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ラストレター (文春文庫 い 103-2)

感想・レビュー
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yu.ka_4416
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ネタバレ不思議な偶然が思い込みと勘違いと絡み合い、いかにもあり得る展開を呼んで…。登場人物を何度か吟味しないと混乱しそうにもなったが、不穏な展開も最終的には落ち着いてホッとした。脇を固めるキャラクターも怪しいながらもどこか人間味に溢れ、面白かった。
0255文字
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
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「ああ、人生とはなんという奇遇の連続で成り立っているのだろう。なんという巡り会いの積み重ねによって出来上がっているのだろう。」亡くなった姉のフリをして同窓会に参加した妹と、姉に恋をしていた男性が再会して動き出す物語。乙坂って蚊帳の外ながら追い求め続けていたちょっと一途すぎる人だけど、好きになるにも憎むにも難しい人物だなぁ。遺された子どもたちが健気で泣けた。
0255文字
りか
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高校を卒業して、大学で付き合って、そこからずっと片思いを引きずっている男。妹と姉の手紙、姉の死。主人公の男が好きになれない、怖い、気持ち悪さを感じてしまった。
0255文字
kusomatsu
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ネタバレ映画での乙坂はキモいおっさんだったが、小説だと一人称でさらに拍車がかかっている笑。 阿藤の語る彼の人生の方が面白そうだった。
0255文字
まっちゃん
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かつての恋人の妹と同窓会で遭遇するところから始まる文通と、恋人の死を通じて動く回りの人々の関係性。正直、自伝的小説を知り合いに読ませたりする主人公含め登場人物の誰にもなかなか共感できず…。
0255文字
Yuichi
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ネタバレ遺書なのか未来への希望なのか。死をテーマにしているけれども素敵な話でした。
0255文字
すぅさん
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「君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?」この一文にトキメイて読んでみた。20年以上も誰かを追い求めれるものなのか。それは、幻想•美化された思い出だからだろうか。手紙のやりとりで進んでいく物語。私の理想の未来像に近いものもある。映画も見てみよう。
0255文字
夏
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生涯をかけて、こんなにも誰か一人を愛せるものなのだろうか。しかも相手は、もう思い出の中にしか存在しないのに。君がいればと参加した同窓会で、鏡史郎は君ではなく、君の妹の裕里と出会う。何故か姉の振りをし続ける裕里が面白くて、鏡史郎も裕里を姉の未咲だと勘違いする振りをした。そしてその後、姉の振りを続けた裕里から何通もの手紙が届く。けれど鏡史郎が文通をしたい相手も、会いたい相手も、いつでも姉の未咲でしかない。現実は思い出には勝てないのかもしれない。何故なら思い出は、自分の好きなように美化されてしまっているから。
夏

★★★★☆

02/15 10:01
0255文字
あ
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正直あまり私には何が何だか分からなかった一作。登場人物が多い割に殆どが血縁関係であるから誰が誰か分からなくなってしまい(これは私の頭が悪いせいであろうは)、後半はかなり飛ばし飛ばしで読んでしまった。阿藤を選ぶ美咲、しかもその美咲の執着する主人公の謎等モヤモヤもかなり多く残る。映像がかなり高く評価されていたイメージだけに…といった感じであった。もうちょっと頭の中で色々整理出来ていたら違ったか…?短い作品の割のテンポ感も遅く好みではなかった。
0255文字
* 蒼井 (‪あおい‬)
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本を読む限りでは、阿藤が、クズにしか思えなくて、美咲が何故、乙坂(主人公)を振ってまでして選んだのかが疑問。 暴力や依存による共依存は、周りが簡単に、あんな男やめておけと言えば済む事ではないのだろうけれど、何故なのだろうと。 単に惹かれたのか、別れられない弱味や、付き合い続ける事を躊躇う事でもあったのか。阿藤を選んだ理由は本人の中にしか答えがない。彼女の死後「周りの人の中の美咲」が書かれたこの本で、明かされるはずなどない事。 でも、何故、乙坂ではなく阿藤を選んだのか、きっとずっと答えの分からない疑問。
* 蒼井 (‪あおい‬)

「死」を終わりだと感じる事が多い中最初から「美咲」の死を知っている中で始まったので最初はビックリしたけれど、私の中で、今も聴き継がれているクラシックや、坂本龍一さんの2022年12月に演奏された「戦場のメリークリスマス」美術館に飾られる絵など、亡くなってもこれから何年も誰かに繋がっていくんだろうなぁと感じる事があって、身近な人も目に見えないだけで同じなのかなと感じた事があります。小説の最後あたりにそんな想いを感じて、読み終わってから改めて最初の一文を見た時に、最適な一文で始まったんだなぁと思いました。

11/28 20:40
0255文字
かずたん
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ネタバレ映画を先に見てしまったのが後悔。 映画は小説と同じ。
0255文字
kanaもん
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ネタバレ偶然の集積がかけがえの無いものになる。思いと違う結果になった裕里の行動から出会いが生まれた。答辞に込めた思いは、伝えたかったのかな。
0255文字
ひらぱー
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ネタバレ☆☆☆☆ 好きだった彼女を寝取られる。そして20年間もその陰を追い続ける。 そんなことできるんだろうか。  どうしてもなぜそんなに魅力的だった女性なのかがわからないまま。 でも話としてはよく練られた面白さがあった。
0255文字
まさちゃん
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なくなった姉の代わりに同窓会に出たことから始まった、昔の姉の恋人との文通そして、その子供たちとその恋人との文通不思議なことが起こる中でその中にあった真実とは。
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サッポロポテト
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ネタバレ過ぎた日々は二度と戻らず、死んだ者は二度と帰らない。どう足掻いても、人生はやり直せず、死んだ者とは会うことが叶わない。だからこそ、人は、悔恨や苦い記憶があっても、過去に郷愁を感じ、亡き者に思慕の情を抱くのかもしれない。中学の同窓会に出た鏡史郎。彼は、初恋の人・美咲の振りをしている美咲の妹・裕里と再会する。なぜ、裕里は姉に成りすましているのか。その真相を知った時、鏡史郎は、自分の生き方に真剣に向き合う。淡々としながらも、人生につきまとう苦しさや、苦しみの中から生まれる光を描いている。
0255文字
月
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ネタバレ裕里が同窓会に姉の未咲の振りをして参加しなければ、奇妙な文通は始まらなかったし、2人の面影を残す子供たちとの繋がりも生まれなかった。運命のような展開を感じた。
0255文字
カズザク
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初恋の人に会えるかも…淡い期待を抱いて同窓会に出席。一人は、自分を偽ったまま再会。一人は、偽られたまま再会。本当の再会ではないものの、これがきっかけで変な文通がスタートする。偽れたまま受け取る手紙…いつしか心待ちにしているのが微笑ましい。毎回これが最後と書きながら、送り続ける手紙…主婦のリアルな愚痴が笑える。あるきっかけで始まった、もう一つの変な文通。片方は、気持ちを込めて長く。片方は、あっさりと短く…気持ちの距離感のGAPが、可笑しくもあり切ない。映画観て原作を…より登場人物の心情を理解出来て楽しめた。
0255文字
シンジョイ
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3/5 昔から才能ある人だと追いかけていた。 小説は初めて読んだ。読みずらかったが、次どう展開するのか楽しみで読み得た。
0255文字
mimomo
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ネタバレう〜ん。誰にも共感出来なかったし、あまり惹かれなかったな。映画で見たほうがいいのかも。
0255文字
陽子
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ネタバレある女性の死から始まる物語。死んだ姉の代わりに同窓会に来た妹は、本人と見間違えられ、妹のかつての想い人だった鏡史郎と、姉になりすまして文通が始まる。彼は姉の死を知らない。こんなに長いこと一人の女性を想い続けられる男性がいるのかな。私小説の中の姉(未咲)は、どこか謎めいている。輝く高嶺の花のような彼女が結婚した男性によって人生が狂っていく。思い出は美しいままの方が良かったのかもしれないが、彼が人生の一歩を踏み出すためには現実を見つめることも必要だったのかな。妹からの手紙はどこか現実離れしていた感じがした。
0255文字
ホワイト
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ネタバレ読了。 映画が大好きで小説も気になり読みました。他作では原作と映画の違いばかりが気になりあまり楽しめないのですが、この小説は映画と多少の違いはあるものの、ほぼ鏡史郎の視点で書かれていて、映画では描かれてない部分が多分にあり楽しめました。映画と小説が補完しあっていて両方観る(読む)ことにより、この作品の世界が深く広がりました。両方オススメです! ★★★⭐︎ 因みに映画は★★★★★
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ふじみ
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ネタバレ全編を通して、中心人物である未咲の気持ちは誰にもわからない。それがずっとモヤモヤする。多くの登場人物が現れるが、結局、なぜ未咲は自殺したのか、鏡史郎のことをどう思っていたのか、なぜ阿藤になびいたのか、明確にはわからない。だからこそ、ラスト、鏡史郎と共作した卒業式の答辞であり、遺書であり、娘たちへの手紙である文章が、未咲自身のさまざな気持ちを想像させてくれる。映画と小説で語り口が異なっている点も、それが表現媒体がちがうことに意味を持っていて、それなりに面白かった。
0255文字
あかね
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タイトル通り、未咲へ向けた手紙を読んでいるような気持ちになる本。個人的には阿藤のことがあまり理解出来なかった。
0255文字
鈴川愛夏
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胸があたたかくなったとか一言では片付けることが出来ない気持ちになった。何もかも縛られた世界で、何にも縛られることのない思考をし、始まり、終わること。この本と出会い、大多数の人々が涙を流したことだろうと思うが、私が抱く一番の感情は死を自らの手で自らのタイミングで迎えたいという欲望が生まれは、消えていくものであった。自らを思い返し、いつからこんなに真っ直ぐ歩めなくなったのか…と思案してしまう心が、もう純白に恋が出来ない事を物語っていたが、そもそも恋を純白にしたことがあっただろうか…答えは否であろう。
0255文字
Sechiria
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死に向かう話というよりも、死から始まる話だった。小説の開始から終了まで後日談のように語られる。新鮮でサクサク読めたし面白かった。
0255文字
SOHSA
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《購入本》ラヴレターに続き岩井作品読了。設定と登場人物、人物相関が入り組んでいて最初のうちはなかなか状況が理解できない。語り手が乙坂というのもわかりにくい。やはり映画を先に観てから読むべきだったか。全体が完成された小説というよりも、映画化前のラフスケッチといった印象。とは言え、設定や展開は面白い。読みにくさを我慢して読み進めるうちに徐々に全体が理解できてくると、俄然、視界が開けるような爽快感がある。ラストシーンはやはり印象的。遅ればせながら映画も観たいと思う。
0255文字
来未
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同窓会で妹の裕里が何故か姉の未咲として出席し乙坂鏡史郎と再開し物語が進む。乙坂と裕里の手紙のやり取りがメインであるが君(未咲)の死をきっかけとして、鮎美、颯香、瑛斗、宗二郎、昭子、阿藤、坂江などのそれぞれのドラマや考え方、成長が見えてきて、様々な物語が見え、それらが繋がるような面白い展開であった。小説家としての乙坂の小説との向き合い方はデビュー作の「未咲」から抜け出せない格好であるが、読了後、乙坂にはずっと未咲について書き続けて欲しい思いが募った。未咲の遺書となる最後の手紙…心に染みる内容であった。
0255文字
しん
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☆3
0255文字
kento
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人生について語るほど生きてはないけど、人生って不思議なもんで。風が吹けば桶屋が儲かるというか、あの失敗がなかったら会えなかった人とか出来事も沢山あって。全部繋がっているよう感じるなぁ。
0255文字
mizugame
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映画『ラスト・レター』が素敵だったので原作を読んでみました。 原作は乙坂鏡史郎の一人称で語られています。 映画の印象が鮮烈なので小説は確認作業のような読み方になってしまいました。 2022年9月現在多くの動画配信サービスで視聴出来るので映画をまずは観てもらいたいです。 興味深く切ない恋物語だ。
0255文字
HARU
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映画も本も、どちらも透明感があって切なかった。
0255文字
ゆうき
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ネタバレ映画を先に見てから手にした本です。卒業生代表の挨拶など文章の美しさは素敵だったけど、双子ならまだしも同窓会で姉妹を見間違えるなんて??など何となく腑に落ちないシーンもチラホラでした。 一途に人を好きになるピュアな初恋は理解出来るけど、もう少し早く行動に出来たら良かったのにね。若い子達には胸に響くんじゃないかな?おばさんにはいまいちでした。
0255文字
リュージン
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ネタバレ岩井俊二作品初読。プラトニックで一途な恋愛感情を素敵だと思いつつ一気読みも、読了後にもやもやが残る。どういう経緯で未咲は阿藤を選んだのか。なぜずっと鏡史郎の事を思い続けている?未咲とはどんな人だったのか、、、。知らないからこそ綺麗に感じる?子供たちのその後を考えると、未咲の選んだ選択が悲しくなる
0255文字
star☆
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☆5 中盤ややこしい展開になって誰が誰の手紙を操っているのか混乱しかけた。会いたい人に会えないという歌や本が多いと実感しているこの頃なので、結局会えずじまいだった主人公に感情入ってしまいました。会いたい人がいるなら会っておかなければ後悔する。実らなかった恋とか初恋は歳を重ねても強い思い出ですから。
star☆

映画みました。いとこ同士の女子がかわいかった。

02/23 13:29
0255文字
サンボ
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映像になったら「ラブレター」のように面白くなるのであろうか
0255文字
クリスモンテス
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映画を見てから、小説を読んだ。 映画とは異なる設定で、映画よりも軽妙だった。 映画を思い出しながら読んだから、とても切なかった。 映画を見ていなかったならば、あまり読み進められなかったと思う。
0255文字
isso
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手紙が紡ぐ物語ってやっぱり暖かいなぁ〜と思った 温もりというか人肌の温度ってSNSでは感じるのが難しくて。 今の時代に必要なのは【温度】なのかもしれないな。
0255文字
AtoZ
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映画を観たときは「なんだかなぁ」と思っていましたが小説は意外と面白かった。映画の後に主人公が書いた小説だと思って読むと感慨深い。
0255文字
のうえ
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ネタバレ40を超えても初恋の相手を思う主人公の痛々しさがあまり共感できず…頭に内容が入ってきにくい。 卒業式の答辞を遺書にするほど大切だった彼との思い出は美咲にとってどんなものだったのか。空回りでもなかったのかな。
0255文字
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