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アパレル興亡

感想・レビュー
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ねむ
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まさに「物語 戦後日本のアパレル業界史」という感じ。オリエントレディという会社は架空のものだが、おそらくどこかの会社をモデルにしていて、取り巻く要素も何かしらの事実を参考にしながら描いていると思われる。業界のお作法や専門用語、時代背景などのファクト要素はふんだんに取り入れ、その描写は事細かい。一方で登場人物やその心理描写、ことの顛末はさほど面白くない。内容はほとんど出来事の羅列ばかりで退屈してしまった。
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サプリママ
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ネタバレ⭐️⭐️⭐️⭐️♥2020年2月初版。敗戦後1949年から2015年ぐらいまでの日本のアパレル業界の興亡をオリエント・レディー社の田谷毅一のお話。モデルは東京スタイル❓️田谷は極貧の出で、上京後初代社長の池田定六に拾われオリエント・レディー社に入社。既製服業界はつぶし屋とつるしと蔑まれたが、戦後復興で日本が豊かになるにつれて百貨店に進出し株式上場、社長に就任する。いわゆる辣腕でワンマン社長で、DCブランド、ユニクロ、アオヤマなど新しいアパレル、中国の台頭、村上ファンドとの攻防など。日本は間違ったかな❓️
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巻き寿司
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小説というより、戦前~令和までのファッション業界変革の概要を読んでいるようだった。
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Nobuko
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日本のアパレル業界の変遷を描いた作品。確かに子供の頃は百貨店で洋服を買ってもらってた気がする。出てくるブランド名もバーバリーやラルフローレンなどはもちろん知っているが、BIGIとかニコルとかも聞いたことあったよなと思いながら読過。ユニクロの色とりどりのフリースがお店の壁一面に整然と畳んで陳列されている様子に驚いたのも一昔前。途中から企業買収の話がメインになってきたがもっとアパレル業界特有の百貨店での場所取り争いとか、製品を作るまでの過程を読みたかった。最後までいい物を作り続けた古川毛織工業の話が良かった。
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SEAN MIZU
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アパレル業界の光と闇に焦点を当てている 傑作。 戦後の昭和時代の流通の一角をアパレルが担っていたのはユニクロのようなSPAに慣れ親しんだ世代には目から鱗が落ちるはず。 百貨店スキームが カテゴリキラーに侵食されている今現在は、立場を盾に胡座をかいてた方々にとっては因果応報か。 昭和のデパートに郷愁の念を持つ私個人としては、あの頃のパワーは嫌いじゃないし、SPA DTC ファストファッションも、サステナビリティの波にどのように立ち向かっていくのか、今後の業界の展望を織り込んだ上で自己変革するべき
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Takeru
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日本のあるアパレル企業の栄枯盛衰を描いた長編経済小説。経済小説らしく?登場人物の人柄は一長一短で完璧な人物はいないが、逆に言うと完全な悪人もいない。主人公の田谷社長は我が強く負けず嫌いな性格が目立つが、アパレル経営の腕は確かで業界からは一目置かれており、登場人物誰をとっても人間臭さがあった。 ユニクロを例に出して、時代の変化とともに経営手法を柔軟に見直す必要性が説かれているようで、古川毛織工業のように堅実に自社の強みを生かすスタイルを維持する企業もおり、変化の激しいアパレル業界の経営の難しさを感じる。
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くりたろう
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アパレル業界みんなこんな感じ
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ざび
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全く知らないアパレル業界の昭和からの物語で、興味深く読めました。
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カラヤ3
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終戦直後から現代にいたるアパレル業界の栄枯盛衰を一企業を軸に描いている。百貨店の衰退の理由がわかった気がする。歴史ものとして読むのと興味深いが、物語として読むと面白さが今一だったと思う。
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パープル
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独裁者的リーダー田谷が率いるオリエント・レディというアパレルメーカーを中心に、戦時から現代までのアパレル業界の変遷を描いた物語。特にバブル崩壊と同時に台頭したUNIQLOや洋服の青山などのカテゴリーキラーの出現が百貨店や既存のアパレルメーカーにとって大きな痛手となり、アパレル産業の勢力図が変容したことは大変勉強になった。
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Mr.クロカン
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戦後のアパレルの動きが生き生きと描かれる。 東京スタイルをモデルとしたオリエント・レディ。経営者の一挙手一投足で会社の業績が向上し、亡びる。 貧しい家庭で生まれ育った田谷の性格の描き方が悲しい。
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kitakita
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実在のアパレル企業の沿革をなぞりながら、戦後~直近の業界動向を俯瞰することができる。この著書によりアパレル業界の栄枯盛衰のみならず、失われた30年の日本を振り返ることができる。先が見えずただ彷徨うばかりだが、当のアパレル業界ではこの30年間でとんでもない成長をとげたファーストリテイリングという企業もある。日本全体も成長するきっかけはあるに違いない、はず。
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nanagou
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読み応えたっぷりで面白かった(^o^) モーレツサラリーマン達に見習えるところを見つけたい。
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どら
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ネタバレ積読消化。ノンフィクションではなく、いわゆる実録小説とでも言うか、周囲は実在の人物、主人公及び周囲は実在の人をモデルにした創作という体の小説。周囲はよくまとまっているが、ルポと呼ぶには遠く週刊ダイヤモンドか東洋経済読めば良いんじゃない(今ならネットに転がっている)レベル。問題の創作の部分はキャラクターが全然深掘りされていないので、読んでいて苦しすぎる。そういう意味で往年の山崎豊子や楡周平のリーダビリティは改めて見事だと思う。
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ふじたん
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私の好きな黒木亮さんの作品であることに加え、妻が元イトキン社員、母が元レナウン社員ということもあって手に取った一冊。終戦から朝鮮特需を経てアパレル産業が発展し、既製服化、ブランドビジネスの流入、更にはファストファッションに市場を席巻されるまで、まさに日本の「アパレル興亡」が描かれている。現在私は50歳だが、自分があの頃何やってたかを思い出しながら読んだ。そういえば、百貨店でなく専らユニクロで服を買うようになって久しいなー、と思う。それと、誰か、本書とモデル企業・人物との対照表作って下さい。
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ジョルジョ
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アパレル業界の歴史がわかる本で、面白かった。ただ、やはり黒木氏は、金融、商社などの話のほうが奥が深い気がする。
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石野 真
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ネタバレ戦後間もない時代からのアパレル業界の歴史を実在の人物を絡めながら描いていて業界史という観点では読みごたえがあった。ただ、登場人物に人間的に思い入れができなくて、読み物としては物足りない。オリエントレディの創業者の池田をもっと深く描いていたら違った印象になるのではと思う。
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りりぃママ
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ネタバレドキュメントですね。 小説と思うと、ちょっと
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鉄路のほとり
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黒木さんには珍しく金融以外の話(東京スタイルをモデルにしたアパレル企業の一代記)であるが、個人的には金融小説のほうが好き。しかしアパレル産業の分業体制についてなど、概説書よりもよほど勉強になる。例えば"MD "がどういう役割なのか、など具体的なイメージを持つことができた。
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きよりん
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私は30年くらい前にデパートに就職したので、図書館でこの本を見たとき迷わず借りちゃいました。わかるところあり。そして、ちらっとうちの会社もでてきました。読み応えはありましたね~。東京スタイルさんの販売員さんとけっこう楽しくお話ししていたので、あのお姉さんがた元気かな~って、懐かしく思いました。
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しげ
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アルバイト代で高価だった洋服を購入した学生時代やバブル時代にDCブランドに身を包んだ頃を思い出しながら読み進めました。所謂街の洋服屋さんや家電屋さんも姿を消し、私の暮らす地方の町もシャッター商店街が増えました。本編でも元気だった頃の大手アパレル、東京スタイルと思しきオリエンタル・レディやオンワード、レナウンが登場します。世の変化に対応出来ないモノが淘汰されて行くのは民主主義の必定と感じますが、買い物難民にだけはなりたく無いなぁ
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katherine
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ネタバレアパレル企業「オリエント▪レディ」の栄枯盛衰。世の中の流れに敏感で洗練されたイメージの業界がまさかのスパルタ体育会体質だとは意外。かつては百貨店を通して確かな信用と品質を提供し、たくさんの利益を上げていたレナウン、ワールド、オンワード樫山などが実名で登場し、どこまでがフィクションなのかわからなくなる。バブル崩壊後のアパレル業界は変わったと改めて実感。レナウンはなくなり、オンワードはファミリーセールで廉売。いいものは残ってほしいです。
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fjord
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山梨から上京して、アパレル業界を席巻したはいいも時代の波に乗れなくなっていく寓話的な「興亡」なのだが、一方で昔はこういう強引さがあったからこそ経済が牽引されたのかなという気もした。既製服がとても大事であったころからファストファッションへの時代が変遷し、現代にいたっているがファストファッションを超える時代はまた来るのかな。
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紫陽花
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読み友さんおすすめの本。普段から着ている服。ファッションに疎い私は深く考えたことがありませんでした。オンワードの五大陸のコート、持ってました。良かったです。ユニクロはまだそれほどメジャーではないときから利用していて、妻に「何、その服?ノラクロ?」と言われたこともありました。洋服の青山が近くにできた時は「これで安く買える」と嬉しかったです。当時、近くには大丸しかなくてスーツが高かった…。昔を懐かしみなが読むことができました。
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まつうら
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アパレル業界と聞くと華やかで自由なイメージだが、東京スタイルと思しきオリエンタル・レディは、丁稚文化というか軍隊的な雰囲気の会社。創業社長の池田は激しい性格で、社員を殴るのは日常茶飯事。後継の田谷も、恰幅がよくて喧嘩慣れてしており、まるで堅気っぽくない。社員株主を与党総会屋に仕立てて株主総会に臨んだというエピソードは、ヤクザの総領そのもの! こんな会社なので、コーポレートガバナンスの時代に村上世彰が絡んでくるのは、もはや必然。でも業界がこんな時代を経たからこそ、いまのユニクロやZOZOがある。諸行無常。。
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鵞鳥
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パラレルファンタジーにツッコミを入れるのは野暮だが、拓銀はその時期じゃない。
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ハザマー
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実名の物言うファンドや企業名が絡んでいて、リアリティーあるアパレル産業の栄枯盛衰。 あの当時はワンマン経営、私物化も多かったのであろう。 ユニクロの企業スタートなども面白い。
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あっくん
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ネタバレ戦後から現在までの日本におけるアパレル業界の歴史を描きつつ、主人公である田谷が婦人服飾メーカー、オリエント・レディで社長にまで成り上がる様を描く。紡績業や百貨店業の隆盛に合わせたビジネスモデルで成長したオリエントですが、株主軽視の経営手法から村上ファンドの標的となり、またユニクロなどのファストファッションやZOZOTOWNといったECの攻勢を受けて苦境に陥る。その中で田谷は倒れて亡くなり、その後まもなくオリエント社も吸収合併されて消滅。時代の変遷と共に戦い方が変わる中、変化できなかった者が滅ぶのは必定。
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つー
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1930年から2015年までのアパレル業界の栄枯盛衰を描いた経済小説で、名門婦人服メーカー・東京スタイル2代目社長の高野義雄がモデル。実名で登場する村上世彰をはじめ約60人を取材、ミャンマーやブルガリアにも取材に出向き、他作品同様リアリティにこだわっている。会社の上場あたりから次第に馴染みのある人物が登場し、筆者の真骨頂であるビジネスのダイナミックさや生々しい駆け引きの描写も相まって、尻上がりに面白くなった。殆ど本筋から無関係な遠藤周作の講演の逸話など、エピソードてんこもりなのが楽しい。
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Yuichi  Fukumoto
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このような作品は嫌いではないです。★★☆
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ドッケン
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出てくる人物、企業が実在するものばかりでしたので、近世の史実をなぞってて一気に読めました。日本のアパレルの盛衰が一冊で理解できます。
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Pamina
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nyangle
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戦後日本のアパレル業界の変遷を描いた壮大な物語。実在の人物や企業やブランドが数多く登場するので、どこが事実でどこがフィクションなのか、業界に詳しくない僕にはよくわからない。総じて、面白く読める歴史書を読んでいるような感触。だけど同時に、ドラマチックな栄枯盛衰の物語を読んでいるような感触も。アパレル業界に興味はないのだけど、とても面白く読みました。
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KAZOO
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黒木さんとしては珍しい業界を描いています。それと出版社も岩波書店ということで二重に驚きました。メインとなる会社やその主人公たちは仮名にしていますがそれ以外は実在の人物が登場します(バーバリーやダーバンなど)。モデルは東京スタイルということで、名前だけは知っていましたが実際はどのような商品を売っているのかは知りませんでした。 二代目社長はある意味業績を伸ばしますが、今でいうコンプライアンスなどは全然、という感じですね。楽しめました。黒木さんのいつもの付録で業界用語が最後についています。
あすなろ

そうなんです。この作品、面白くていいのですが、岩波⁈と驚きますよね。

04/05 08:27
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toshilife1
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東京スタイルとその中興の祖である人物をモデルにアパレル業界を描く。実名の企業、人物も多く登場する。
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nobu23
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戦前から現在に至るアパレル業界の興亡を東京スタイルという、実在の会社をモデルに描いたフィクション。 フィクションながら三陽商会、ユニクロ、村上ファンドなど実在の会社やブランドがたくさん出てきてリアルで面白かった。 どこまでが本当の話なのかが気になる。
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Coders
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商売は我によかれ、あなたによかれ。我はあなたよりちとよかれ。創業者の含蓄のある言葉。文庫化するなら最近のTSIの迷走っぷりも書いて欲しい。
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よし
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昭和、平成のアパレル業界の生々しい内幕や猛烈な商売のやり方がとても面白かった。ファッションはやはり時代のトップランナーだと改めて思った。そかし、東京スタイルがモデルとは。商品からするともっと自由な会社だと思っていた。社長の決断や舵取りはやはり本当に大事なものだ。
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NA M
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ネタバレ百貨店の裏側の話は面白い
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なごみ*こはる
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☆☆☆ ファッション業界の歴史が描かれている本作。初めて知って驚いたのは、アパレル業界が男性社会だということ。デザイナーこそ女性が多かったりするのでしょうが、販売員さんなど、直接関わるのが女性ばかりなので、てっきり女の園なのだと思い込んでいました。他にも、そういえばあったアパレルメーカー、知らなかったアパレル用語、今となっては懐かしいマネーゲームなど、興味深く最後まで読むことが出来ました。バーゲンの季節も来たし、洋服買いに行きたくなりました。
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