読書メーター KADOKAWA Group

熊から王へ カイエ・ソバージュ(2) (講談社選書メチエ)(Kindle版)

感想・レビュー
1

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
本・熊
新着
ネタバレ’’原初、神は熊であった“から’’「野生の思考」としての仏教“まで、熊が「自然」の奥に秘められた力の代表するもの、人間の最高の友としての存在として、「非対称性」もたらす王との対比として語られており、現生人類(ホモ・サピエンス)にとって特別な動物であることがよくわかった。東北人の自分にとって、生活の一部をなしている自然との関わりを考えると、熊をめぐる原神話(プロトミス)の環に「東北」も含まれていることに全く違和感がなかった。熊は、「対称性の回復」という現世界の機能不全に対する処方箋のキーワードであった。
0255文字
全1件中 1-1 件を表示

この本を登録した読書家

loading...
熊から王へ カイエ・ソバージュ(2) (講談社選書メチエ)評価100感想・レビュー1