る。様々な示唆がある。歴史の趨勢を知り、今後に活かすにはこういう視点が必要だと思う。加えて、20世紀半ば以前までGDP等の経済指標はほぼ存在せず、国の経済状況を測る術がなく、定量的指標が無い状態で為政者は意思決定が求められていたことは忘れてはならないだろう。日本の現在の経済的立ち位置が悲しい。
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Mmmmh
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昔の色んな大国の盛衰を、経済の観点から検証した作品。最初に読むための道具を筆者が用意してくれるので、苦痛を伴わずに読み進めることができた。 また、単に数字を羅列するだけでなく、行動経済学も用いてある種の心理的側面からも検証していてユニークな論であった。
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JUSA
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過去、または現代において隆盛した国家・文明がどうして衰退していくのかを経済の観点で見た書籍です。戦争も政治も結局は経済活動なのでこのような視点の歴史書は大変貴重だと思います。外部の圧力に負けるということは内部が劣化しているからで、いずれも環境の変化に内部構造がついていけないということに尽きるのでしょう。生物の進化論と同じで、興味深い結論でした。フロンティアのある文明は衰退しないと言いますが、膨張し続けないと崩壊してしまうのでしょうか。
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読書熊
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大国の衰退は侵略ではなく内部崩壊が原因であり、さらにそれは財政不均衡によって引き起こされがちであることを明らかにする本。ローマ帝国や明朝中国を実例にとっていて面白い。
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たか
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ネタバレ大国衰退の原因を探っていますが、なんかどの国も結局は回避不能の問題にあたっている気がします。本題と外れますが、著者が日本人の感覚よりはるかに自己責任論な考え方をしているのは興味深いです。日経がフィナンシャル・タイムズを買収してから、フィナンシャル・タイムズの記事が載るようになり、それを読んで感じるのと同じですが、海外の論説って、まったく中立を装わないです。かなり本人の問題意識に忠実で極端。この本もそんな感じです。大国衰退、というかアメリカ衰退を著者は防ぎたいのでしょうが、なかなか大変な気がします
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Orange
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大国の衰亡史、というには物足りないが、そもそも米国の衰退をどう防ぐかがこの本のテーマであり、その処方箋を歴史に求めるという内容なので、そこはそれ。衰亡論というのは、それが書かれた時代の問題意識というフィルターを通して見つめた歴史を元に書かれるものであり、だからいま米国が抱えている問題(制度やレントシーキング)を軸に、歴史上の帝国を分析しているのである。なので偏りがあるのはしょうがない。衰亡の原因は複合的なもので、到底ひとつふたつに絞りきれるものではないけど、この本の内容は、現代のヒントにはなると思う。
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僕です
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結論を急がず、データや他の研究を見ながら考察する筆者の姿勢に好感が持てた。長期的な視点ももたせつつも既得権益を持たせないといけないという難しい二軸をバランスよくすすめられるリーダーが必要ですね。
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sho
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ネタバレ似た署名の書籍である「国家はなぜ衰退するのか」との違いは、本書はより政治的な要因に重きを置いていることだと理解した。歴史ではなく政治経済学的な内容の書籍。 大国の衰退の要因は、内的な経済面での不均衡によるものだと説き、その例として古代ローマやオスマントルコ、日本やイギリス等を例示した上で、今後のアメリカ政治の進むべき道を述べている。
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