読書メーター KADOKAWA Group

今昔物語集 天竺篇 全現代語訳 (講談社学術文庫 2590)

感想・レビュー
4

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
優希
新着
釈迦を軸にした物語。人間界に生を享受し、悟りを開き、仏陀となってからの入滅までの壮大な世界が語られていました天竺の地に仏教が発生した流れを知ることができました。
0255文字
ねこ5号
新着
やっと今昔物語集全部読み終わりました。最後は天竺(インド)編。釈迦の行いから始まり、入滅後の様々な説話など。原則仏法を信じるとこんな良いことがあるよ、という説話集なのでちょっと単調です。最後の方の動物編は、火に飛び込む兔の話など知っている話もあってびっくり。やはり本朝編が一番物語性があって楽しく読めました。
0255文字
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
新着
『今昔物語集』とは平安時代末期に成立した、実に千話を超える短編が収録された日本最大の説話集。当時の日本人(そもそも”日本人”という自覚があったのかどうか?)にとっての”全世界”である「天竺・震旦・本朝」はそれぞれ「インド・中国・日本」を指し、国際的な一大アンソロジーという特色ある一作。かつて同じ講談社学術文庫で出版されていた『今昔物語集』は天竺と震旦のみであり、それを再構成してそれぞれ一冊にまとめている。本文も現代語訳と語釈のみなので他の学術文庫よりも読み進めやすいはず(原文がない)。→続く
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

本書はその天竺編で、ブッダの話が中心になっている。どこかで聞いたような聞かなかったような仏教用語についても語釈が参考になり、物語を通じてブッダと原始仏教を学べるという効用もある。と言っても宗教臭が強い話ばかりではなく、ジャータカ(転生譚)などはとって付けたような仏教要素があるばかりで、それ以外は「耳目を驚かす事件」といったような出来事が書かれているので、事実か虚構かはともかく退屈はしない。ツッコミ所がありすぎるけど、それが現代日本との価値観の違いだけとは言い切れない面がある。→続く

09/17 21:38
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

要するにこの本は当初の用途と思われる「物語で学ぶ仏教」としてお薦め。でも「高い! 厚い!」そんな人のために、まだ未完ながら「今昔物語集 現代語訳」を。私も参加しました。2021年9月17日現在、全423話が現代語訳されています。https://hon-yak.net/

09/17 21:39
0255文字
眉毛ごもら
新着
お釈迦様の話がメイン。釈迦生存時に唐突に出家しようとして家族が全力で止めるの新興宗教に染まった家族ってこんなんだろなと生暖かい目で見てしまった。結局は出家するんですが。後になるとみんな優しく送り出してくれる。認知度って大事。芥川の蜘蛛の糸で仏様優しすぎと思ったが、そのレベルの話がわんさか載ってるのでそういうものらしい。あと基本転生物。前世で何らかの功徳を積んだおかげで金持や、美男美女、特殊技能持ちになるので、今の転生物もリバイバルみたいなもんやなと。こっちが本家ではあるが。天文学的数字はデフォルトです。
0255文字
全4件中 1-4 件を表示

この本を登録した読書家

今昔物語集 天竺篇 全現代語訳 (講談社学術文庫 2590)評価89感想・レビュー4