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サイレント・ブルー

感想・レビュー
86

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LIB
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図書館で東野圭吾の棚の隣にあったのでなんとなく。その前に借りた東野圭吾作品があまりにもつまらなさすぎて(東野圭吾さんの作品はほとんどおもしろくて好きですので、本当にたまたま)、なので、ちょっと趣向を変えてと思って読みました。 ある日突然家の水が出なくなる話で、山の水脈等も関連してくる話なのですが、リニアの話をなんとなく思い出して、元静岡県知事が退任した今読んで良かったかな。と。 コメント欄に続く
LIB

私はリニア賛成というか早く乗ってみたい人なので、川勝知事なんで反対すんだよ!と思っていたけれど、住んでる地元の人からすれば、トンネル掘って水が出なくなりました、ごめんね!って言われたら、そりゃごめんですまねーよってなるわな、と思いました。もし、私と同じように川勝知事何で反対すんだよ!って思ってた人に是非読んで欲しい。

01/19 22:10
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くっきー
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ネタバレ八ヶ岳の麓で美味しい井戸水で生活をしていた集落。突然井戸水が茶色に濁り、そしで出なくなってしまう。水をめぐる社会派小説。水道から飲める水が出てくるのが当たり前と思っているが大事に守っていかなければいけないと実感した。
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石野 真
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ネタバレ自然とおいしい水に惹かれて八ヶ岳のふもとに移住してきた主人公の家から濁った水が出てきて、更に地下水から水が汲めなくなる。天然水をボトルウォーターにして販売している企業たちが地下水を取り過ぎていることが原因ということで、物語としてどのように落ち着けるかと思った。途中では市長選挙の話が中心となり、ずいぶんと雰囲気が変わったが、応援していた門倉が落選し、もとの水の問題に戻った。水を無限で無料のものと思っていると外国資本に食い尽くされる可能性があり、日本人が意識をしないといけないと感じた。
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龍太郎
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危機感を持たなければ。
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のりオバ
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子供のためにと自然豊かな村に移住してきた秋津。しかし永遠にあると思っていた井戸水が枯渇して出なくなるところから話が始まる。ミステリというより企業や社会的問題もの。全体的には面白かったが説明がところどころ長かったり回りくどかったりしたのが残念😅
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文字遊び
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水の大切さを教えてくれた。そして水は有限ということを認識させてくれた。読みやすく、適度に水がなくなる恐怖を感じさせ面白かった。
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たこうし
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ネタバレ井戸に関するストーリー。 山梨県に移住して、井戸で生活していたが、ある日、濁りが。そして、枯渇。原因は、飲料メーカーの地下水の大量汲み上げと思われたが、メーカーは関与を否定。そして、市長候補が親身になって相談に乗ったくれた。しかし、市長候補には別のメーカーとの癒着が発覚。結果して、その市長候補は落選する。また、その市で、水道水もでなくなった。結局、メーカーが取水制限をすると、全てが解決する。 なんとなく当たり前に思って使っている水のありがたみを感じる作品でした。
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チノ
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ネタバレ★★★☆☆蛇口をひねってキレイな水が出てくることの有り難みを感じる作品。作品では地下水が舞台となっていたが、震災のときに水道水が出なくなって大変だったことを思い出した。水源を守ることの大切さは分かったが、地主からしたら売れるもんは売りたいという気持ちも理解できる。国有化して税金で保護していくということはできないのかな。移住者に対する差別など、色んな社会問題を考えさせられる作品だった。
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あっ!chan
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昔から日本では安全な水がただ同然で手に入るとされてきたが、その神話が崩れて久しい。そんな水ビジネスがテーマ。井戸を水源としていた別荘地の水が突然止まった。その原因は大量の水を組み上げる企業では?そこから水を巡る闘いが始まった。よくある個人対企業、地元民対余所者、そして汚職の噂の絶えない現職対マスコミに人気の新人対決首長選挙が絡んだ王道展開に…ところが味方のはずの新人候補にも黒い噂が聞こえてきたがその結末は…自然を犠牲にして便利さを求める、そんなどこでも起こりうる社会問題、ホント他人事ではないなぁ~と思う。
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Masa
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水の問題、想像だが、八ヶ岳と南アルプス山麓に住む著者の実体験を元にした話しだろう。前に読んだ狩猟の問題(約束の地)といい、現代の社会問題を題材とした、美しい八ヶ岳の自然を舞台にした小説は何度読んでも飽きず楽しい
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さざなみ
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ネタバレ何度も登った八ケ岳に関する小説と思い読んでみたが地下水に絡む市長選挙の話。 北岳の山岳救助隊を扱った「天空の犬」等とは全く異質の軽い小説でした。
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Yuna Ioki☆
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2032-252-25 初読み作家425人目。
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chuji
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久喜市立中央図書館の本。2019年11月初版。書き下ろし。天然水を巡る譚。企業活動、市長選挙、市民運動等々絡めてある。ラストがチョッと物足りない。
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しわじい
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水は人類にとってなくてはならない大切なものだよってお話。ペットボトルで水が売られるようになって久しいが、買ったことがないし、なぜ買うのかいまだに理解できない。その考えは間違っていないと思う。水道水に比べておいしいのかもしれないけど、本当においしい水が飲みたければ水が生まれるところまでいって自然に感謝して飲むべきなんだろうなって思う。
さざなみ

私もペットボトルの水は買ってまで飲むことはしません。 山で飲む谷水は本当においしいですよね。

12/04 10:28
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のっち♬
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水企業の大量取水で生活を乱された秋津夫妻は、共闘を申し出る候補者に託す思いで市長選挙に入れ込む。水資源を取り巻く諸問題の提起が本書の眼目であり、エンターテイメントとしてはもの静かな印象。清二郎の神秘的な語りは著者の土地愛が滲み出ており、「見てくれをよくしてるがな。ちょっと入れば荒れ放題よ」という森林管理の実態は、拝金主義と悪しき制度が助長する社会の欺瞞と重なる。「目に見えない」からと言って「周囲にあるいろんなものの本当の価値」や「権利には義務が付随する」ことを忘れがちな現代人に闇と向き合う成長を促す一冊。
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かおり
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ネタバレ知らないって怖いです。そして、蛇口から水が出るのは当たり前ではないのに、忘れてしまう。昔、水道関係の仕事をしていたときに、「広域化や民営化」の話題も聞いたけど、恐ろしいことです。水・・・大事。
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toshi
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「ブロッケンの悪魔」が原発反対を訴えた小説だったように、これは水(水源)問題を提起するための小説。 樋口明雄のこの手の社会派テーマの小説は、著者のこだわりが大きいせいか内容がイマイチになる。 門倉が市長になってめでたしめでたしの展開になるかと思えば、門倉にも思惑が有ってもうハッピーエンドが成立しなくなる予感。。 結局やりすぎて企業側のオウンゴールという強引な大団円。
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chiho
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ネタバレ山の美しさの裏側では現実にはこんな事があるのかもしれない。衝撃的でした。南アルプスに登るたび複雑な気持ちになりそう。そしてペットボトル飲料にも水企業にも今までと違う印象を持ってしまいました。考えさせられる良作だと思います。
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モルク
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八ヶ岳の麓の別荘地に移住しログハウスでレストランを営む主人公秋津。井戸から汲んだ天然水を売りに順調に進んでいたが、ある日突然水が茶色に濁る。そしてついに井戸が枯れてしまう。水源豊かな地での水をめぐる企業や市長選が絡んだ政治家たちの思惑が渦巻き、地元民との軋轢もあり秋津たちも巻き込まれていく。水があるのが当たり前と思っていた。そして水に関する法改正が行われていたのに無関心で鈍感になっていた。私たちの大事な水が利権にまみれたり、ましてや海外特に中国資本で自由にされては堪らない。一滴の水から全てが始まる。
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ももゆず
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「水」について考えるお話。南アルプス山岳救助隊でおなじみの樋口さんの、今回は水資源を扱った社会派小説。八ヶ岳のログハウスで、ある日急に水が濁り…。ミネラルウォーターを売り物にしている大企業の、大量の地下水汲み上げが原因か。市長選、企業との癒着、山林の買収、地元民vs移住者、いじめ…いろいろな問題を絡め、なかなか読み応えのある一冊でした。山を崩してのメガソーラーや地下を貫通するリニアも、そんなに自然を壊して大丈夫なのかと心配になってくるわ。
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yukision
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ネタバレある日突然水が濁り、そして出なくなったら…。当たり前にあると思っていたものを突然失う可能性があるという恐ろしさを感じた。彼らの戦い方に突飛さはなく、ある意味堅実だが、だからこそリアリティもあるように思った。どこまで現実に起こるのかは分からないが、天然水のペットボトルに対する見方が変わるかも。
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nonnon
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★★★★★
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ヤバ
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自然溢れる町の井戸の水が出なくなった。原因は企業による天然水の大量搾取か?トラブルを解決すべく、ストーリーは様々な局面を向かえる。現在、天然水の商品は溢れかえっている。現実では、どのような取り組みがされているのか興味が沸いた。面白かった。
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chakiw5
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八ヶ岳に移住しその美味しい井戸水を使いレストランを営んでいたがある日水が出なくなった。ミネラルウオーター企業が大量に汲み上げているのが原因かと思い直接交渉するも大企業と個人では話にならない、その時市長選の新対抗馬である人物と出会う。やはり市長選には裏があるのはお決まりだがそう悪人には思えず、みんなその場でできる努力をしている。1番残念なのは国の政策思慮深い考えがあっての民営化なら良いがどうもその辺が怪しいし将来心配である。内容はそれなりには面白いかな。
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あきひと
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物語の舞台は八ヶ岳の麓。樋口さんの地元。今回は山岳小説ではなく、水の話だ。小規模な井戸の水位が下がり、それを生活用水として使っている数軒の水道の蛇口から水が出なくなり、何とかしないとと住人が動き出すことから始まり、事は徐々に大きくなり、町全体を巻き込んでいく。登場人物や情景が分かりやすく、目の前に浮かび上がるようだ。また展開が早くてテレビのジェットコースタードラマを見ているようだった。水というテーマも良く好作品と思う。
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ゆかるりら
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水について深く考えさせられた本。
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みぃくん
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ネタバレ「水道水」について考える機会にはなる小説。蛇口をひねれば水が出ることは当たり前ではないこと。ミネラルウォーター採水による地下水位の問題(これば温泉でもいえることだけど)。題材として面白かった。主人公夫婦の関係性もうらやましいくらい。
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Y’s style
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⭐️⭐️⭐️⭐️
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夏みかん
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ネタバレ「サイレント・ブルー」蛇口をひねると当たり前の様に流れ落ちる水、そんな水がテーマの作品です。都会から移住してきた人が、水のトラブルに巻き込まれる内容でした。ドラマにでもなりそうなストーリーでした。R2.110
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コリディ
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6点。樋口さんらしくハッピーエンドだが、ちょっとうまくいきすぎ感が。温泉源も枯れてしまって廃業に追い込まれるケースも多いと聞く。それにしても、日本の林業、何とかならないかな。50年、100年後を見越して、水源を守り、水害を防ぎ、滋養ある海を育てる、そんな施策できないものか。米国的な資本主義が主流の世の中では無理なんだろうなぁ。「水はカネのあるところへ流れる」
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かおり
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ネタバレ紹介文に“パニック・エンタテインメント“とあったけれど、パニックというよりは自分たちの生活を取り戻すべく冷静かつ地道な闘いをしていた。活動中、主人公もその妻も険悪になったりせず、最後までお互いを尊重し合っている。10歳の息子も、親の活動の影響でいじめにあったというのに、最後までやるように言ってくれる。家族の支え合いが伝わってきた。
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ジョニー
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自然派の作家が選びそうな題材。水資源問題を語るのが忙しくて小説としての質はイマイチであった。他の作家でもこの問題を扱った小説もあるから新鮮味にかける。樋口さんは今までどおりワンコの本を書いて欲しい。
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rosetta
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★★★★☆水資源を巡る暗躍の物語。井戸から汲んだ天然水を決め手に八ヶ岳市に移り住んだログハウス村の住人。ある日水に濁りが現れ、更には水が枯れてしまう事態に。この街では綺麗な水を目当てに多数の企業がミネラルウォーターの工場を進出させていた。これらの企業の汲み取り過ぎに寄る影響は明らかだが、地面の下の事は確定出来ないと、一切の責任を認めない。実際にこんな事は起こっているのだろうな。そして地元には固定資産税しか入らず企業は原価0の商売で暴利を貪る。市長選挙、海外企業の侵食など恐るべき現実の問題が提起される
rosetta

しかし余計なミネラルが溶けだした濁った水はトイレに流すくらいが精々でシャワーや風呂にも使えないって、そうかなぁ。こんなにも水道水をdisったら水道局の人可哀想。彼らはそのまま飲める水道水を目指して工夫を重ねてきたのに。そもそもこれほど水源地に近い土地の水道水がそんなに不味いかなぁ。やはり山間の水源地に近い街で水道水を酒の仕込み水に使っている会社もあるというのに。ちょっとその辺は『美味しんぼ』並にプロパガンダ過ぎると思う

06/12 09:25
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ちょぴん
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ネタバレこの間、我が家では、ポンプの故障でいきなり断水になったんです。ほんの数時間でしたが、困りました。水。蛇口をひねったら出てくると、当たり前のように思ってます。この小説でも水、しかも天然水を家に引いているのが出なくなって困る住民と、市長選挙をからめた話となっています。 犬も山もほとんど出てきませんが。山は、登る山ではなく、母なる山として重要な役割を演じます。こんな描き方もあるんだなって思いました。
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ますみ
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★3★
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kuronyann
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秀作の書評に期待して読んだ。面白かった。不安の高まる水道の民営化強行や問題を指摘した記事を読んだ覚えがある国有林野管理経営法改正案にも触れながらけれんみなく分かり易く恐ろしさを深めていく。市長選挙の内部も描かれていてそこも興味深い。物語のおさめ方も納得できるものでこの作者の他の著書も読みたくなった。
0255文字
さっこ
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水が当たり前のようにある日常。「水利権」というものも初めて知りました。八ケ岳の高原で渦巻く企業と政治の思惑。そして外資に乗っ取られていく土地、山林資源の現代の日本の憂いを描いた作品。中国企業がさまざま土地に忍び込んでいる噂もあるけれど、日本の安全神話の一つである「水」も変わっていくのかな。怖いな。作品としてはパニックエンタメと謳っていたけど、パニックでもエンタメでも無かったような。
0255文字
香翠
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パニック小説とあるけれど、主人公たちの様子には慌てふためく印象はない。状況を捉え、彼らなりに考え行動する。この物語のその後にどんな展開が待っているのかは分かりませんが、少なくとも落ち着いて考え行動することで、状況を最悪にしなくていられるんじゃないかな?と感じました。
0255文字
蒼
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事故や災害で断水した時、突如としてその存在を強烈に主張してくる水。その時になって初めて私達は空気のように水を捉えていたことを思い知る。本当はもっともっと水の事を考え、大切にしなきゃいけないのではと思う読書だった。息子の健康の為に八ヶ岳の麓に移住して5年、大きな魅力の筈だった地下水が枯れて、水を巡る企業や地域住民や政治家達の思惑に翻弄される主人公達。水を守る為に山を国土を海外資本に売り渡してはならない。作者のそんな思いがひしひしと伝わる物語だった。
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