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ウェールズ語原典訳マビノギオン

感想・レビュー
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rinakko
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先日『ケルトの神話・伝説』で再話(9編所収)を読み返したばかりだが、原典ならではの読み応えは素晴らしかった(みっちり濃ゆい!)。そして解説にかなりの頁が割かれているのは有難い。其々の話の成立時期や作者についての見解、作品は今日においてどのように研究され読み解かれているのか…など。めも)ウェールズの民族的記憶を形成するアーカイブ。『キルフーフ』のカタログ的趣向は耳には楽しそう。『マビノギ』は誇張を抑えた明快な語り口で、心理描写が緻密。多彩で陰影に富む。『三つのロマンス』は騎士道ロマンスからの影響を受けた。
0255文字
りー
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げっそり。なんとか読みました。マビノギ四枝の他に、「キルフーフがオルウェンを手に入れたる次第」「スリーズとスレヴェリスの冒険」「ローマ皇帝マクセン公の夢」「3つのロマンス」「フロナブウィの夢」「タリエシンの物語」を収録。人名の列挙だけで丸2ページ、唐突に詩が挿入されたり、突然主役級で登場するキャラがいたり…興味深いけれど読みにくいこと!その後の騎士物語になると、一騎討ちと美女と料理の大盤振る舞いでお腹いっぱい。原典濃いわぁ…と思いながら寝落ちを繰り返しました。シャーロット版に挑戦するか、悩みます(*_*;
りー

いや、原典に忠実=現代人には読みにくい…って分かってます。分かっていたはずですが「なんで!?」「どうしていきなりそうなる?」っていう展開に途中から脳波がツーーーー(-.-)Zzz・・・・…って。勉強して出直しますm(_ _)m。イラストとしてマーガレット・ジョーンズの絵が採用されているのだけれど、可憐な乙女も頬が痩けた磔刑のキリストレベルに恐ろしい…。

01/15 18:20
0255文字
木倉兵馬
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ウェールズの口承叙事詩などを文字に起こし、さらに日本語に訳した一冊。ウェールズ独自の英雄譚だけでなく、ブリテン島や西欧で語り継がれる国際的な存在、アーサー王の物語も収められています。もっともアーサー王みずからは活躍せず、ランスロットはまだ登場人物として入れられていない時代に作られた物語であり、アーサー王の騎士としてはベディヴィエールやケイ(原典はウェールズ語なので別の表記ですが)が多く登場するなど今広く知られているものとはちょっとだけ違ってたりしますね。
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あずさ
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ネタバレシャーロット・ゲスト版(井辻朱美・訳、原書房)、中野節子・訳(JULA出版)版に続く、三冊目の原典訳です。訳者の森野聡子先生は静岡大学の教授。マーガレット・ジョーンズの美麗なカラー挿絵をはじめ、著名な絵画、城や白本の写真、地図など豊富な資料を載せた贅沢な作りの本です(お値段も凄い)。物語の概略は既に頭にあるのですが、訳者により雰囲気が変わるなあ、と感嘆します。後半の解説と訳註が充実していて、読み応えがあります。
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ihatov1001
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中世のウェールズ語写本より収集した物語集及びそれら物語に関する綿密な解説集です。主に伝説の王アーサー王とその家来たちの活躍が綴られています。中世の香り高い一大抒情詩です。
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ウェールズ語原典訳マビノギオン評価77感想・レビュー5