読書メーター KADOKAWA Group

時代へ、世界へ、理想へ 同時代クロニクル2019→2020

感想・レビュー
38

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KAZOO
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高村さんの時評集で2019年の初頭から2020年2月までにサンデー毎日に寄稿されたものです。当時の状況がよくわかります。高村さんのはいつも政権に批判的なものですがぶれない感じがいいと思っています。やはり日本というのは、このようなことなど一つをとってもいい国だという気はします。これはロシア、中国、北朝鮮などでは考えられないことです。あと2冊あるのでさらに読もうと思っています。
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Yasutaka Nishimoto
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最新のものの、一つ前の時事エッセイ。あんなことやこんなことがあったと思いながら読んだ。本来なら、サンデー毎日連載をリアルタイムに読むのが面白いと思うが、時系列で一気に振り返るのも、それはそれで楽しい。
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Ryunosuke Moriai
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2019年1月から2020年3月までサンデー毎日に連載された時評集。普通はリアルタイムで読むものなのでしょうが、2〜3年前を思い起こしながら読んでいました。とかく閉塞感の漂う世の中ですが、オリンピックやラグビーワールドカップ、新元号など、周りの雰囲気に安易に流されている我々を冷静に見つめていて、的確な指摘に背筋が伸びる思いです。オリンピック開催の経費は当初いくらの予定だったのが最終的にはいくらになったかなんて今ではもう、誰も覚えていないですよね。少しは彼女の真面目さを見習わなければ…。
Ryunosuke Moriai

(続き)図書館で借りて読みましたが、買うべき本だったのかも。『しかし、私たちが等閑にした諸問題のなかには、過ぎ去るどころか深く根を張って、国の基盤を侵食し続けているものがいくつかある』p.18『漫然と長寿に安住していられる時代は、たぶん終わったのだ』p.115

08/27 01:46
0255文字
ルーシィー
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時事問題を扱った本を読む。ボーっと生きてる自分。
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まりこ
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色んな問題があるのに、政治家も経営者もマスコミも誰も責任を取らないということ。政治不信になることしか起こっていない。長期政権の首相には腹立つことが多かった。色んな解決されない事が山積み。幸か不幸か私の生活は変わらないが、対岸の火事ではなく関心を持つことは大事だと。
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読書家さん#RIRmQv
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★★
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森
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自分自身に対する怒り、そして恥ずかしさを感じさせる一冊。政治や社会に対する無関心、自分を楽しませるために"選ばれた"情報に満足している日々。そこに対して鋭く批判の眼差しを向ける。 効率化を追求した結果、私たちは背負いきれない責任をいつの間にか背負い、そして目を背けている。技術革新で世界は小さくなった気がするが、1人が暮らす実世界の大きさは変わらない。膨張した欲望と世界をダウンサイズすることが、自分が取り組むべき課題だ。 今の日本の状況を知るために、読むべき一冊だ。
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プチ
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辛口の文に目が覚める‼️
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のせなーだ
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腐敗した権力に対する一票。「選挙に行かないのは馬鹿である」は響く。支持する政治家はいたことはないが、責任を取らず偉そうな不適任者を減らすためだけに選挙に行く私。沖縄の民意を尊重する政党、政治家を登場させる日を夢見て。どうせ変わらない、代わりがいないというのは腐敗をさらに悪化させている。代わる人が出てくる、出さないといけない。香港市民の真剣さ、真面目さがまぶしい。普段から芸術に縁のないような政治家が展覧会を中止したりする暴力、こう言う無謀を見逃さない、次の選挙に反映させるべきだ。高村氏の怒りが伝わる。
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ソングライン
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2019年1月から2020年2月までに起きた事象を国家的な視点から述べる評論集です。日本国を主導する政治家、官僚、大企業の傲慢な行いに時に憤りを感じても口を塞ぎ、ただ安寧に生きることに専念し、国家とは対外的に不利を被らないための集団にすぎないと考える私にとって、この評論集は衝撃的でした。一つの事象を書くための膨大な資料に眼を通す労苦、裏にある真意、悪意を見抜く洞察力、文筆家であるがために実名を出さなければならない勇気に脱帽です。読み終えて、一つ思う結論は、選挙だけは必ず行こうでした。
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テディ
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2019年から2020年初旬までの国内情勢を副題の通り忠実に時系列に評論する。その卓識には敬服するだけであった。テーマも広範囲で沖縄や北方領土という国際政治、外国人労働者問題、裁判員制度、国家財政、人口減と少子高齢化、政治家やマスコミの説明責任等に亘る。個々の出来事に対してのきめ細かい示唆に富む問題提起は付け焼き刃の知的怠惰な私には思いつく事すら出来ない。このデジタルの現代で過度に数値に依存している事こそ数値を何ら気にしない事の裏返しであるという主張にはハッとさせられた。奇しくもコロナ流行で本書は終わる。
テディ

2020年は、ほぼコロナ禍一色の一年でしたが髙村さんの時評を読むと2019年には様々な問題が起きていた事を認識させられます。思い出させられました。コロナ禍で内向きな姿勢になるだけではなく時事問題に対してもう少し関心を持ち自分の意見が述べられるように考察を加えて座標軸を持ちたく思いました。

01/21 16:32
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shun( 早瀬俊)
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コロナ直前の日本はすでに、嘘とごまかしを続けることの限界の位置にあったのではないか。つまり平時にはそれで逃げ切れてもコロナウイルス感染拡大以降の非常時では全く通用しない無能な連中がこの国を動かしていたということが分かってしまった。官房長官の会見であれほど堂々と嘘を付き、記者を突き放した人間が、今日の会見でも別人のようにおどおどするしかないのだ。問題は平時の特にそれを見抜き、現在のような非常時に備えることだったのではないか。国民である私達にも責任はある。そのためにもコロナ直前までの反省と総括する必要はある。
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レモングラス
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ネタバレ「サンデー毎日」に連載された「サンデー時評」を再構成したもの。「はじめに」に、令和のこの国で影をひそめてしまったものの一つは、より良く生きるという、人として当たり前の志だと。年金制度が持ちこたえても待っているのは1ヶ月数万〜十数万で賄うほかない暮らし。そのわりに生活不安を訴える市井の声は大きくならない。みんな何を楽観しているのか。コロナもまさに今、大変なことになっているが、「医療がなんとかしてくれる」という安直な期待。恐怖や警戒の傍らにある慢心。感染拡大を伝えるメディアのある種の高揚感など…書ききれない。
レモングラス

「サンデー毎日」で時折読んでいたのでそのままになっていたけれど、こうして一冊の本で読んでみてよかった。すすめてくれた読友さんに感謝。「サンデー毎日」の「サンデー時評」これからも読んでいきたい。

12/27 07:03
竹園和明

レモングラスさん、これはもう自分としては今年度No1確定なんですよね。これだから高村薫はやめられないの(笑)。間違いなく最高峰に君臨する作家さん。

12/27 07:27
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やなぎい
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コロナ前のほんの昨年から今年の初めまでのことを論じているのに、遠くに感じる。で、読んで思い出して振り返ってみても、何ら解決していないことばかりで呆然とする。現在のコロナ状況しかり、危機的であることを共通認識として持つために、国のリーダーの中身のある言動がほしい。
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ナカ
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うーん、能天気な私は圧倒される。高村薫さんのご意見を拝聴し、少しでも考えるヒトになりたいが・・・。
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けえこ
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現代日本と政治に対する危機意識溢れる時評集。 「災害多発社会で見えてきているのは、『端的に再建したくてもできない事態』の出現である。」 給付金ばらまいて、優遇される人はやたら優遇されて、そうでない人は搾取されるだけ、、、自分の自分で守れ言われても限界があります。
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いときち
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ネタバレ【備忘録】データの数値は、ある事柄を定量化すると同時に、定量化できない外側の存在を暗示している。それを射程に入れて俯瞰することを「判断」というのである。 /ほんとうのことを言えば、いかなる政治信条にも与しないというのは、臆病な物書きのきれいごとでしかない。現に、指一本動かさない物書きの不作為をよそに、~ 一度聞いてみたかった言葉。
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Robbie
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ひさびさによむ高村さんの時評。サンデー毎日連載のまとめ。あいかわらず硬派は文章でするどく社会をよみときかっこいいです。ところどころ自分とは考え方がちがうな~とは思うけれど、今後の社会や自分のいきていく世界についてもっと何かしなくては!と感じさせられます。ちょうどコロナの始まりまでの連載収録なので、このあとのコロナ禍についてどんなふうに語られるのか興味あります。
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竹園和明
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屈指の論客高村薫が、令和のこの時代に起きた諸々の出来事を考察。世界の中の日本、日本という国家と個人…という視点から今の我が国を俯瞰すると、責任を放棄した政治と目の前に起きた事案に都度浮かれ瞬く間に忘れ去る軽薄な我々国民の姿が浮かび上がって来る。それらを舌鋒鋭く捌く著者の慧眼はさすがの一言だ。政治は自分とは無関係のものとして政府の採決を甘受し続ける我々は、催涙ガスと対峙する香港のデモも近隣諸国との関係悪化も、中東もEUも全て他人事だ。多くの規範を流し去る日本。今年読んだ全ての書物が吹き飛んだ強烈な一冊だった
レモングラス

教えていただきありがとうございました。今、読んでいます。「サンデー毎日」で、だいたいは読んでいたつもりでいましたが、あらためて読んでみて、読み応えがあり、こうして一冊になり読む醍醐味を感じています。読了するには時間がかかりそうですが、お礼申し上げたくコメントしました。

11/02 14:47
竹園和明

レモングラスさん、小説とは違う世界ですが、高村薫の本領発揮ですね。これは自分にとっても特別な存在です。

11/02 20:00
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ghanmhu
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日本は、ダメになってるのかな、と改めて考えさせられた。
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ケンイチミズバ
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国や行政の不作為、メディアの人気取り、市井の無関心や不注意によって物事の核心が日々ズレがちな当世への鋭い指摘に頷きます。ゴーンの勾留期間108日、財力のない大阪のおっちゃんおばちゃん(森友学園)らは300日。人質司法への海外からの批判もゴーンの変装も問題は本当はソコじゃない。企業や国のあり方は有耶無耶で放置プレイ。そして忘れ去られる。ゴーンの場合は逃亡まで許すマヌケさ。世界がどんなふうに日本を見ているのだろうか。恥ずかしい。それより香港頑張れ。コロナがなければ独裁者を陛下に謁見させていたかもしれない。
ケンイチミズバ

失敗を認めなければ、核心に触れないままの有耶無耶な姿勢のままではあらゆる復興は永遠に終わらないのではないか?という指摘に同意です。広い意味で復興というのは福島だけのことでなく先の大戦での原爆の被害や沖縄だけに押し付けている基地の問題もそうです。形だけの復興の裏側には人の気持ちを踏みにじるような行いがありはしまいか。

08/12 11:48
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pokuta
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髙村さんのコメントは日々、ボーと生きている自分にとっては成る程!と目から鱗状態の事多数あり。確かにこれだけ高齢者が増加しているこの国では、今後、身の丈にあった社会という考えが必要なのかもしれない。生憎、サンデー毎日は読んでいないので。現在のコロナの問題を筆者がどう考えているか読んでみたいものである
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chuji
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久喜市立中央図書館の本。2020年3月初版。初出「サンデー毎日」2019年1月13日号~2020年3月1日号。新型コロナウイルス感染拡大直前の一年間に起こった事柄の評論集。こんなに沢山の重いテーマがあったのだなぁ。高村さんの単行本は殆んど読んでいるが、オイラは初期の「リビエラを撃て」や「我が手に拳銃を」等がお気に入り。
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bigdad
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⭐⭐⭐
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竹
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書評で面白そうだと思い借りる。この1年に起きた出来事を高村さんらしい、鋭い視点で斬っている。真面目に向き合い、時評しているので、重たく、堅いが、現代の政治、経済、社会の問題点、課題を浮かび上がらせてくれている。一方で解決策は見えず、イライラして終わり、という評論家の域を越えない。
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pugyu
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書評か何かにあったのだろう。高村薫さんの本読んだことなかったのに図書館へリクエストして読んだ。でもなぜ読みたかったのか忘れてしまった。一年前の出来事にこんなこともあったと著者と同じように憤ったり、違うかなと感じたり。全体的に今の政治への不信に満ちている。信頼できない政府のやることは、良いことであっても不信感が残る。
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ガブリエル
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自ら「いかなる政治信条にも与しない臆病な物書き」といいながら実に厳しく現政権を斬りつけ、返す刀で今の社会や私たち自身のあり方を容赦なく斬る。『今すぐに総選挙をしてほしい(p.207)』とおっしゃるけど、選挙したところで問題を解決してくれそうな政治家はいますか?批評するだけの人間は数多いるけれど、その人は世の中を変えてくれますか?そういうあなたは書くだけですか?今からでも遅くはないから、立ち上がってはどうですか?この本を読んで一人一人が意識を変えれば世の中が変わるみたいなことあるのかな・・・あってほしいけど
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どさんこ
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一つ一つに頷いてしまう。本人はさぞかしストレスが溜まっているだろう。その一方で自分のストレスは、各評論を読むだけでむしろ解消されているような気がする。それだけ自分で考えていないのかも知れない。
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マウンテンゴリラ
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日々時間の制約を受ける企業人の身では、社会に関する情報収集手段として、新聞やネットニュースにしても、さらりと目を通す程度になり勝ちで、まとまった情報源としては、夜のテレビニュースになるのが現実である。テレビニュースはある程度客観的であり、便利なソースであるが、どうしても受け身になり勝ちで、噛み砕いて考えるということが疎かになりやすいメディアであるとも言えるだろう。もちろん、時間の使い方、ニュースの見方・読み方も個人の資質や意識の問題であり、立場や環境のせいだけではないのは承知の上であるが。→(2)
マウンテンゴリラ

(3)それは、私のような国民の政治への無関心が作り出す思考停止が、選挙の際にだけ謙った態度を示し、当選後は平気で国民の意向を無視するような政治家をつくり、不誠実や不正直をますます増長させる、ということではないだろうか。今日もニュースで検察官の定年延長問題に関して、多数の反対意見が寄せられたにも拘らず、意に介さず強行するような政権の態度が示された。自らの都合が悪いことに対しては、公文書を破棄してまでも積極的に隠そうとし、環境問題や少子高齢化に対する対策等には消極的のように見える。→(4)

05/12 01:04
マウンテンゴリラ

(4)こんな政権が、安定政権として7年以上も続いていることの是非を、真剣に考えなければならないのだろう。

05/12 01:06
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0255文字
清水勇
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東日本大震災、原発事故対応の危機管理の酷さで民主党を見限り、平時のゴタゴタには目をつぶっても期待していた自民党政権だが、コロナ対応の体たらくに、日本人は危機管理出来ない民族と諦観したところこの本に出会う。現政権の何が問題なのかを、政治のあるべき姿から検証している。我々が如何に何も考えずに施策の良否を判断しているのかを痛感。著者の真骨頂は、「説明責任」(アカウンタビリティー): 人が自分の権利を行使した結果について正当性を主張し、失敗すれば責任を取ることがなされていないという説明は、自分自身含め説得力有り。
0255文字
ウメ
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遠い世界の問題だと、私はどれだけ見て見ぬふりをしてきたのか。無関心の自分を恥じると共に、無意識で情報の取捨選択を行ってきたことの恐ろしさを感じる。すぐに何が出来るわけではないが、まずは知るところから。
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Qfwfq
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★5
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ぐうぐう
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小説家である高村薫は、なぜ時評を書き続けるのか。確かに高村は、社会問題を物語に取り込み、現代人の生き方を問う小説を発表してはいる。依頼する側にその視点はあるはずだが、しかし当の高村は、小説家として時評を引き受けているのではないのではないか。ましてや、小説の題材にでもなればという、邪な動機は皆無だろう。高村は、小説家という衣を脱ぎ捨て、市井の人の眼差しで社会を見ることを心がけている。例えば、池袋暴走事故と農水省元事務次官による息子殺害を取り上げた回で(つづく)
ぐうぐう

「どれだけ詳細な注意事項があっても、多くの人がとりあえず個人の欲望や仕事を優先し、飛行機や列車やバスに乗って移動し、かくしてウイルスは世界へまき散らされる。これが人間という生きものの本態だが、ウイルスのように目に見えないものについては、恐怖や警戒の傍らに、ある種の慢心が同居しているのである」と説く。(つづく)

04/21 23:35
ぐうぐう

東京をはじめ7都府県に緊急事態宣言が発令される1ヶ月以上前であり(発売は3月1日の1週間前であって、執筆はさらに前のことになる)、全国に緊急事態宣言が発令された現在、その慢心にどこまで自覚的になれたであろうかと、市井の一人として考えずにはおれない。

04/21 23:36
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0255文字
GO。
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サンデー毎日で連載された時評集。ゴーン逮捕から始まり武漢のコロナウイルス爆発で終わる。本の中では、まだ五輪も延期になってないし志村けんも死んでない。この絶望感。だから何度も言ったじゃん。もう世界に冠たる日本なんてありえねえって。血と涙と屈辱にまみれて社会をダウンサイジングしないとダメだって。……俺は生きるからよ。安倍ちゃんから貰った布マスクを使ってでも、この絶望を生き抜くからよ。そしてこのコロナ禍を乗り越えた暁には、ことごとく安倍ちゃんの敵に一票を投じるからよ。指一本で誰かをこき下ろすヒマはねえ。生きろ。
0255文字
kuma
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サンデー毎日連載。何か違うおかしいと思う事を的確な言葉でわかりやすく表現
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