形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
も、これまで値するような人物が居なかったからそうだろうなと思ってはいたが、拍子抜け。ヒロインが優しすぎるというか、考えなしなんだよ。虐めも、星野先生も、許してその後普通に話すとかありえない。それと、物語において重要な主人公とヒロインの会話。これがまた唐突に始まる。いや、なんで急に喋れるようになったの?どうして体を動かせるの?この手の話はそういうものだと受け入れるというのはわかってるよ。でも、流石にキャラの理解が早すぎる。本当に、全部が唐突なんだ。描写は設定を上手く利用しており良いのだが、とにかくノイズが多
い。序盤にヒロインの母親へと会いに行くのだが、それがまた警戒心が無さすぎる。いや急に、家族の温かみとか言われてもね。この作品は、全てにおいて過程が足りないんですよ。言ってることはわかるし、苦しいね泣けるねって十分伝わってくる。でも、そこに着くまでの描写が薄かったり、細かい違和感が付きまとったりして、素直に楽しめない。好き好き言ってるのに逢えない悲しい二人の関係に浸るだけなら良いと思います。雰囲気だけ見れば素敵なラブストーリーです。星野先生に目を瞑れば、ですが。とにかく、人物に違和感がありまくりでした。
【メモ】なしなつめ/本当に存在しているのは/命の根幹/鼓動の回数/梨棗/高学年/三年前/行兎/彼女が生きる世界に/公務員なんだぜ/空洞/結末/子どもの頃/卒業/元教え子/謳歌/命の価値/逢いに行くよ/未来の人/肉の塊/私はいない/親父/手の届く距離で光をチラつかせ/内側/僕が望んだ結末だ/歴史の捩れ/観測者/こっちの君/■/命の道/
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も、これまで値するような人物が居なかったからそうだろうなと思ってはいたが、拍子抜け。ヒロインが優しすぎるというか、考えなしなんだよ。虐めも、星野先生も、許してその後普通に話すとかありえない。それと、物語において重要な主人公とヒロインの会話。これがまた唐突に始まる。いや、なんで急に喋れるようになったの?どうして体を動かせるの?この手の話はそういうものだと受け入れるというのはわかってるよ。でも、流石にキャラの理解が早すぎる。本当に、全部が唐突なんだ。描写は設定を上手く利用しており良いのだが、とにかくノイズが多
い。序盤にヒロインの母親へと会いに行くのだが、それがまた警戒心が無さすぎる。いや急に、家族の温かみとか言われてもね。この作品は、全てにおいて過程が足りないんですよ。言ってることはわかるし、苦しいね泣けるねって十分伝わってくる。でも、そこに着くまでの描写が薄かったり、細かい違和感が付きまとったりして、素直に楽しめない。好き好き言ってるのに逢えない悲しい二人の関係に浸るだけなら良いと思います。雰囲気だけ見れば素敵なラブストーリーです。星野先生に目を瞑れば、ですが。とにかく、人物に違和感がありまくりでした。