読書メーター KADOKAWA Group

愛のうた (中公文庫 ひ 28-3)

感想・レビュー
20

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
夜梨@灯れ松明の火
新着
友人から数年前にもらいっぱなし。やっと読みました。
0255文字
totuboy
新着
愛にも色んな形がある。男女の愛、家族愛、兄弟愛、生き物への愛。愛を様々な視点から分析し、その瞬間を短歌に読む。様々な人の愛の形が垣間見えて面白い。連載中に東日本大震災があったこともあり、命を捉え直すという視点も入ってきたことが良かった。震災で放置された遺体を気持ち悪いと思ってしまった孫の歌。強烈な印象が残りました。
0255文字
本命@ふまにたす
新着
愛や命に関する歌を取り上げ、それぞれについて簡潔に紹介する。短歌の紹介はあっさりしているものの、そのぶん多くの短歌が紹介されているので、様々な歌や歌人と出会うきっかけにもなりそうな一冊。
0255文字
冬見
新着
再読。
0255文字
小鳥
新着
びっくりするほど普通のこと 言うけど、短歌の奥深さに目眩がしそうな本だった。31音を雲よりも軽くすることも地球より重くすることもできる。それでいて、西加奈子さんとの巻末対談のタイトルにもなっているように、「短歌は「わからなさ」を許してくれる」のだ。何なんだ、この世界。ほんとうにすごい。気になる歌人の方も見つけることができた。 女性ばかりになってしまったのは、愛や命といった題材のせいかもしれない。人間としての愛や命に対するスタンスみたいなものが近いからなのかな。
0255文字
み
新着
詠む歌も素晴らしいし解説も刺さりまくる。 「あたらしい朝があなたにくるたびに世界を愛せる空気をあげたい」 「会わなくても元気だったらいいけどな 水たまり雨粒でいそがしい」
0255文字
ひじき
新着
「愛」「命」にかかわる短歌をとりあげていくエッセイ。現代短歌中心だけど近代以前のものも、アマチュアの人のうたもあって幅が広い。同じようなことがらをうたっていても見えてくるものはそれぞれに違っているの、当たり前なんだけど、やはり並べてみると面白い。拾われているのは恋や家族、生老病死、ペットのことなど、あまりにも身近なものだから、それな!と思うもの、そうか?と思うもの、自分の心とも見比べてしまうな。文庫版は西加奈子さんとの対談(東西で揃えたのかしら)が追加されたそう。最後に取り上げられた歌の一覧もあって便利。
0255文字
双海(ふたみ)
新着
ネタバレ短歌という短くも豊饒な器を私も愛する。「君の指がきれいにみえたあの頃は笑っていれば日が暮れたのに」(北側草子)・「思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花」(俵万智)・「雨の日の雨の色など書きよこす短き手紙にこころ揺れをり」(大塚陽子)・「寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら」(俵万智)・「かなかなの声の止みたる一瞬に愛を語りて二度とは告げず」(佐藤りえ)・「一度にわれを咲かせるようにくちづけるベンチに厚き本を落として」(梅内美華子)
双海(ふたみ)

ありがとうございます。そうですよね、悲歌は私たちのこころを揺さぶります。momoさんも一首いかがでしょうか、なんて(笑)

08/10 15:45
momo

本当に、心を揺さぶりますね。短歌にはいろんな約束事があるのでしょうけど…自由につぶやいてみようかな?笑

08/10 15:56
3件のコメントを全て見る
0255文字
あゆみ
新着
歌それぞれのおもしろさ、奥深さを、実直に静かに語ってくれるような感覚で、読みやすく、染み入ってきます。私は頭が良くないので、私の思う短歌の難しさを感じる歌もたくさんあるけど、でも東さんの言葉が私を置いてけぼりにしないでいてくれる気がします(笑) 短歌の本はなんだか心が凪ぐなぁ。何でだろう。
0255文字
ポテチ
新着
めちゃくちゃよかった!河野裕子さんの歌がやはり感情の重量がすごい。大滝和子さんの歌が古風ですき。でも一番心に残ったすきな歌は爽やかなやつでした。「あの夏の数かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ」「海で洗ったひまわりを贈る 未発見ビタミン的な笑顔のひとに」
あゆみ

今穂村さんの「短歌という爆弾」という本を読んでいるのですが、その中で「海で洗った〜」の歌がまさに出てきてました!この本も読みたいです!

06/08 00:00
ポテチ

おー!あゆみさん、偶然の一致ですね!!私も「短歌という爆弾」読みたい。『ビタミン』と『ひまわり』ってワードが好き!この本もよいのでぜひ。

06/08 08:16
0255文字
さな
新着
愛と命を詠んだ古今の短歌を紹介したエッセイ。愛には縁がないので歌もピンとこないものもあったけれど、命を詠んだ歌はぐっとくるものが多かった。河野裕子さんはすごいということを覚えた。
0255文字
ハルト
新着
読了:◎ 「愛の歌」「命の歌」と分かれ、その中でもさらにお題があっての三〇〇首の名歌集。巻末には、小説家の西加奈子さんとの対談もあり。短歌は、身近なことを歌われているものが多くて、じんわりと心に沁みたり、ほんわかぬくくとしたり、しんなりかくりとしたりと、その時々の時間の一瞬がすくいあげられていました。
0255文字
はこちゃん
新着
単行本『鼓動のうた 愛と命の名歌集』にて読了。https://bookmeter.com/reviews/86929677 文庫化したこちらを購入予定。文庫化ならではの特典もありそうなので楽しみです。
0255文字
MN
新着
「亡き人のショールをかけて街行くにかなしみはふと背にやはらかし」
0255文字
ちぇけら
新着
心奥の塵が金木犀になる愛してやまない人のいる午後。短歌は愛だ。そして短歌をつくり、短歌を愛する東さんのことばもまた愛だ。短歌について書かれた本は、愛にあふれている。愛とは。命とは。人生を見つめて放たれた三十一音の矢は、誰のこころにも響く抽象的な奥行きがある。井辻朱美の「椰子の葉と象の耳ほどこの星の風が愛したかたちはなかった」、大滝和子の「たれもみな初恋のひと秘めている雑踏という森へ入りゆく」、三枝浩樹の「砂浜は海よりはやく昏れゆけり 伝えんとして口ごもる愛」が、掲載歌のなかでも特にすき。ほんとうにすき。
ちぇけら

笑える短歌!いつかよめるのを勝手に楽しみにしてます!🙌

12/27 17:39
0255文字
ピロ麻呂
新着
歌人東直子が現代短歌の秀作をテーマ別に紹介。春夏秋冬、出会いと別れ、生と死など、共感する歌が数多く取り上げられています。お気に入りは「君の指がきれいに見えたあの頃は 笑っていれば日が暮れたのに」「傘さして傘をまわして若かりし 母のうしろを長靴はいて」
0255文字
清水
新着
ひとつひとつの短歌に愛という言葉に込められた感情があふれていて、密度の濃い一冊。この本を読んだ後に、誰か・何かを愛する気持ちを伝える時、自分ならばどう言い表すだろうと考えたくなった。
0255文字
佐島楓
新着
表題どおり愛をテーマにした短歌から、震災を詠んだものまで幅広く紹介されており、気に入りの歌を見つけることができる。愛の歌はとても情緒豊かで、こちらまで染められて揺さぶられる。一首一首に込められた世界を思う存分感じられ、短歌の魅力を享受できるよろこびに酔う。
0255文字
冬見
新着
「あの夏の数かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ」「すきなひとがいつでも怖い どの角を曲がってもチキンライスのにおい」「あたらしい朝があなたにくるたびに世界を愛せる空気をあげたい」「冬の夜の星君なりき一つをば云ふにはあらずことごとく皆」「全存在として抱かれるあかときのわれを天上の花と思わむ」好きな歌を並べたらきりがない。恋と命の歌。東さんと西さんの対談も良かった。西東って並んでいるのがちょっとおもしろい。西さんが鎌文で出会った歌は、もしかしてあの歌だろうか。
冬見

「被災地ですれ違いし老女大声で皆居ねぐなっだおらあ負けねど」 命のうたの連載が始まってすぐ、東日本大震災が起きたそうだ。当時わたしは高校生。直接の被災者ではなかったが、今でもあの日の記憶は生々しく残っている。 自分より傷付いて、自分より大変な思いをしている人がいる。時折、思い出して、泣いているわたしは、安全地帯から傷付いたふりをしているようで、とても後ろめたく、そんな自分が嫌でたまらなかった。

12/21 14:21
冬見

思い出さないくらい、日々、目の前の現実に直面している人たちがいるのに、思い出すだけのわたしがあの日に対して言葉を持つことは罪だとさえ思っていた。今でもそう。わたしが泣くなんておかしいでしょう、と唇を噛み締めて、傷付いたと言えずにいる。この本を読みながらそんなことを、考えていた。

12/21 14:21
0255文字
ユチコ
新着
毎日新聞の短歌評のコラムがまとめられているもので、300首が紹介されている。最後に掲載作の一覧が載っているのが便利で、最初から普通に読んでも、また、掲載作一覧を見て気になった歌の載ってるコラムを読んでも楽しめる作りになっている。個人的に好きな河野裕子と中城ふみ子のコラムがあって嬉しかった。最後に西加奈子との対談があり、短歌の楽しみ方などのほかに、現代の短歌ワールド(?)の問題点にもすこし触れられていて、興味深かったです。
0255文字
全20件中 1-20 件を表示
愛のうた (中公文庫 ひ 28-3)評価100感想・レビュー20