形式:単行本
出版社:ポプラ社
形式:文庫
形式:Kindle版
274ページ4行目から____百音ちゃん、事実というものは存在しません。存在するのは解釈だけです。そう、これはニーチェという人の言葉です。ぼくと百音ちゃんは血がつながっていない。他にもたくさんの事情があって、これからぼくたちのことをいろいろ言う人がいるかもしれない。でもそれはその人たちの解釈であり、ぼくと百音ちゃんがなんであるかは、ぼくと百音ちゃんが決めればいい。手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。それは世界を豊かにするひとつの手段だと、少なくともぼくは思っています。
※続き※ 章毎に悩み人が代わり、それを百音親子と路有(統理とは親友関係のゲイ)の仲良し3人衆で優しく包み込みホワッと解決して行く心温まる展開で、本大2作同様大変読み易い文体。 内容や雰囲気が重過ぎず、個人的には今作ぐらいの感じの方が好みで面白かった!!!
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