読書メーター KADOKAWA Group

巡礼の家

感想・レビュー
234

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
スーパームーン
新着
心が温かくなるとっても優しい本でした さぎのやの普通が、みんなの普通になるときがくればいいのになぁと思います 私も人に優しく接しようと少しばかり思いました
0255文字
いぶさき
新着
人の優しさが溢れている物語で、とても良かった。優しい気持ちになれる本。しかし、ファンタジーなのか?現実的な話なのか?となかなか見極められなかった私です。
0255文字
Kenichi  Funatogawa
新着
ネタバレ久しぶりに読書しています。ここ10年くらい本を買っていなかったのですが、いろいろ断捨離して、ブックオフにいったら100円コーナーにありました。 天童荒太さんの作品は傷ついた心を持つ人が登場することが多いですが、本作品もそうです。そして、優しい人に触れて癒されて、癒されていきます。  優しさとか思いやりとか考えさせられます。私も「さぎのや」へ行きたくなった。YOUTUBEで、道後温泉の「鉢合わせ」を検索してみてしまいました。
0255文字
匡
新着
雛歩が「さぎのや」の人達と関わり成長、再生していく様が良かったです。温泉街や神輿などの情景も目に浮かぶよう、道後に行ってみたくなりました。みんな良い人、「さぎのや」の普通が世界の普通になったら凄い世の中になりそう、「命、想いは巡る、良いことは巡っていく」精神が素晴らしい、心があたたかくなりました。ラストは爽快、雛歩や「さぎのや」のその後を読んでみたいです。
0255文字
そうたそ
新着
★★☆☆☆ 著者が故郷・道後温泉を舞台に描くストーリー。お遍路さんを接待する宿「さぎのや」にたどり着いた、行く場所も帰る場所もない十五歳の少女は女将に声をかけられる――。著者らしい涙腺ものの内容ではあるが、個人的にはあまり面白みが感じられず。
0255文字
Tomegoro Matsumoto
新着
道後温泉を舞台に、災害で多くを失った少女が再生する姿が描かれる。神話時代からの歴史を持つといわれる、温泉宿「すぎのや」は、まさに悲しみを抱えた人たちのユートピアのような存在で、主人公の雛歩はそこに暮らす人たちに優しく支えられ成長してゆく。最初は、悪人が登場しない、全く毒気がない子供っぽい物語に思えたが、読み終えや今、結構名作ではないかと感じている。道後温泉一帯の町の描写も丁寧で魅力が伝わってくる。
0255文字
うず
新着
思いがけず感動して泣きながら読んだ。生きる上で絶対に必要なものはお金だし、それはどんな世の中になっても変わらないけど、ごくごくたまに、愛がすべてを凌駕する時や場所や人があって、この物語はまさにそれなんだろうなと思う。人を思うこと、人を支えること、人を見守ること、そしてそれを色々な形で返してもらうこと。循環がある場合にのみ、あたたかくて清らかな愛が生まれる。
0255文字
バーベナ
新着
愛媛の道後温泉が舞台。神話の時代から女将が守ってきた旅館:さぎのや。ある出来事から、逃げてきた15歳の少女:雛歩の目線で描かれるお遍路宿。彼女と一緒に、旅館に集う人々を理解していく気持ちで読む。誰もが知り合いの街で暮らすなんて、息苦しさばかりを思い浮かべてしまうけれど、もしかしたら、違う世界もあるのかもしれない。自分ができることに、自然と手を差し伸べて、その優しさが循環する世界が。失くした場所を浮かべると涙が溢れてくる。でも、これから創る場所もきっとある。想いが循環する場所が。そう願いながら読んだ。
0255文字
yuuco
新着
天童荒太さん=永遠の仔っていうくらい、私の中で強烈なので、舞台が道後温泉?って、、、と思いつつ。いや〜なかなかよかったです。最近、地域性の強い小説を結構好んで読んでいますが、瀬戸内海近辺の小説、なかなかいいんですよね。人間のあたたかさと穏やかな気候がいい感じ。かと思えば、瀬戸内海沿岸は屈指のやくざ文化でもありますが、それもまたいいんですよね。なんとも言えない魅力があり、もっと観光地として流行ってもいいとおもいます。
0255文字
猫草
新着
ネタバレ救いの無い世の中に“さぎのや”のような人生の休憩所みたいなのがあれば…ファンタジーだけど。いかに勉強が出来ないとは言え 雛歩が15歳には思えなくて無理があった。それでも巫女体質が垣間見えたので尊いとも思えるが……
0255文字
Sakie
新着
道後湯之町、道後温泉。先日泊まった旅館のそこここに、この小説が置いてあった。天童さんが高校時代まで暮らしただけでなく、その後今に至るまで交流を続けているからと知った。呑みながら読んでいたので、この世界はなんて残酷なんだろうと涙が止まらなくなった。事故も自然災害も民族紛争も、容赦なく大切な者を奪っていく。その傷んだ心が癒えるには、時間だけじゃ足りないのだ。人間同士の温かい気持ち、それが最高の手当てだ。身体も心も癒える場所としての道後。ユートピアのような遍路宿"さぎのや"に、天童さんの理想と願いをみる。
Sakie

「包帯クラブ」と路線はおんなじ。天童さんは昔も今も、一貫して若者のことを気にかけている。この辛いことのますます多い社会で苦しんでいる若者のことを。彼らにメッセージを届けるため、本を読まない若者にも手に取ってもらえるようにと、天道さんは主人公のヒナを、教育の足りてない15歳の女の子に設定した。申し訳ないが、成功しているとは思えなかったのだが、こちらだって15歳の女子だった頃からウン十年経っているのだから、天道さんの感覚にどうこう言える立場にはなく、ただ彼らに届いてほしいと、一緒に願うばかりである。

12/18 15:21
0255文字
TAKA
新着
前置きが長く読みづらさがあってギブする寸前でした。四国にはお遍路さんにお接待するという文化があります。食事を提供し宿を貸すというもてなしだと言われてる。ここに書かれているの功徳を積むものではなく、共に悲しみ、共に苦しむ心、共に生きている者への思いやりだと。愛媛は菩提の道場とされてて煩悩をたち悟りの境地に達することであり『さぎのや』はまさにその場所に相応しいのかも。人の優しさがこれ程暖かい場所だから皆離れられない思いがよくわかります。作者の故郷を思う一冊だったのかな。
0255文字
ユウキ
新着
お遍路文化がある道後温泉が舞台の物語。お遍路に憧れがあるので読みました。遍路からくる深みを読みたい自分には軽く綺麗にまとまるストーリーに物足りなさも感じましたが、物語で著者の伝えたい事やお遍路さんを支える地域の文化には強く共感します。全ての人が巡礼者であり僕もその一人。旅人でもありますが受け入れる側の心意気を持っていたいものです。主人公に世界が鷺の屋のようならいいのにと言わせたのは著者のバックボーンに道後の風土があり昨今の世界情勢や流される私たちに誇れる文化を気づかせたい気持ちがあったのだろうと考えます。
0255文字
りんたろう
新着
困っている人を自然に助ける、助けられる、その方が楽だから、に納得。でも、それを邪魔するものは、私の中にもいっぱいある。 天童荒太さんの作品だからと期待したものも、一冊に収めるためにか、たくさんのことが表面だけで流されてしまっているようで、もったいなさを感じた。
0255文字
とんきち
新着
魅力的な登場人物はいてるのだが、主人公に共感できない。100ページくらいだがもう飛ばし読みしている。 読了できるか微妙。 挫折…主人公が好きになれなかった。
0255文字
haru
新着
人を殺してしまったと逃げる弱った少女を助けたのは、助け合いの町にある宿屋だった。 人の温かさと祭り温泉が癒すストーリー。 人情味溢れる話だったし、出てくる人みんないい人で優しかった。 後半は涙腺刺激されっぱなしだった。
0255文字
シオリ
新着
ネタバレ15歳の主人公雛歩が、道後温泉さぎのやを舞台に、人のぬくもりに触れ、少しずつ自分の壁を取り払い、現実と向き合っていく物語。両親を失った悲しみと、それに伴う生活の変化に耐えきれなくなった雛歩に、そっと手を差し伸べたのがさぎのやの女将。困っている人をでき得る限り救おうという精神が素晴らしい。帰る場所を失った人が安心して過ごせる場所、いずれは帰るべき所を見出だしていける場所がさぎのや。実存していないのが残念に思われる。道後温泉や祭りは実際に見てみたい。
0255文字
こうふく母
新着
傷つき、あるいは孤独を抱え、または生きる意味を見失い、そういう人たちを見守り続けるために存在する「さぎのや」に導かれた一人の少女。「ライオンのおやつ」にも似た、温かな感情が流れている作品。主人公の雛歩の認識違いしている言葉にクスッとし、見た目ばかりでなく、心のキレイな人たちにホッとさせられる。
こうふく母

ありがとうございます。読んでたら行きたくなりました。

04/13 15:43
0255文字
tnyak
新着
心温まる作品。そして天童さんらしい作品である。 でも、少し微妙かも。
0255文字
yujiru2001
新着
「ヒナ……もしかして、比喩、って言いたい?」
0255文字
ベニシジミ
新着
本書のような「故郷」を描いた物語には惹かれるものがある。誰もが心安らげる場所を求めているのだろう。本書の世界で良いと思ったのは、さぎのやが終着点ではないことだ。家と呼ぶほどの言ってしまえば「楽園」のような空間ではあるにもかかわらず、いつまでもそこに居るわけではなく、次の目的に向かって旅立っていったりサポートにまわる。そんな空間がいちばん心地よいのかもしれない。
0255文字
sheemer
新着
ネタバレ著者初読ではないか。聞き読み。人を殺した少女が闇雲に逃げていて偶然に命を救われた場所は3000年前からそこにある巡礼宿だった、と始まる。あとがきによると著者本人は舞台となる地の生まれで、この場所、この宿の持つ意味に非常に大きな思い入れがあるようだ。現代社会の課題ともつなぎあわせてこの場所をユートピアとして構成している。が、残念ながら、ぬるい。他の読友も多く述べているが、全員が善人とか、とにかく舞台を活かしきれなかった感じ。批判的なのでネタバレフラグをつけておく。
0255文字
はる
新着
日本昔話がベースに?って思った。なんだかファンタジーにされてしまってるところもあったけど。読んだことがあるような話。 お遍路さんを世話する人、お遍路さんする人の「曰く」をつなげる場所の話 行ってみたいけど、私には曰くがない。たどり着けないか、素通りしてしまうか。地図があればなー
0255文字
LongRide Taka
新着
図書館本。悼む人、永遠の仔、孤独の歌声、歓喜の仔も面白かったので、まずは外さない作家さんだったけど、これはアウト。鷺の家の成立ちとか魅力的だし、主人公の少女の登場の仕方も謎めいていて良いのだけれど、登場人物の大部分が現れたというのに、うだうだした話の進み方に耐えられなかった。方言の説明もくどい。読ませる工夫が僕にとって足りない小説。
0255文字
紫音
新着
ネタバレ天童荒太さんの他の小説をイメージして読んだらかなり面食らった。最後まで主人公に共感できずに読了。。後半は神輿のくだりが長く、冗長気味に感じてかなり飛ばして読んでしまった。道後温泉には行ってみたくなった。さぎのやのようなあったかい居場所が現代にもあるのだろうか…
0255文字
くみこ
新着
お遍路さん所縁の地で、心身共に傷ついた人を迎える旅館「さぎのや」。一羽の鷺の伝説から始まった旅館の成り立ちは興味深く、人が人と関わり、傷んだ身にそっと寄り添う温かさと美しさには癒されました。ただ、冒頭「殺してしまった。わたしは人殺しだ。」と呟く少女と、さぎのやに運び込まれ、脱力するような軽い台詞を連発する少女は別人のようです。背景が明らかになるまでの間、その言動にやや食傷気味になりました。最後まで少女のキャラクターに馴染めず、さぎのやには、少女より主役に相応しい人物が居たようなもしています。
0255文字
juneberry
新着
すごく心温まる作品だった。全貌がわからないまま、少しずつ進んでいく中にも、不安ではなく、主人公が感じている安心感が私にも感じられて、心地よかった。不思議な力がベースにありながら、それが、すっと生活に入っているような、違和感のない世界があった。また、主人公自身の謎とが混ざり合って、少しミステリー的な雰囲気もあった。読んでいて楽しく、主人公の成長を見守っている立場で読めた。道後温泉は、私も大好きな温泉だったので舞台になっていることにも親近感をもてた。
0255文字
meiji
新着
ちょっとファンタジーな印象でした。
0255文字
たのけん
新着
★★☆著者の故郷への想いは十分伝わったのだが、15歳の少女のオヤジギャグ?に食傷気味。後半は読み飛ばしてしまった。
0255文字
have a plan
新着
まるでファンタジーの世界のお話のよう。お話の舞台である「さぎのや」に関わるは人は良い人ばかりです。絶望するほど傷ついた人たちが皆んな癒されて帰るべき場所に戻っていく。本当にそんな場所があったら素敵ですね。いかんせん登場人物が多すぎて名前を覚えられません。多様性を描くためには必要だったのでしょうか。
0255文字
かなこ
新着
図書館で、表紙を見て惹かれた本。 人はそれぞれ抱えていることがあるけど、 それを認め合って、 時には、距離をとって見守って、 支え合いって何かを教えてくれる、 素敵な本でした。
0255文字
コキア
新着
神様のお使いの白鷺が足を痛めたときに浸かった道後温泉。 傷だらけのこころを癒し、 自分を見つめ直す。 今、いちばん失われつつある他者への思いやりの心。 わたしたちもみんな生まれて死ぬまで、救いと幸せを求めてこの世を旅する巡礼者なのだ。
0255文字
らー
新着
冒頭「殺してしまった」との衝撃的な出だしで始まったので、期待値が高まったのですが、あれ?あれれ?と思うほど、殺人を犯してしまったはずの主人公のキャラが軽すぎて、違和感しかなく…。途中で断念。
0255文字
黒木 素弓
新着
道後温泉にある『さぎのや』は、傷つき帰る場所のない人々を温かく迎え入れ、傷が癒えるまでそっと寄り添うそんな宿。そこで働く人々も、それぞれに辛い過去を持っているからこそ、宿を訪ねる人たちと心を通い合わせることができる。 「あなたに帰る場所はありますか?」そこが具体的な場所でなくても、傷ついた人が帰りたいと思えるような人間になりたい。 そんなことを感じた小説でした。
0255文字
あおけん
新着
ネタバレ天童荒太さんのイメージってピリピリしたガッツリハード系のイメージがあってそんな作品を読むのは、長期休みの時だよねと図書館で借りました。タイトルと表紙の雰囲気からガッツリ系とは違うのかな?と読み始めると、いきなり殺しのシーンが…。不幸な事故が原因で逃げてきた雛歩を「さぎのや」の皆さんが優しく介抱していく。すると彼女にも不思議な力があるようで…。松山の道後温泉とお遍路さんを絡めた。優しい人がいっぱい出て来る愛に溢れた物語でした。お遍路さんとか興味あるので老後に行ってみたいな〜と思いました。
0255文字
未完AAA
新着
初版で買ってから今日まで積んでたけど、あああ地域愛……祭りの前に読んで良かった。力強く生きて行こうね…!!
0255文字
ハメ・ドゥースト
新着
★☆☆遍路道で行き倒れた少女が、道後温泉「さぎのや」での出会いを通し、自らの生き方と幸せを見つけていく。「あなたには、帰る場所がありますか」手を差し伸べ合い、希望と悲しみを分かち合う「理想郷」を描く。不寛容社会への警鐘。p.80「私の星は消えた…」「空にはたくさんの星が輝いているが、見えないところで燃えている星はもっと多いのだ」p.347無防備な赤ん坊が、一番脆そうで、実は一番強く、その存在で周りを明るくしてくれる。p.350縁もゆかりもない困っている人のために、汗をかける自分でおられるかを証明したい。
ハメ・ドゥースト

p.208ヒトの脳が発達して知性と想像力が豊かになった。だからいろいろ考える。勝手に不安を募らせ、自分を追い込んだり、他人を追いつめたりする。ヒトはまずは動物だ。食べて、眠らなければならない。だから…誰かが辛くしているときには、食べさせて暖かくしてやるといい。それが、動物としてのヒトを守ることになる。p.332無理に何かを認めようとしたり、逆に否定しようとしたりして、自分を追いつめない。自分にも他人にも、大事なことを判断するには時間がかかると、許してあげてほしい。「待ってて、もう少し待ってて」は心の呪文。

09/08 11:58
0255文字
fukufuku
新着
もっとヘビーなイメージだった天童さん。 本作は15歳の少女が自身の過酷な境遇を脱ぎ捨てる過程を、お遍路さんと坊っちゃんと温泉の町道後を舞台に綴っており、少女の厳しい状況よりも、少女をとことん甘えさせたい登場人物たちと作者の姿勢が感じられる。 細かいところでは、少女のいい間違いや勘違いがLDを疑う領域で、その事情を考慮したとしても少し苛つくし、美形が出てきすぎだったり、さぎのや関係者が優しすぎたりするのが都合よすぎる気がしたが、作者としては辛い経験をした少女を労りたかったのだとは思う。
0255文字
mug
新着
ネタバレ人を殺して逃げてきた雛歩。霧の中で出会った女性に「あなたには、帰る場所がありますか」と尋ねられ首を振ったところで意識を失った。さぎのやに運び込まれたことから雛歩の生活はガラリと変わる。“困っている人がいたら声をかけるし、できることがあれば手を差しのべる。みんなで一緒に汗をかいて、ご飯を食べて、笑い合って、病気やけがをした人がいたら気づかうし、困ったことがあったら助け合う…”さぎのやの“普通“が世界の普通になるようにと祈った雛歩。傷だらけの心が癒え、温まり、他人を包み込むまでになる様子に心を揺さぶられた。
mug

ポプラさん、温かいお話でしたよ😊ごめんなさい、正確には“殺して”ではなく“殺してしまった”です💦…となると、ニュアンス変わってきますよね。

08/17 16:01
ポプラ並木

なるほど、微妙だけど過失致死と殺人の違いですね、笑。色々後悔しながら、苦しみながら浄化していくイメージができました!ホンワカですね。

08/17 17:12
3件のコメントを全て見る
0255文字
ajiaji_ajiaji
新着
お遍路さんしてみたい。「時間をください」って癒しにすごく重要ですよね。
0255文字
全234件中 1-40 件を表示
巡礼の家評価87感想・レビュー234