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薫風ただなか (角川文庫)

感想・レビュー
28

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ZoZo3
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ネタバレ何より人は人によって変わる。これ、すなわち人の真理なり。 主人公の母君と親友の駆引きが心地好く好きな本になりました。 文庫本を読みましたが、単行本に加えられた章も読んでみたいですね。
0255文字
Mikey
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小さな石久藩の少年達が学問と剣術に打ち込む中、藩内の内政に絡まれてもがいて行く様を描いていて、少年たちの清々しい姿が頼もしい。時代ものらしい展開だが楽しく読めた。続編に期待。
0255文字
まる
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3人の少年の友情を中心とした爽やかな物語。しかし、爽やかと評するには、底に流れる大人の社会の権力争いはどろどろで、それに少年達は巻き込まれている。切り捨てられた憎まれ役の数名の少年達も犠牲者であり、切腹に至った孝之進は更に犠牲者。表に立つ新吾、弘太郎、栄太の性格も友情もあまりに純粋で爽やかであるが故に物語の奥にある藩重役の争いの醜さを感じさせないが、それが著書の意図なのだろうし、争いの実情はこの物語としては必要ないという事なのだろうが、無惨に斬り殺された少年達についての後始末がないのは些か謎である。
0255文字
ほのぼの
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ネタバレあさのあつこさんの時代小説に初挑戦。主人公の新吾は14歳。上級武士の子が通う藩学でイジメにあい、庶民も混じる「薫風館」に転校する。江戸時代の中2病物語かと思ったら、“お家騒動”に巻き込まれ同級生が斬殺されるという結構ヘビーな内容だった。切腹してしまう少年も…。たった14歳で。憐れでならない。【どの家に生まれるかで、おれたちの一生は決まってしまう】世襲の身分制度の中で自分の生き方を見つけようともがく少年たちの姿が凛として勇ましかった。続編では驚きの真相が待ち構えているらしい。読むしかない!
0255文字
てんまる
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一人息子が書状を焼き自死した事で瀬島中老は破滅を免れたが退身。中老も新吾父平馬之助たち300年前の藩政に関わる大人が守るもの。母依子は夫や息子との場面が描かれるほど対比で1番印象深い。文庫本巻末解説で単行本ではプロローグとエピローグに現代高校野球の場面があったと知る。文庫本ではごっそりカットされている。部活動の外枠を囲む高校野球システム。単行本は全く違った読後感だろうな。
0255文字
fukufuku
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あさのあつこさんは”青春”真っ只中の少年たちを描くのがお得意な作家だ。球児だったり、陸上選手だったり、バリエーションはいろいろだが、”思春期”の少年が大好きなんだろうなと思う。本作は時代小説のスタイルでやはり少年たちを描いている。石久は恐らく架空の藩で、設定はありがちな上役の息子とその取り巻きが暴虐の限りを尽くすとか、身分を問わず学ぶ意欲のあるものに門戸を開く風通しの良い藩校があるとか、明るい下士の息子と賢い名主の息子と主人公のトリオとか、設定はありがちだが、描き方があさのさん的。
0255文字
アンベラー
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いつもながら時代劇にしては読みやすく分かりやすい どこか現代にも通じる少年たち最初と最後は同じ若者たちだよねいつの世も友は大事に大切な仲間なのですね
0255文字
cherry
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時代物とわかって読み出したのに、プロローグ、エピローグに唐突の高校野球、これ必要なの?分かりづらいです。
0255文字
tomtom
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身分や立場が違っても3人が変わらないこと、はじめは感じが悪かった依子との関係が良くなったのは嬉しかった。文庫版でカットされたシーンも気になる。
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Junk_Rocky
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作者お得意の時代物青春ストーリー。「なければ作る。」はい、今からでも頑張ろう👍
0255文字
こまそらねこ
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時代劇を探していてたまたま読んだのだが、「バッテリー」のあと久々のあさのあつこは、やはり面白かった。ただの少年小説になっていないし。続編に進もう。
0255文字
あかつや
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上士の子息が通う藩校で嫌な目にあった新吾は庶民も通う郷校・薫風館に籍を移す。そこでは自由な気風の中、信頼できる仲間も出来て心の傷も癒えていくが、ある日父からその薫風館に関わるとんでもない指令を受ける。大人の世界のいやらしい物事に爽やかな若者たちが異を唱える話。現代でならそうでもないけどお侍の時代だと命がけだな。やっぱよく切れる刃物を持った人が大手を振って闊歩してる世界は怖いわ。少年たちの友情も良かったけど、話が進むに従って新吾の御母堂の評価がうなぎのぼりに上昇していく。これは正調のツンデレってやつですね。
0255文字
PAO
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「何より人は人によって変わる。これ、すなわち人の真理なり。おもしろい。そして、深い…何という生き物だろう」…(245頁)
0255文字
りこぴ
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石久藩の若き少年3人が身分がすべての世の中で、ひたすらもがきながら1歩ずつ前へ進んでいく。主人公の鳥羽新吾の母親:依子の言動にイラッとするも、読み進めていくと印象がガラッと変わる。カットされた高校野球のくだりが気になる…。
0255文字
こり
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ネタバレ[12] 水利に恵まれた石久藩。藩校でのトラウマを抱える新吾、普請方の嫡男・弘太郎、島崖村の名主の息子・栄太は薫風館で学ぶ3人組。 父の命から、家老・中老の争いに巻き込まれる新吾。瀕死の栄太を看病した母・依子。中老の息子の自害には胸を衝かれました。 栄太の言葉「お武家さまは、どうして容易く死を選ぶのか。死ぬことで全てをお仕舞にしてしまうのか」には全く同感! 3人の今後は?続編『烈風ただなか』が楽しみです。 ※文庫版には高校野球の場面がなく、単行本を見ました。バッサリ切ったのは出版側の事情~⁉
がらくたどん

え?!文庫は保存用に購入しただけで実読していないため、今確認してビックリしました。「解説」が修正にとても気を遣っていますね。純粋な時代小説シリーズにしたかったんですかね。ありがとうございました!

03/12 15:14
こり

がらくたどんさん、なるほど!それが目的だったのでしょうね。当時と現在をつなぐ面白いパートだったのに、もったいない…。解説の大矢博子さんに感謝です。

03/12 15:31
0255文字
mayukochan
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江戸時代の武士、農民の少年達が藩の陰謀に巻き込まれていく。大好きなあさのさんの時代小説。瀬島のあたりは切なかった。全てが身分で決まる人生。どうにもならない人生。その中で学問で解決していく道を拓こうとする少年達。昔の若者は本当に強い。今でいう中学生位の男子がお家の為に腹を切る。本当に何て残酷なことなんだろう。
0255文字
晴
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石久藩の郷校に通う新吾と親友の弘太郎、栄太を取り巻く青春ミステリー。藩主暗殺の動き、栄太へ何者かの襲撃、新吾のかつての学友たちの不審死、そして父の立場と「薫風館を探れ」との命令…大人たちの思惑、陰謀に翻弄されながらも反発し、自分の生き方を見いだそうとする少年たちが心地よいです。3人の掛け合いも軽快で読みやすいです。次回作に期待。
0255文字
YH
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新吾と弘太郎はあさのさんの描く少年の王道タイプだと感じる。物語も危なげなく面白かった。今回目を惹いたのは依子。頑なで密かに黒幕認定してたけど、全く逆で少年達と接するうちに、どんどん柔らかい人になるが、武家の女としての矜持は忘れないという造詣がすごく良かった。
0255文字
miu
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面白かった。次が早く読みたい。
0255文字
t_m
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ネタバレけっしてスーパーヒーローではないが、正義感の強い少年の物語。子供は否応なく大人が作ったシステムに呑み込まれて生きていくしかないが、己の正義を貫く姿が微笑ましい。
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こに
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身分制度という枷の中で無力を自覚しながら自分の進む道を模索する少年たち。 彼らは社会制度は変えられなくても、気づいて学べば人は変われるという真理に到達します。 大人たちはそこに気づいているでしょうか。 重いテーマを爽やかな成長物語に作り上げた本作。 あさのさんのお得意とするところですね。 弥勒シリーズ以外の時代物は初読みですが大変面白かったです。 こちらもシリーズものとのこと。 これはまた読みたい本が増えて困ったことです( ;∀;)
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S順子
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あさのあつこらしい青春もの。主人公と2人の親友、ライバル役的な1人。4人がそれぞれ魅力的でキャラが立っている。ちょっと出来すぎと思いつつ、そこも好きな所。そして、大人たちは身勝手で汚ない。
0255文字
はちがみっつ
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元服前の少年三人の、軽くお家騒動に巻き込まれる話を、思春期只中特有の潔癖さや正義感、いじめのトラウマなどを上手く絡め、一筋縄ではいかない青春ものに仕立てた作品。 バッテリーでの内に籠る熱情を思い出す。
0255文字
はるき
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 あさのさんの若武者は、いつだって瑞々しい。体の成長に内面が追い付かず、周囲からの期待に応えようと悪戦苦闘する。理不尽に憤り、自分の未熟さに心が揺れる。若竹がしなやかに伸びる様は何度でも見たい。
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asky0084
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★★★☆☆
0255文字
空
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鳥羽新吾は藩学で学んでいたが身分による理不尽さから薫風館へ移る。間宮弘太郎、栄太という学友に恵まれるが、ある日栄太が暴行を受け…
0255文字
jun
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文庫で再読
0255文字
だいゆー
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(^^
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薫風ただなか (角川文庫)評価57感想・レビュー28