形式:単行本
出版社:国書刊行会
形式:Kindle版
「蝶を飼う男」表題作。世間に排斥されていると被害妄想を抱く発明の天才が蝶を育てている。数多の蝶のイメージと、救われない男の人生が絡まり、趣を醸し出す。好き。「聾者たち」アンジャッシュのコントみたい。少しむなしいが、コミカル。普通に笑う。でも、私たちの会話だってこんなもんだわよ。
難解かぁ〜( ・᷄꒳・᷅ )このタイトルと装丁…心奪われますよね🥰いつか読みたいと思ってますが読む時は気合いを入れますねっ(。•̀㉨-)و ✧けろさんとの共読を目指して😘
ちなぽむ嬢〜🎶共読、楽しみにしています💕🐸❣️
とにかくカバーが美しい!!
アヴラム デイヴィッドスンの短編集「どんがらがん」にも似てるかなあ。
解説でユイスマンスの『さかしま』と、リラダンの『未來のイヴ』という骨のある2作品が言及されており、再読したくなった。それにしても『さかしま』の与えた他の作品への影響力は凄まじかったのだなぁと思い馳せながら、ある本が別の本に繋がっていくという読書の醍醐味に浸っている。良い読後感だ。
また後のリラダンの「未来のイヴ」に通じる女性蔑視的な視点もあり、ある種の男性にとって女性は魂のない器こそ好ましいということだろうか。自動人形テーマの作品は好きなのでほかにも色々読んでみたい。「聾者たち(後記)」は互いに理解しえない孤独と敵意が充満し、設定はコントだが読後感はなんとも暗い。
「ロマンゾフ」は読後の印象の変わり方がミステリー的で面白い。一方、「聾者たち」は三貧者のエピソードを彷彿とさせながらもそのディスコミニケーションぶりは決して他人事でないのがミソ。これに笑うか、我が身を省みるか、ゾッとするか、他人事と見るか…、読んだあなた次第です。
ウサコさん、読メでまだレビューがなくて内容どうかなと思ったんだけど、ツイッターで表紙を見かけた時からとにかく実物が見たくて、図書館で見つけたとき速攻カウンターへ持っていきましたー。おすすめかと言われると一度手にとって一篇でも読んでみて~と言いたい。綺麗な本だからね。日本の作家さんで言うとワタシの知ってる中では小川さん、多和田さん辺りの感じかなぁ(*^ω^)
麻衣ちゃんには、表題作『蝶を飼う男』がおすすめかなぁ。頁数少ないからすぐ読めるよ。美しい蝶の呼び名がいっぱいで出てくるの。詩をたくさん読んでる麻衣ちゃんなら面白く読めるんじゃないかなぁ。確かに難しい部分もあるんだけど、私みたいに雰囲気で読んでしまっても面白かったから大丈夫。図書館で見かけたら手にとって読んでみてね(*^^*)
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