短編集。読み始めは楽しいが辛い。作家の歪んだ世界を感じる。表題にもなっている「フライデーブラック」はブラックフライデーセールに働く店員の話で読んでいて楽しかった。全体的に【差別】と【暴力】の物語で辛く苦しい歪んだ世界を感じた。私達は法に守られている。守られなかったら何が守ってくれるのか、正義はいないのか、暴力で戦うしかないのか、どんどん闇の世界に閉じ込められていく歪んだ心に読んでいて辛く苦しかった。簡単に人を殺すことのない世界でありたい。みんなディズニーランドで【Its small world】を歌おう。