『快楽としてのミステリー (ちくま文庫)』筑摩書房 2012.1 https://bookmeter.com/reviews/26554150 に再録。初出時の現代仮名遣いを歴史的仮名遣いに訂正。
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/1509228055818495 「文学は伝統によって成立する。『古今集』と『長恨歌』がなければ『源氏物語』はあり得ず、その『源氏物語』がなければ『新古今集』はなく、さらにその『新古今集』がなければ芭蕉はあり得ない。さういふ、文学によつて文学を作るといふ原理をうんと自覚的・意識的にしたのが、二十世紀の文学、殊にジョイス=プルースト以後の文学者たちであり、それを最も極端にしたのが、ナボコフであつた。」
いな潮』早川書房 1961 「マイ・スィン」第十二回 マージェリー・アリンガム『反逆者の財布』東京創元社 1962 「マイ・スィン」第十六回 フランク・グルーバー『海軍拳銃』早川書房 1957 「マイ・スィン」第十八回 J.J.マリック『ギデオン警視と暗殺者』早川書房 1962 「マイ・スィン」第十九回 ハドリー・チェイス『イヴ』東京創元社 1963 丸谷才一の本棚(登録冊数128冊 刊行年順) https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091201
角様 『決定版』と見較べてみました。福永武彦「隠れんぼ」、加田伶太郎「ポーについての一問一答」、中村真一郎「「バックシート」の頃」、丸谷才一「マイ・スィン」未収録回六篇が追加収録でした。明記して欲しかったですね。「現在の視点からの解説」を、私も期待していたので残念でした。「解説」を書ける人が見つからなかったのかなぁ? 丸谷才一『快楽としてのミステリー(ちくま文庫)』2012.11 https://bookmeter.com/reviews/26554150 の巻末解説は三浦雅士さんでしたけど。
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