形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:青土社
監察医務局の意見・業務になかなか理解を示さない行政、作用が不明確な新しい化学物質に飛びつく目先の利益優先の企業、貧困や知識不足から犠牲になる市民、酷い作用を知りながら毒物を使用する加害者、それぞれの姿を物語風に読める一冊でした。法医学・公衆衛生・医薬品や健康食品の扱いの適当さに驚いたのと、行政組織の腰の重さに何やら既視感を覚える、火葬の風習がないために解明が進んだ件が多いようだ、というのが個人的な感想です。
この本は、ジョー・ディマジオの56試合連続安打記録を描いたマイケル・シーデルの「ディマジオの奇跡」を思い出させる。この手の本の書き方、日本ではあまり見掛けないけど、米国での手法なのかなぁ。
これ渋くていいですよね。たしかに第二章タイムリーかも。
ラジウム温泉は、たしかに気になります・・・。
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