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大島弓子が選んだ大島弓子選集 6 秋日子かく語りき (MFコミックス)

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shikashika555
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「アンブラッセ」猫を擬人化して描くのは「綿の国星」で馴染みがあり、これぞ大島弓子という表現。しかしすごいのは、成猫をちゃんと成人した人間で描くのだ! なんというか、その生物種においての精神年齢で。そしてその絵で可愛らしさと頼りがいと放埓さと魅力を表現している。 「夏の夜の貘」でも登場人物を実年齢ではなく精神年齢で人物化している。シュールなマジックリアリズム世界。 そこには精神の世界、心の悩みと人対人のやり取りだけがあり、現実にある汚穢や悪臭は描かれない。 精神を病みながらも大島弓子の世界は美しい。
0255文字
ままくー
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全体的にキレイ。清潔感にあふれていて腹立つ人が現れない。対称的に際立つ現実のクソさ。どれも斬新な設定にうなる。身体が入れ替わったら、精神年齢が外見に表れたら、夫も娘も登校拒否になったら...現実の見方を変えてファンタジーを描いているから荒唐無稽さがない。「毎日が夏休み」が特に素敵。学校に行かなくてもスギナは多くのことを学ぶ。義父も料理や買い物を要領よくこなせるようになる。できることが増える、っていうのはなんてステキなんだ。スギナは最高の夏休みを過ごせたようでうらやましい。スクラップ家族でも、家族愛はある。
0255文字
Witch丁稚
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「夏の夜の貘」がすごかった。ゾクッとした。猫愛も良い。黒猫も鳥の擬人化も。大島弓子さんがすごいと言われる理由がちょっとわかったかも!
0255文字
t80935
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どの登場人物もやさしくて繊細で、読んでいて愛おしくなる。世間にうまく馴染めなくて、それを恨みに思うのではなく、ユーモアの感じさせる諦めをもって世間と自分の折り合いをつけようとするところが大好き。
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ぷっこ
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『夏の夜の漠』『つるばらつるばら』自ら孤独を認めて孤独に浸る、こういう「どうしようもないんだけど悲しい」感が一番涙腺にくる。
0255文字
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大島弓子が選んだ大島弓子選集 6 秋日子かく語りき (MFコミックス)評価42感想・レビュー5