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エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)

感想・レビュー
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かずー
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どこのおうちも大変だなあ。親子喧嘩とか、離婚とか…
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アマギ
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Twitter(現X)で陛下のなりきりしてるらしい(私は見たことない)君塚氏の本。女王陛下が亡くなられたのは2022年。つい先日のように葬儀の様子が思い出される。齢25にして女王となった彼女は本当にその一生を国に献身していたと思います。コモンウェルスについてはヘタリアで読み知った+αしか知らなかったし、女王の一生を通じて本当に様々な出来事を学べて良かった。毎日つけていたであろう日記、読んでみたい。在位70年近く。途方もない。
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takao
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ふむ
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たろーたん
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1985年の英国調査で、「自分はキリスト教徒である」は63%だったのに対し、「無宗教」と答えたのは34%だった。しかし、2010年になると、「キリスト教徒」と答えたのは42%に対して、「無宗教」と答えたのは51%と逆転している。このような中で、イングランド国教会の首長としてクリスマスや復活祭、在位記念式典や戦没者追悼式などを取り仕切らなくてはならない女王も王室も、果たして「国民統合の象徴」と言える存在なのだろうか。ただ、そんなことを言い出したら、日本の神道・天皇なんて3%(NHK2009)っすよ。(続)
たろーたん

エピソードとして面白かったのはダイアナ妃のところ。スペンサ伯爵家という名門貴族の出身のダイアナだが、両親が6歳の時に離婚し、継母ともうまくいかず、上流階級としての教育を受けられずに中学過程を修了してしまった。そこが彼女の社民派としての魅力でもあるが、エリートの間では嫌われていた。ただ、子育てが一段落すると、対人地雷禁止運動やエイズ患者への支援など慈善活動に精を出し、これが逆に何もしてくれない税金泥棒の王族という誤解を生んでしまった。

01/19 22:39
たろーたん

しかし、王室の歳費は、王室が有する莫大な収入を全て政府に預け、その中の一部を王室に充てている。そのため、王室費はある意味、全て彼らのお金からだ。加えて、慈善活動も行っていた。しかし、慎ましく行っていたため、慈善パーティーや競売などに率先して出席し、アピールしていたダイアナ妃と比べるとやってないように見えたのである。ただ、このことから見習い、今では英国王室もSNSなどで積極的にアピールしているようだ。またカトリック教徒との結婚や、男女差別から絶対的長子相続制を導入して改革している。

01/19 22:39
0255文字
浅香山三郎
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『イギリス1960年代』に続き、イギリス現代史の本。女王が崩御される前に購入していたかどうかは不明だが、読み始めたのは崩御された後である。君塚先生の文章の巧さもあつて、女王の評伝としてきわめて充実した内容。女王がイギリス以外の国の元首でもあることは知つてゐたが、コモンウェルスへの思ひ入れがたいへんに強かつたことを多くの証言から引き出してゐる。これは知らなかつた。立憲君主制のなかでの君主の外交の意義などにも触れてをり、日本の皇室の役割を考へる意味でも参考とすべきところが多いと思ふ。
0255文字
どうしよう
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長い長い在位期間をたどりつつイギリスという国がどう変遷していくかを示していてとても理解しやすく読んで良かった!という読後感。特にダイアナ妃が亡くなったあたりは自分は記憶がまだ曖昧だったので、王族と民衆の動きが分かりやすく書かれていて良かった。スコットランド独立の動きに至る経緯もしかり。
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テイネハイランド
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図書館本。2022年に亡くなったエリザベス二世の評伝ともいえる一冊(初版は2020年)です。女王の日々の(行動/言動)を通じてそのたぐいまれな(外交力/政治力)をどのように示したか(あるいは「君臨すれども統治せず」という原則を守るためにどのようにその政治力を抑制したか)読者によく伝わる内容になっていて読みごたえがありました。チャールズ現国王がセーラと再婚できた理由についても著者の見解が述べられていたのも個人的には興味をひきました。この本が面白かったので著者の別の本も機会があれば読んでみたいと思います。
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中島直人
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(図書館)本当に凄い方。まさに大英帝国の象徴。比べられてしまうチャールズ3世国王が気の毒に思えてくるほど。
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サタイン
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ヴィクトリア女王を読んだので最近亡くなられたエリザベス女王についても。若くからずっと降臨していた上に独自情報網まで持っているイギリスだけでなくコモンウェルスそのものにとっての最強の外交官。いなくなったが故に困る人達が出てくるのがよく分かります。
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bvbo
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やっと読めたエリザベス女王の半生。25歳で激務に就いて生涯を全うされて凄いの一言。次代の王はどうかな…。
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かっこう
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エリザベス女王を中心としたイギリスの歴史を浅く知ることができ、楽しかった。ついこの間まで存命の女王なのに、最早歴史研究書のよう。サッチャー首相からダイアナ妃のあたりが特に面白かった。著者は女王の信奉者とみられ、随所にその心酔ぶりがうかがわれた。
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犬養三千代
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最強の外交官であり君主だ。地球を何周したのだろう。大英帝国の残滓なのか、カナダ、インドアフリカにも。各国の元首や首相、大統領とも対等に渡り合うさまはスカットするが、腹に納めてきたことも多いだろうな。ダイアナの悲劇から学び、報道はスピーディだ。
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いづむ
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在位70年にわたり英国の君主として君臨し文字通り歴史の生き証人であったエリザベス2世。女王陛下の人生をたどることは世界が激変した20世紀の歴史をたどることと同義であるとつくづく思います。自身の言葉どおり英国とコモンウェルス国家のために人生を捧げ、時代の変化に合わせて王室を変革して世界中で広く支持され尊敬されてきた存在の大きさに改めて敬意を感じました。君主の存在意義への理解も深まります。
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涼
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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-a55482.html 女王の歴史をたどりますが、同時に近代のイギリス史だとも言えます。
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honyomuhito
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晩年のご様子があまりに見事で、以前読んだ本が面白かった著者のこの本を読むことにした。父親のジョージ6世の急逝に伴い25歳の若さで英国女王になったエリザベス2世。晩年の姿が見事だったのも当たり前である。かの人は長い長い間女王であらせられたのだ。任命した首相はチャーチルから先日退任をしたトラスまで。第一次、第二次世界大戦を経て数々の危機を乗り越えて英国歴代最長の70年在位。賛否や善悪を含め、多くの艱難辛苦がおありだったと思うのだがそれを感じさせず、時にキュートさすら感じる雰囲気に逆に凄みを感じるのであった。
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えがお
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ツイ友さんオススメ本。日本で天皇制に馴染んでいる身とすると、単なる「お飾り」に留まらず、君主として時に外交の場を円滑にしていく聡明な姿に驚いた。英国にとどまらず16もの国の元首にして54ものコモンウォルズの首長という重責は、この聡明さによって支えて来たのだと理解した。たまたま賢く人間性の高い人だから良かったけど、そうとは限らないから君主制って厄介ですね
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Kuliyama
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友人に勧められて手にしました。帯の「女王陛下の波瀾万丈 ”お飾り”ではない激動の半生」ということがよく分かり、わくわくしながら拝読しました。女王陛下の次はどうかなとちょっと気になりました。
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P太郎 ̄(=∵=) ̄
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女王の国葬と日本の国葬を見て、どちらもよくわからない事があり読みました。「君臨すれども統治せず」と言っていましたが、女王は首相と政治について話し合い、英国のコモンウェルス(旧領土56ヵ国)の外交のため世界を飛び回っておられました。父親が亡くなった瞬間から。それだけでも辛く重いのに、国民のために人生を捧げた姿に感謝していた国民の祈りが、あの国葬だったのだと思いました。
だーぼう

現地にいたわけではないから、反対の声もあったのかもしれないけど、それでも日本みたいなことにはなってなさそうなのは、悲しいお別れですけど、少し感動してしまいました。

11/03 13:50
P太郎 ̄(=∵=) ̄

女王の国葬をTVで見ましたが、国が一つになって静かに祈りを捧げている姿は品がありました。日本の場合、王族と政治家は違うので色んな声があるのは仕方ありません。でも「国葬を」と言ってもらえて、沈んだ気持ちが軽くなりました。敬意や感謝を経済で切り捨てない国で良かったと思います。

11/03 15:35
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ももいろ☆モンゴリラン
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イギリスってこんなに領土があってコモンウェルスがあって、爵位があって王室の果たす義務や存続のために奔走していて、歴史と伝統を守ってるだけかと思ったらラジオ・テレビ・インターネットに柔軟に対応し離婚再婚スキャンダルに事欠かないし、イギリスって、イギリスって…実は面白い? 対比されるのは日本の皇室だが、硬直化してるようにも思えるよねだってあちらは“女王“だもの! 開かれた王室になったのはエリザベス2世のおかげですね。旅をともにしたブリタニア号の引退に涙したというのが印象的。
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ごん
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エリザベス女王逝去のニュースを聞いて読んでしまいました。エリザベス女王を一言で言えばイギリスという特殊な環境が生んだもう二度と現れない政治の傑物ということなのでしょうが、本人の素質もあると思いますが国家に対する深い献身に頭が下がります。長命からくる知識と政治経験は誰にも対抗できないのではないでしょうか。ただ誰もがエリザベス女王のようになれるわけではないので、(むしろ普通は無理。)今後のイギリス王室は巨大な喪失を埋めるのが大変なのではないでしょうか。 読んでとてもいい本でした。
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かみかみ
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エリザベス女王崩御の訃報に接して読んだ、女王が存命中に上梓された評伝。政治的権力を持たない立憲君主であっても、その人柄や働きぶりで国内外にプレゼンスを示すことはできるということを痛感する。その一例が英国の旧植民地を再編したコモンウェルスという国家群であり、女王個人の力量でその紐帯が保たれてきた面が大きいように思った。そんな謹厳実直な女王も、ダイアナ妃の死に際して国民の前に姿を現したりコメントを残したりしなかったことで批判に晒されたことなど、一人の人間としての女王の姿も浮き彫りになっていた。
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ユウユウ
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まさに時代の体現者。先日崩御されたエリザベス2世。女王の2020年までの足跡がとてもわかりやすく一冊にまとまっている。エリザベス女王の覚悟に改めて触れ、感じ入った。是非新版としてプラチナジュビリー、そして崩御されるまでのことも含めた改訂版を読みたい。
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66 (Audible オーディブル毎日聴いてます)
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亡くなってから知識を仕入れたくなるってなんなんだろう。。それはともかく、この本は面白かった。映画「英国王のスピーチ」と何年か前に行った「KING&QUEEN展」の知識くらいしかない私でも、とても楽しめた。英王室って日本の天皇のような「象徴」と思っていたけど、全然違う。それから「コモンウェルス」諸国というのも知らなかった。長く在位するってすごいことだな。そして、女王としての仕事も、妻、母としての家族のことも、本当に大変な人生だったなあと思い、読みながら何度も「大変だなあ」と呟いた。図書館本
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on_the_road1980
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エリザベス女王陛下の崩御に際して本を手に取った。Twitterで女王陛下のアカウントで呟かれておられる君塚先生の本。中々手元に届かず待ち遠しい日が続いたが、満を持して開いたページに並ぶ文章の煌びやかなこと。表現の美しさと情報量の多さからくる筆力の強さに引き込まれた。エリザベス女王陛下に舞い込む困難を着実に超えていく姿が胸を打った。日本とは違う歴史の深さと、世界から見る日本の皇室の姿が興味深かった。残り2年分が追加された増強版が発刊されるなら是非そちらも手にしたい。大満足の一冊だった。
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氷菓子
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訃報を聞き、きちんとその生涯を知るため手に取った。「君臨すれども統治せず」の文言から象徴としての君主と思っていたけどとんでもない。女王は週一で首相と面談していたが、それは形式的なものではない。何十年という長期に渡って世界中のトップの政治家や王族と渡り合ってきた女王は、数年ごとに交代する首相では持ち得ない知識と経験がある生き字引だったのである。イギリス王室は税金で維持されている訳ではなく、自身の所領からあがる収益で運営されているということで、英国民は血税を払わずに最強の外交カードを持っていたことになる。
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時雨
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ネタバレ英国史上最長の在位期間を記録し、先月末に国葬が執り行われた女王その人の評伝。2020年2月初版。/月並みな表現だが、その生涯を振り返ることは、英国の現代史をそのままなぞることに等しいのだと読み終えて実感する。二度の大戦が多くの王家を葬り去り、英国自体も内憂外患を抱え覇権国から滑落していく中で、女王は政権と時に協調し時に暗闘しながら歩んできた。米国や旧敵国との関係修復、地域機構の加盟・離脱に向けた欧州各国との調整、旧植民地諸国首脳との定例会議の主宰、アイルランドとの和解促進。彼女なくして今日の英国はない。
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月猫夕霧/いのうえそう
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twitterアカウント女王陛下さん(=君塚先生)は気になっていたので読みたい本には入れていたものの後回しにしていたら先に女王陛下(本物)がお亡くなりになるという……。そのエリザベス女王、元々は国王になるポジションで無かったのが、ある程度物事を判断できる10歳になって女王への道が引かれたというのがポイントのように思えます。あとイギリスは王権を長い時間をかけて制約していったので、所々に女王の政治力が登場する場面が有るのが面白いですね。イギリス連邦は英国の外なので女王の出る幕が多いとか、なるほどと思いました。
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かりえ
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エリザベス2世の治世に関わってきた各国の首相や側近の言葉からは、彼女が聡明でいかに国際社会で重要な役割を果たしていたかがわかる。形式的なコモンウェルスの紐帯なのではなく、コモンウェルスが「家族」であることを再認識したうえで、国家関係の緊張ですら解いてしまう。彼女の人柄の良さや君主としての尊厳がイギリスをも超えて保たれているのはそういった彼女の賢明さがあるからだと思う。普通の人には到底できない立ち回りであるし、今後ロイヤルの中でエリザベス2世を超える治世を作ることも難しい気がする。
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さいちゃん
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数々の歴史とともに歩んできたエリザベス二世の生き方とその人間性がよく理解できる本。叔父の王冠を賭けた恋により突如将来の王となる運命になった。二度の世界大戦を経て時代が変わり、自国の立ち位置も変わり、王室のあり方もかわり、もはやこの女王なくして今のイギリスはない、と思えるほど。25歳でイギリス、英連邦王国、コモンウェルスの首長として、自分の生涯を捧げて奉仕する決意は並々ならぬ覚悟だなと、自分ごときが想像したところで遥かに及ばないが、畏敬の念を感じずにはいられない。
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代理
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生涯がそのままイギリスの現代史になっている。元首という立場が圧倒的な孤独と激務によって成り立っているのがよくわかった。最後の最後まで国に尽くした方だと思いました。コモンウェルスへの想いも勉強になった。移り変わる政治指導者と定点としての王室。この両輪がイギリスの強さだと思う。
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kyoko
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娘に薦められて。著者は先日の国葬(本当の方)ではNHKの解説をしておられた。まさにイギリス現代史であるエリザベス女王の人生。わたしは特にEECからECへのあたりに興味を持った。そして今日のブレグジットに至る。政治家個人の判断の誤りが国の存亡に直結する恐ろしさ。その判断基準が国の利益ならまだしも、個人の私利私欲であることの悲劇よ。ああ、今日はとにかく腹立たしい一日だった(本の感想からどんどんずれてる)。話を元に戻すと、エリザベス女王の賢さには恐れ入るしかない。そして英国の奥深さに深く感じ入った。
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たてろーる
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エリザベス女王の人生を書いた本。第2次世界大戦が終わり、元敵国との関係改善や、植民地の独立などで揺らぐイギリスを支えた功績がでかすぎる。何回も危ない目にあっているのだが、自室に知らない男が侵入していて。世間話して時間稼ぎしたエピソードは衝撃だった。王室の危機の大半は男女関係で、ほんと周りはいい加減にしろと思った。
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Marm
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★★★☆ (3/4)
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ぱリ
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2022年9月8日エリザベス女王が逝去。亡くなる2日前にトラス新首相の謁見を受けたばかりだった。「私の全人生は、それが長いものになろうが短いものになろうが、われわれのすべてが属する大いなる帝国という家族への奉仕に捧げられることになるでしょう」という言葉通りの生涯を送った。本書で語られるエリザベス女王の生涯は、世界の歴史そのものであり、とりわけコモンウェルスに寄せる信念に心を打たれた。それは国葬における席順にも表れている。
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本木英朗
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1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど16カ国の元首でもある。W・チャーチルら十数人の首相が「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」と評される彼女は、決してお飾りではない――というこの作品。作者はあの『ヴィクトリア女王』と同じく、君塚直隆である。しかし本当に超凄かった!の一言である。まあ、そんな彼女もちょうど1週間前に亡くなったが……。またいずれ読み返すかな、ウフフ。
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Βουλγαροκτόνος
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「現代立憲君主」の役割とは何か。考えさせられる一冊だった▼天皇陛下のように政治には一切関わらず、専ら象徴としての役割を果たされる。1つのあり方だろう▼エリザベス女王にも、もちろんそういった役割がある。しかしそれだけではない▼「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」として、自らの深い見識と経験から、現職首相にも自身の考えを伝える(もちろん非公式に)。いち日本人として、目から鱗の立憲君主の在り方だった▼一方で、これはエリザベス女王だからこそできた役割でもあろう。女王亡き今、その属人性を打破できるか…。
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まーこ
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プラチナジュビリーの際に購入したまま未読になっていたものを、崩御されたと聞きようやく手に取りました。在位70年、チャーチル首相の任命も行ったと聞くと、その長さを実感します。70年の間にイギリスも世界も大きく変わりました。かつての植民地は次々と独立、世界でのイギリスの地位も徐々に低下、英国病などと言われ……女王陛下はそのような変化を直に感じていたことでしょう。政治的な発言はできないが、外交も担当しなければならず、とても難しい立場だったと思います。本著を読んで、大変な役目を担った方だな、とあらためて思いました
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不純文學交遊録
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エリザベス・アレキサンドラ・メアリ…今年在位70年を迎え、9月8日に96歳で生涯を閉じたエリザベス2世。グレートブリテン及び北アイルランド連合王国のみならず英連邦王国16ヶ国の君主でもある。女王は大英帝国の旧植民地で構成されるコモンウェルス諸国の融和に生涯力を注いだ。英国王は「君臨すれども統治せず」と言われるが、女王は週に一度は首相と政治課題を話し合い、歴代首相は女王のコモンウェルス外交に助けられてきた。ロシアのウクライナ侵攻で世界が混迷を深めるなかでの崩御、その喪失感はあまりにも大きい。
不純文學交遊録

英連邦王国は2021年にバルバドスが離脱し、現在は15ヶ国。

09/19 17:37
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中将(予備役)
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エリザベス2世崩御の悲しみの中再読。71頁に列挙された女王の務めの中で、エリザベス女王がどのような具体的役割を果たしてきたかを述べた評伝。女王陛下が人生をかけて義務に奉仕してきたことを改めて感じた。崩御を報せる報道も、ソフトな外交に触れていて、本書が書いたような内容が本国で広く受け入れていることを実感した。ブレア政権のストロー外相が「プロの領域」と感嘆したのに対し、エリザベス女王が「私が何年これをやっているかわかっているでしょう」と返した話(223頁)は読んでいて笑顔になった。
中将(予備役)

長い経験を持つ君主を喪った英国は悲しみと不安に包まれているだろうが、昭和帝崩御後の平成の御世が一時代の君主像を示せたように、新王チャールズ3世陛下の時代もよき時代となることを願ってやまない。

09/19 01:55
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エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)評価55感想・レビュー117