読書メーター KADOKAWA Group

わたしたちを救う経済学──破綻したからこそ見える世界の真実 (ele-king books)

感想・レビュー
6

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
qwerty1234
新着
学生時代にユーロ統合は金融政策を各国が放棄するもので、本当にできるのか?と疑問に思っていた。その背景としてフランスや西ドイツの思惑が書かれており興味深いものだった。
0255文字
GASHOW
新着
ギリシャは日本よりも全然少ない負債で崩壊し、日本は大丈夫なのか。ユーロを導入した国々は、通貨統合したから助けることができなかった。日本は、円を独自でつくれるからいままでも大丈夫だった。MMT貨幣理論をあわせて考えるとわかりやすい。
0255文字
TK39
新着
ギリシャの財務大臣だったバルファキスの主にユーロに対する考えをまとめた本。左派経済学者であり、ドイツを中心にしたユーロ運営に対して批判的。仮に彼の意見が正しい場合、コロナ後のユーロは崩壊するような気がする。 また、ニクソンショックの本当の意味など大変勉強になりました。
0255文字
ミヤちゃん
新着
ギリシャの破綻はアリとキリギリスに例えられ、すっかり信じていたが、実はユーロ圏そのもの、通貨ユーロが抱える致命的な欠陥が原因であると知って驚いた。私たち日本人には、ユーロは便利な通貨だが、ユーロによって貧富の格差が広がるのは複雑な心境だ。ブレグジットに賛成した人たちの言い分がわかるような気がした。ただ、著者自身はユーロ圏の崩壊は望んでいないらしい。この本は経済学や世界史の知識が必要で、読了するのに時間がかかったが、ヨーロッパで起こっていること、世界経済を学ぶのに良い本だ。
0255文字
しゅー
新着
★★★★ 「父が娘に語る~中略~経済の話。」で有名な著者の本格的な経済書である。ギリシャ財務相時代の回顧録「黒い匣」より先に出版されたそうだが、本書のほうが後から翻訳された。ケインズ案を退け、戦後のドルを基軸とする通貨体制が構築された。その破綻を機に、米国は欧州を切り捨て経済の「金融化」を主導する。独仏はユーロ圏を形成し対抗するが、政治的な(貿易)黒字還流のメカニズムを欠く仕組みは、米国発のリーマン▪ショックに耐えられない。同床異夢から覚めた欧州は『強きを助け弱きをくじく』場となって、ナチズム復活を許す。
0255文字
1959のコールマン
新着
この本は基本的に「ギリシャがなぜ今困難な立場に立たされるようになったか」を歴史的に説明している。ので、ヨーロッパの近現代史、それと経済史(あと、経済学も)を延々と読まされる・・・ちょっとしたお勉強気分だ。ある程度上記知識を知っていないと面白さが理解しづらい。まずは松尾匡氏の解説と中野真紀子氏の訳者あとがきを先に読む事をお勧めする。ボーナストラックとして「補遺-ささやかな提案」(ただし抜粋)付き。かなり専門的内容。なお、点数は保留。理由は若干の疑問点、不明点があり、調べて再読、熟読したいがため。
0255文字
全6件中 1-6 件を表示

この本を登録した読書家

わたしたちを救う経済学──破綻したからこそ見える世界の真実 (ele-king books)評価71感想・レビュー6